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保険診療は安かろう悪かろう?

2019年10月12日 15時27分
保険診療には費用の安さという大きなメリットがありますが、 ただメリットと言えるのはそれだけであり、治療としての効果は最低限のものでしかありません。

保険診療は安かろう悪かろう?

医療費は積み重ねると高く、そのため健康保険が適用されるのはありがたいことですよね。
しかし、予防治療においては必ずしもそうとは言い切れず、むしろ自由診療が良いとも言えます。
さて、予防治療の場合は保険診療で治療すれば費用が安くなるのがメリットです。

しかし、言い換えればメリットはそれだけしかなく、
本当に予防効果を高める治療を求めるなら自由診療を選択すべきでしょう。
これは歯科治療の全てに言えつつあることで、敢えて自由診療を望む人が増加傾向になるのです。

1. 安いからと言って保険診療は危険

詰め物や被せ物の素材と言えば、銀歯を想像する人が多いと思います。
確かに銀歯は詰め物や被せ物の素材として一般的ですが、現在その主流はセラミックに変わりつつあり、
これもまた保険診療ではなく、敢えて自由診療を選ぶケースの一つでしょう。

この場合ですが、セラミックは審美性が高いだけでなく機能性にも長けており、
健康面に関して言えば二次虫歯を予防しやすくなるのです。
一方で銀歯は二次虫歯になりやすく、自由診療のセラミックだからこそ健康面でのプラス効果が得られます。

2. 何が危険?保険診療は良くない

保険診療とは健康保険が適用される治療ですが、健康保険適用の基準をあなたはご存知でしょうか?
「身体の健康を目的として最低限の治療」…これが健康保険適用の基準であり、
問題はこの基準の中の「最低限」という部分にあります。

保険診療となる治療は必要最低限のものであり、つまり付加価値の一切ない治療になるのです。
予防治療においては「最低限これはすべき」の範囲であり、
「これをするともっと予防しやすくなる」は保険診療の範囲外…そのためスケーリング程度のみになります。

3. 自由診療を選ぶべき?

保険診療か自由診療のどちらを選ぶか?…それはあなた次第であり、
確かに自由診療には費用の高さという欠点があるのは間違いないでしょう。
しかし、単に費用で比較するのではなく、治療内容とその効果も含めた比較をすると少々見方が変わります。

例えば、自由診療で1万円の予防治療を受けた場合、費用だけで考えれば高額に思えるかもしれません。
しかし、その予防効果が高いものであれば歯を守りやすくなり、将来歯を失うリスクが激減します。
歯を失ってインプラントすることを考えれば、自由診療の予防治療の費用は決して高くありません。

4. なぜ自由診療?自由診療の方が安全?

予防治療の場合、自由診療ならPMTCやフッ素塗布など、効果の高い治療を受けられます。
一方、保険診療になるとスケーリングが基本であり、歯石を除去することができます。
ここで問題なのは、何のために予防治療を受けるのかという点ですね。

予防治療とは文字どおり虫歯や歯周病を予防するための治療であり、
それならこれらの病気をしっかりと予防できなければ治療の意味がありません。
そう考えると、保険診療よりも自由診療の方が予防治療を受ける目的にかなっているのです。

5. 保険診療と自由診療どちらを選べば良いのか

誤解のないように言っておくと、保険診療がダメと言っているわけではなく、
例えば虫歯や歯周病の治療は保険診療になりますが、その治療に対して不安を感じる必要はありません。
しかし、予防治療においては自由診療の治療を選択することをおすすめします。

いくら費用が安くても、予防治療を受けて虫歯になってしまってはその治療を受けた意味がなく、
例え安い費用だとしてもそれはムダな出費でしかありませんからね。
費用が高くても目的どおり虫歯や歯周病を予防できた方が、明らかに治療に満足できるのではないでしょうか。

6. 虫歯や歯周病を予防することの難しさ

虫歯や歯周病を予防するための基本は毎日の歯磨きです。
しかし、歯磨きで除去できるプラークはブラッシングのみの場合でおよそ6割、
デンタルフロスや歯間ブラシを使ったとしても、せいぜい8割ほどの除去率になります。

つまり全てのプラークは除去できず、いくら丁寧に歯磨きしても必ず磨き残しが発生するのです。
このため自身で虫歯や歯周病を完全に予防するのは難しく、その意味でも予防治療は大切であり、
確実に虫歯や歯周病を予防するなら、自由診療でより効果の高い予防治療を受けるべきでしょう。

7. 虫歯や歯周病になってからでは遅い

「虫歯や歯周病になってもすぐに治療すれば問題ない」…そう考えるのは大きな間違いです。
例えば虫歯になって歯を削れば、削った歯は象牙質が剥き出しになって脆くなり、
その歯に虫歯が再発する可能性も低くありません。

そうなると再び虫歯の治療が必要となり、治療のたびに歯を削ればやがて歯は失われてしまうでしょう。
歯を失えばそれを取り戻すことはできず、インプラントでさえ100%天然の歯と同じ感覚は得られません。
このため、虫歯や歯周病になってからでは遅く、そうならないための予防治療を充実させるべきなのです。

保険診療には費用の安さという大きなメリットがありますが、
ただメリットと言えるのはそれだけであり、治療としての効果は最低限のものでしかありません。
例えば脚をケガした時、ケガだけを治す最低限の治療とケガの治癒に加えて今後のケガまで予防できる治療、
どちらに魅力を感じるのかは言うまでもないでしょう。
そして、自由診療の予防治療はこの例で言えば後者の治療に該当するのです。

 

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