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口が臭いってなぜだか知っていますか?

2019年05月14日 19時24分
口の臭いは対人関係で問題となります。口臭が原因で会話がスムーズにいかないことや、敬遠されることもあるようです。

口が臭いってなぜだか知っていますか?

最近口臭グッズが随分と増えてドラッグストアに口臭関連コーナーができています。海外ではハグの習慣があり他人と顔を近づける機会が多く口臭ケアが進んでいると言われています。しかし日本はハグの習慣がないうえに、他人の吐息を感じられるほど近づく習慣はありませんでした。また、歯石除去やクリーニング、予防処置のような口腔ケアの周知が遅く、世界の先進国で見ても虫歯や歯周病の罹患率が非常に高いのが現状です。
そこで、口臭について少し踏み込んで考えてみました。

1.口が臭い患者さん

歯科衛生士の仕事をしていると「口が臭い」患者さんに遭遇します。もちろん「口が臭いですね」とは言いませんが、時には眉をひそめるほどの口臭がある患者さんもいます。ただ「気づいている人」と「気づいていない人」がいます。臭いを感じる嗅細胞の嗅覚受容体は、臭いを感知する優れた働きを持っていますが、同じ臭いをしばらく嗅ぎ続けると順応してしまい感じなくなることもわかっています。他人の臭いは気になるが自分の臭いはわからないのはそのためです。

1-1.【実例1】奥様から「臭いから近づかないで」と言われて悩む男性

・60代男性 定年退職した元会社員
定年退職して家にいることが多くなった男性。奥様から「口が臭い」とあまりにひんぱんに言われるので受診されました。本人に自覚はなく、毎食後20分以上歯ブラシをしているが奥様の小言は改善されず「もしかしたら嫌がらせを受けているのではないだろうか」と疑心暗鬼になるほど悩んでいらっしゃいました。

1-2.【実例2】子供に臭いと言われ消極的になってしまった女性

・30代女性 家業の手伝い
小学生と幼稚園児のお母さん。ご主人の会社を手伝いながら子育て中ですが、数年前から「ママ口が臭い」と言われるため、社交的な性格だったのにほとんど人と話さなくなったそうです。最近はPTAに行っても黙っていることが多くなったそう。頻繁に口内炎もできるので悪い病気ではないかと来院されました。

2.口が臭くなる原因とは


口が臭くなる原因にはさまざまなものがあり、複数の要因が関係していることも少なくありません。そこで、口が臭くなる原因について詳しく解説していきましょう。

2-1.なぜ、口が臭くなる?

口は体の入口です。消化器官の入口であり『口~食道~胃~腸~肛門』と繋がります。呼吸器の入口でもあり『口~気管~肺』と繋がります。そして口は体の中と外がつながっています。さらに、歯や舌など多くの組織があり、細菌の温床となりやすい場所です。
また、口は体内で発生した『ガス』を外に吐き出す役割があります。実は、口臭の原因は体内で発生したガスが原因といわれます。このガスは成分によって臭いが異なりますので、口臭の原因によって特有の臭いが発生します。

2-2.口が臭くなる原因(口に原因がある)

口が原因で臭いがする原因として挙げられるものには次のようなものがあります。
・虫歯
・歯肉炎や歯周病による炎症や出血
・親知らずが腫れている、生えかけていてうまく磨けない
・歯ブラシが下手で歯垢や歯石、食べ物のかすが残っている
・被せ物が合っていない
・義歯が汚れている
・歯ぎしりや食いしばり・口呼吸による乾燥
・口の中のガン

2-3.口が臭くなる原因(口以外に原因がある)

口以外に原因がある場合には、次のようなものがあります。

・胃や腸など消化器系の疾患
・気管や肺など呼吸器系の疾患
・糖尿病
・腎臓病
・肝臓の疾患
・便秘
・蓄膿症
・ストレス
・臭いの強い食べ物(ニンニク・ネギ・ニラなど)を食べた後

ただし、異常ではない口臭もありますので知っておくといいでしょう。
・生理的口臭…空腹の時や朝目覚めた時、緊張している時。生理の時や妊娠したことによるホルモンバランスの変化、思春期性や加齢による口臭などもあります。
・口臭があるという思い込み…本当は臭くないのに「臭い!」と思い込むことによる不安によって口臭に過敏になります。

3.口が臭い場合歯医者さんで何ができる?

