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銀歯は永遠に使えるというのは大いなる勘違い。

2018年10月25日 17時44分
日本で健康保険制度ができたのは、1961年で、歯科治療も保険制度で定められた内容に基づいた治療を主として行っています。その中で、保険制度の特徴的な治療として最もよく知られているのが『銀歯』でしょう。今回は銀歯の寿命について解説します。

銀歯は永遠に使えるというのは大いなる勘違い。

日本で健康保険制度ができたのは、1961年(昭和36年)です。
それ以前は一部の人だけが加入する組合方式などが主でしたが、この年にはじめて国民全員が加入する公的医療保険の制度が整いました。

現在は、歯科治療も保険制度で定められた内容に基づいた治療を主として行っています。
その中で、保険制度の特徴的な治療として最もよく知られているのが『銀歯』でしょう。
このような銀歯などの被せ物を使った治療を歯科では補綴治療といいます。

補綴治療はすべての歯に適用されますが、中でも奥歯の欠損(削った部分)が大きい場合に使用するクラウン(FMC)やインレー(MC)などは、
保険の場合金属を使って作るいわゆる銀歯と定められています。

最近では、小臼歯のクラウンや条件が揃った一部の大臼歯に限りキャドキャム(CAD-CAM)と呼ばれる白い被せ物が保険適用となりました。

銀歯の危険性について

保険で使われる銀歯は、『12%金銀パラジウム合金』という複数の金属を混ぜたものを使用しています。
金・銀・パラジウム・銅を主な材料としており、保険で使用を定められて以降長年にわたって銀歯に使用されてきました。
また、最近は見かけなくなりましたが、小さな欠損に対して水銀を使った合金を歯に詰めるアマルガム充填という治療も行われていました。

ところが、近年の健康意識の高まりとともに、銀歯の安全性も疑問視されるようになりました。
特にこのアマルガム充填は、水銀を含んでいることからほとんど行われなくなったものの、現在でも充填されたままの人もたくさんいます。
 

なぜ、銀歯は危険??

欧米などの先進国では、金銀パラジウム合金は使われていません。
その理由は、使用されているパラジウムが金属アレルギーの原因になりやすく、工業用として主に使われている金属だからです。

そもそも健康保険制度が始まるとき、専門家は口の中に使用する金属は金合金(金主体の金属)を提唱していました。
しかし戦後の復興がまだ追い付いていなかった日本では、高価な金合金の公費負担を背負うほどの経済力がなかったため、
とりあえず金銀パラジウム合金で代用したとされています。
ただこの時、いずれは金合金を保険適用金属にする予定だったといわれていますが、現在も変わらず当時のまま使われているというのが本当のところです。

金属アレルギーは、口腔内に装着した金銀パラジウム合金やアマルガムに使う水銀合金から金属イオンが溶け出して徐々に体内に蓄積され、
突然さまざまなアレルギー症状が起こります。

食物やダニ、ホコリ、花粉症などの一般的なアレルギーと違って、口の中の金属が原因の場合発症までに時間がかかり、
その原因が銀歯にあるとはなかなか気づかないことから診断がつきにくいのが特徴です。

銀歯の寿命について

保険を使った銀歯を入れた場合、何年か経過すると再治療が必要になる傾向がみられます。そこで銀歯の寿命はどれくらいなのか、具体的に説明しましょう。

銀歯の寿命はどのくらい??

保険適用の銀歯の寿命は、35年とも57年ともいわれます。
ただ、この数字は曖昧で先生によって見解も違うため、実際には銀歯の寿命には定まった定義はないといえそうです。
なぜなら、それぞれの人の口の中の環境によって銀歯が受ける影響が異なるからです。

銀歯の寿命に影響することとして以下のようなものが挙げられます。

・歯ブラシなどによる清掃状態

・唾液の質や性状(唾液の酸性度や緩衝能=中性に戻す力など)

・食べ物の嗜好や食べ方(甘いものや酸っぱいものが好き、間食をよくするなど)

・歯ぎしりや食いしばり

・銀歯の精度

虫歯になりやすい人や金属が変質しやすい食生活、金属疲労が起こりやすい癖などの環境では、銀歯の寿命は当然短くなります。
また、精度が悪く適合がよくない銀歯が入っていると境目から劣化したり虫歯になりやすくなります。

ちなみに私は20年以上前に入れたブリッジやクラウンが今も問題なく使えています。
ですから、口の中の環境による個人差が大きいことは間違いありません。

なぜ、銀歯だと再発しやすい?

銀歯は、歯を削り人工の銀歯と歯を歯科用セメントなどで接着します。
実はこの銀歯と歯の境目部分が最も虫歯になりやすいといわれています。

銀歯は人の手で制作し調整しますので、ミクロ単位の精密なものを装着するのは困難です。
そしてごくわずかな段差があると汚れが付着しやすくなり、ミクロレベルの細菌が繁殖するには格好の場所になります。

また、劣化した銀歯も少しずつ隙間ができて細菌が中に侵入しやすくなります。
銀歯の内側は、象牙質という歯の内面が剥き出しになった状態です。
象牙質は柔らかい組織なので細菌に侵されやすく、いったん中に細菌が侵入すると銀歯の中で虫歯が進行することになりかねません。

このような状態を二次う蝕といいます。二次う蝕になると銀歯を外して感染した部分を取り除き、新しい銀歯を作り直す治療が必要です。
その際、さらに広く深く歯を削らなければいけないため、どんどん歯の質が失われてしまうことになります。
この連鎖により、神経を取る治療や被せ物が大きくなるなど歯に深刻なダメージを与えることになり、治療が大掛かりになることもあります。

再発をさせないためには?

二次う蝕を起こさないための対策のひとつに、補綴の材料を厳選するという選択肢があります。
現在歯科では、金銀パラジウム合金意外にもレジンやセラミック、ジルコニアなどの素材が使われています。
それぞれに長所短所がありますが、アレルギーのないセラミックやジルコニアは体への影響が少ない上に白く目立たないのでおすすめです。
保険が適用されないため高額になるというデメリットがありますが、そのぶん精度も高いため寿命が長くなり、二次う蝕のリスクなど長期的に考えるとコストパフォーマンスに優れているといえるかもしれません。

ただ、どんなものでも寿命を長く保つには口の中の環境維持が大前提です。
ですから、半年に1回程度の定期検診で銀歯などのチェックを受けることをおすすめします。
そうすれば万が一治療が必要となったとしても、最小限のダメージで終わることができます。

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