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やり過ぎは逆効果!?歯石除去を行う適切な頻度について。

2016年01月20日 13時02分
歯石除去の適切な頻度頻度について、注意すべき点や、噂の真相をまとめました!歯石除去は、数ヶ月に一度の頻度が適切で、やり過ぎはかえって歯を痛める!?詳しく解説いたします。

やり過ぎは逆効果!?歯石除去を行う適切な頻度について。

歯医者さんで歯石除去を受ける頻度はどのくらいがいいのでしょうか

歯石のつき方は、ひとりひとり違います。それは、

  • 歯みがきなどによるプラークコントロールの出来具合
  • 歯並び
  • 唾液の質

などが人によって異なっているからです。

また、歯周病の有無や進行程度によっても、歯石除去の頻度は変わってきます。そのため、歯科医師や歯科衛生士などのプロフェッショナルがひとりひとりに合わせて、歯石除去を含む定期健診の間隔を決めてくれるのです。

一般には、3カ月から半年に一回の歯石除去を勧められることが多いです。

また、定期的にきちんと歯石除去を受け、家でのプラークコントロールも実践し、口腔内の状態がよくなったり歯石がつきにくくなったと判断された場合は、当初の頻度よりも間隔が長く設定される(例えば、はじめは3カ月に一回だったのがあるときから半年に一回になる)ようになることもあります。

歯石除去を受ける頻度が短いと保険が効かなくなる?

歯石を除去に保険を使う場合は、歯周病治療の一環として歯石除去を行う必要があります。そのため、歯石を除去するだけでなく、まず歯周組織の検査をし、多少なりとも歯周病にかかっていることが確認されたうえで歯石を除去する場合に限り保険が適用されるのです。

とはいえ、歯石がついていればたいていの場合歯周病は存在しますから、

保険がきかないということはほとんどありません。

あまりにも間隔が短い場合

歯石をとるなどの歯周病治療が一通り完了した場合、その後あらためて再度歯石をとるとなると、保険のルール上は、一定条件下で行えるアフターケアとして行う形か、または歯周病が再発したため再度治療を行なうという形になります。どちらもそれなりの間隔をあけて行なうことになっているため、保険を使っての歯石除去を希望する場合は、これらにのっとった間隔で行うことになります。間隔が短すぎると保険を使用できません。

たとえば、1カ月に一度の歯石除去を希望する場合、保険適用外(自費での支払い)となるか、あるいは前回の歯石除去が不完全だったということで保険点数なしとなります。とはいえそんな短い間隔で歯石除去する必要性が実際にあるかといえば、ほとんどの場合ありません。

歯石がすぐに溜まってしまう気がして、歯周病が怖い!数ヶ月に一度の除去で本当に大丈夫?

歯石というのは、もともとプラークが唾液の中のミネラルを吸収して石灰化(固くなった)したものです。つまり、プラークが残っているから、歯石がつくわけです。

みがき残しのプラークも、すぐに歯石に変わってしまうわけではありません。一般に、プラークが石灰化し始めるのにかかる時間は24時間といわれています。逆に言えば、

プラークがついても、24時間以内に除去することができれば、歯石はつきません。

もちろん完璧にプラークを全く残さないということは難しいかもしれませんが、このことを徹底することで「歯石がすぐにたまってしまう」という不安はかなり防げるでしょう。歯ブラシだけでの清掃では、どんなに上手に歯ブラシを使える人であっても、プラーク全体の8割しか落とすことができないといわれています。残りの2割を落とすために、

  • デンタルフロス
  • 歯間ブラシ
  • ワンタフトブラシ

などの補助用具を使用しましょう。歯石除去や検診の機会を利用して、これらの補助用具の正しい使い方を指導してもらい、毎日練習を兼ねて使用してください。初めは慣れないため時間がかかるかもしれませんが、毎日使用していればやがて苦も無く使用できるようになります。

歯周病について

また、歯周病が心配だということですので、歯周病を防ぐような殺菌効果のある歯磨剤を使用するのもよいかもしれません。中でも、クロルヘキシジンという殺菌成分を含んだ液体歯磨き剤やマウスウォッシュを使って歯周病菌を殺菌するのがおすすめ。寝る前の歯みがき時に使用すれば、口腔内細菌の活動が活発になりやすい睡眠中のリスクを減らすのに役立ちます。

ひとりひとりの口の中の状況はそれぞれ違います。歯石除去の頻度が現状で不安であれば、その旨を担当の歯科医師や歯科衛生士に話してみるとよいでしょう。今の頻度に設定されている理由を説明して安心させてくれるかもしれません。

 

関連記事:歯周病を薬で治せるって本当!?「歯周内科」が話題沸騰中!

むやみに除去の頻度を増やすのは、かえって歯に良くない!

保険外治療を専門に行っている一部の医院では、年間パスポートのようなシステムを導入し、患者さんの望む頻度で歯石除去その他のケアを行っているようです。人によっては毎週、隔週などで通う人もいるようですが、このような場合も毎回必ず歯石をとっているとは限りません。一般的に考えて、よほど特別に歯石のつきやすい人でもない限り、そこまで頻繁に歯石除去をすることにメリットはなく、むしろ歯の表面にかかる負担などのデメリットが大きくなってしまうからです。歯石除去というよりも、プロフェッショナルクリーニングを受けていると考えたほうが妥当でしょう。ですから、歯周病への不安からむやみに頻繁な歯石除去を行うことに益はありません。

 

関連記事:プロによる歯のクリーニング「PMTC」って何?手順や相場、全貌まとめ。

歯石除去の適切な頻度について まとめ

最後に、歯石除去の適切な頻度について重要な点をおさらいしておきましょう。

  • 歯石のつき方は人によって違う。
  • 歯石除去の適切な頻度は、3ヶ月〜6か月に一度!
  • やりすぎると、歯に負担をかけてしまう。
  • どうしても気になってしまう方は、クリーニングを行おう。

 

「歯石除去 頻度」関連記事:

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