口が臭いという悩みを持つ患者さんは、たいてい歯科医院に相談します。歯科医院では、口臭の原因を口の中から探し出し、それに対する治療やメンテナンスを行います。また歯科以外の病気が疑われる場合には、専門の診療科を受診するためのアドバイスをしたり紹介状を出すこともあります。ここでは、歯科でどのような治療ができるのかについて具体的に説明します。

3-1.どんな治療がある?

口の中に原因がある場合には、次のような治療を行います。
・虫歯のチェックと治療
・歯周病のチェックと歯石除去や歯磨き指導など
・親知らずの有無とチェック、必要に応じた治療
・被せ物などの不適合チェックとやり替え
口の中には、臭いの発生源となるものがたくさんありますので、プロの目でしっかりチェックを行うことが必要です。

3-2.どんなことをやる?

レントゲン撮影や歯周ポケットの検査、歯石除去やクリーニングなどを行います。必要に応じて、削って詰めたり被せ物を外して作り直します。親知らずに炎症がある場合は、抗生剤処方や消毒などを行います。また、適切な歯磨き指導や口臭の予防法についてアドバイスします。
近年では、歯ぎしりや食いしばりで唾液の分泌が減少し口臭が起こる人が増えています。そういった人は、日中噛みしめないことや、寝る時にナイトガードと呼ばれるマウスピースの使用を勧めます。

3-3.治療費はどのくらいかかるのか

一般的な保険診療に基づいて行う場合には、点数が決められています。
・虫歯や歯周病のチェックのみ:2,000円程度(初診の場合)
・歯石除去やクリーニング:1,000円程度(片顎)
・虫歯の治療(1歯あたり):CR(詰める処置)/1,000円程度~ 被せ物/3,000円程度~
・歯周病の治療:SRP/2,000円程度(1/4顎あたり)
・歯ぎしりに対するマウスピース:5,000円程度

4.自分自身の口臭の調べ方

口臭が気になる人は、たいてい自分で臭いを確認しようとします。
そこで、自分で口臭を調べる方法を紹介します。

4-1.おすすめのチェック方法

口臭のセルフチェックには、次のような方法があります。
・コップに唾液を入れて蓋をした状態でぬるま湯で温めて嗅いでみる
・手やマスクを舐めて少し乾燥させ臭いを嗅いでみる
・フロスについた臭いを嗅いでみる

4-2.どんなニオイだと危険?

実は、原因ごとに臭いの種類が異なることがわかっていて、中には病気が原因で起こる特徴的な匂いもあります。
・腐敗臭…歯周病特有の臭い。歯周病の菌が原因。
・ドブのような臭い…細菌性の臭い。舌のひだや粘膜、銀歯の隙間に残った汚れが原因だが、蓄膿症でも同様の臭いがする。
・血液臭…鉄性の生臭い臭い。歯周病や歯肉炎などの出血が原因。
・アンモニア臭…肝臓や腎臓など内臓疾患の可能性。
・便臭…消化器系の疾患な酷い便秘の場合。
最近では、口臭外来や専門クリニックなどもできました。専用の測定機器やチェック法などがありますので相談してみるといいでしょう。

4-3.ニオイを放置するとどうなる?

口の臭いは対人関係で問題となります。口臭が原因で会話がスムーズにいかないことや、敬遠されることもあるようです。また、子どもの間で「口が臭い」といじめを受けるケースもありますので、問題は深刻ですね。
中には「臭いかもしれない」と思い込むことによって、疑心暗鬼になったり人付き合いを制限する人もいます。
心配ならば、専門クリニックを受診することをおすすめします。

 

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