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虫歯で神経を抜くのは危険なの?

2019年08月17日 18時12分
神経を抜くことにはどれほどのデメリットがあるのかを、みなさんご存知でしょうか。

虫歯で神経を抜くのは危険なの?

医療の世界ではその技術が常に進歩しており、
これまで正しいとされてきた処置が実は間違いと発覚するケースも稀ではありません。
これは歯科治療においても例外ではなく、一つ挙げると虫歯治療の方法です。

虫歯治療では虫歯の進行度から治療方法を考えますが、
ある程度進行した虫歯に対して「神経を抜くべき」と判断する歯科医がいます。
しかし、神経を抜くことにはどれほどのデメリットがあるのかを、みなさんご存知でしょうか。

1. 虫歯になったら神経を抜かなければならない?

確かに、状況次第では神経を抜かなければならないこともありますし、
それ以前に虫歯の進行によって神経が死んでしまえば、その残骸を除去しなければなりません。
ただ歯科医として正しいのは、可能な限り神経を残し、神経を抜くことを選択肢の基本に入れないことです。

虫歯は進行度によって状態が全く異なるため、単に虫歯の一言に対してこの場で無責任な回答はできません。
ですから、「虫歯になったら神経を抜くべきか?」の問いに対してイエスともノーとも断言できません。
断言できるのは、「虫歯治療においてはできるだけ神経を残す方向で考える」ということです。

2. 神経を抜けば痛みが解消されるため、むしろ抜くべきでは?

虫歯になった時の最大の苦痛は歯の痛みでしょう。
象牙質まで虫歯が進行すれば知覚過敏が起こり、さらに進行すればその痛みは激痛になります。
神経を抜けばこうした痛みが解消されるため、神経を抜くことを自ら望む患者さんも少なくありません。

確かに、「神経の役割=痛みを伝達する」のみであれば、その選択肢は正しいかもしれないですね。
しかし、神経の役割はそれだけではないのです。痛みが解消されることは神経を抜くメリットでしょうが、
同時に起こるデメリットを考えれば、積極的に神経を抜くのは正しくないことだとすぐ分かります。

3. 神経を抜くメリットは?

「神経を抜けば痛みが解消される」、以上です。
と言うのも、神経を抜くことによるメリットはそれくらいしかなく、他にはデメリットしかありません。
確かに、虫歯治療に長けた腕の良い歯科医でも、治療において神経を抜くことはあるでしょう。

しかしそれは痛みの解消が目的ではなく、
どうしても神経を抜かなければならない…つまり、やむを得ないと判断して抜いています。
そのようなケース以外、神経を抜けば例え痛みが解消されたとしても、代償となるものが大きすぎるのです。

4. 神経を抜くデメリットは?

神経を抜くことは、神経・血管・細胞が集まる歯髄を掻き出す作業であり、
それは歯の健康状態を守る自然治癒力を失うことになります。
自然治癒力を失った歯は死んだ状態に等しく、虫歯の進行を抑制することは一切できなくなってしまいます。

さらに歯髄は歯に水分を供給していますから、それが失われることで歯に水分を届けられなくなり、
弾力性を失った歯は欠けやすく、それどころか割れやすくもなるでしょう。
こうなってしまうと、もはやその歯は健康な状態とは程遠く、抜歯の必要性が高まってきてしまうのです。

そして、抜歯すれば歯を支える歯槽骨の崩壊が起こり、その周囲の歯も不安定になってグラつきます。
つまり、神経を抜けば一本の歯をダメにしてしまい、
一本の歯がダメになることでその周囲の複数の歯までダメにしてしまうのです。

5. 「神経を抜く」、「神経を抜かない」で歯科医の方針が分かれるのはなぜ?

神経を抜く歯科医と、神経を抜かない歯科医で分かれる理由は、主に3つのことが考えられます。
### 利益の追求

現在の医療保険制度では、虫歯を削れば歯科医の収入になるシステムになっており、
要するに大きな治療をするほど利益があがるのです。
このため、患者さんよりも利益を優先する間違った感覚の歯科医もいます。

その場の問題解消しか考えない

神経を抜けば、目の前にいる患者さんの歯の痛みは解消されます。
このように、その場の問題解消しか考えない歯科医は簡単に神経を抜いてしまうでしょう。
要するに、その場の治療だけを大切にして、患者さんのその後のことを全く考えない歯科医です。

歯科医のレベルが低い

おそらくみなさんは「虫歯の治療=歯を削る」、「進行した虫歯の治療=神経を抜く」のイメージがあるでしょう。
それは間違いですが、患者さんは歯科医ではないため、虫歯治療の知識がないことに何の問題もありません。
しかし、歯科医にその知識がないのは問題で、歯科医のレベル不足によって間違った判断をしてしまうのです。

6. 虫歯の時は結局どうするのが正解なの?

まず、「虫歯の治療=歯を削る」、「進行した虫歯の治療=神経を抜く」のイメージを捨てましょう。
「できるだけ歯を削らない、できるだけ神経を抜かない」、
可能な限り歯や神経を傷つけることなく治療するのが正しい虫歯の治療方法です。

そして、患者さんはこうした考えを持つ、腕の良い歯科医に治療を受けなければなりません。
また、腕の良さも大切ですが、同様に大切なのが患者さんことを真剣に考える歯科医であることです。
口コミや歯科医院のWEBサイトなどを参考に、本当の医療を受けられる歯科医院を探しましょう。

まとめ

虫歯の治療では神経を抜くべきではなく、抜くことには様々なデメリットがあります。
「痛みの解消」という目の前の問題の解消だけを考え、その結果神経を抜く判断をする歯科医もいますが、
神経を抜いた歯はもう歯として生きられず、抜歯を待つだけの死んだ歯になってしまいます。

そして、死んだ歯が抜歯されることで他の生きている歯も死んでしまい、
虫歯治療の誤った判断が歯を失う事態を引き起こしてしまうのです。
何でもかんでも歯を削る、神経を抜く…こうした治療方針を持つ歯科医院はおすすめできません。

 

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