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テトラサイクリンによる歯の黄ばみにはホワイトニングが効かない!?

2015年09月01日 10時15分
テトラサイクリンという言葉に聞き覚えのない人は多いでしょうが、これは歯の黄ばみに大きく関わっており、多くの人がその対象になります。今回はそんなテトラサイクリンの説明と、ホワイトニングについての疑問を解決していきます!

テトラサイクリンによる歯の黄ばみにはホワイトニングが効かない!?

テトラサイクリンとホワイトニングについて

「テトラサイクリン」なんて言葉、聞きなれていない方も多いでしょうが、歯の黄ばみに大きく関わっており、ホワイトニングとは切っても切り離せない関係にあるのです!

そもそもテトラサイクリンとは?

テトラサイクリン系抗生物質のことを表しています。テトラサイクリン系の抗生物質には多くの種類があり、オキシテトラサイクリンやクロールテトラサイクリンなど、全て挙げると20種類以上もあります。

この物質は歯の象牙質や骨に沈着する特徴があり、

特に子供が服用してしまうと、歯を着色させてしまいます

この抗生物質が含まれている物の例を挙げると、代表的なものは風邪薬です。粉やカプセルではなく、子供用のシロップにした風邪薬に含まれており、その服用を習慣づけてしまった子供達が、幼い時期に歯を黄色くさせてしまいました。

この問題があって、今では使用が控えられている物質ですが、現在が2015年であることを考えると、年代的に

現状20代後半から40代くらいの成人は、幼い時期に服用していた可能性が高く、

その影響で歯が黄色くなってしまっている人が多数確認できます。

テトラサイクリンはどんなホワイトニングをすればいい?効果は?

症状が軽い場合

症状が軽く、薄い黄色をしているくらいであれば、通常のホワイトニングと同様の方法で効果を得られます。完全に白くならない部分もありますが、ホワイトニングを続けて行うことでそれも目立ちにくくなります。

症状が重い場合

基本的にホワイトニングで黄ばみをなおす場合、白くするというよりは色を薄くするため、濃く着色してしまっている場合は、従来のホワイトニングでは不充分です

この場合、オフィスホワイトニングに加え、ホームホワイトニングも行い、それを長期間継続することで歯を白くすることができます。ただし、歯の根元部分に白さを取り戻すのは難しく、根元部分にはマニキュアを使用する例もあります。

テトラサイクリンによる着色は再発しやすい

いずれにしても従来のホワイトニングほどの高い効果を得るのは難しく、テトラサイクリンで黄色くなった歯をホワイトニングした場合、白くするのが難しい上に、白くなってもまた元に戻りやすいという、やっかいな性質があります。

ただし、利点としてはホワイトニングの効果が高く感じられるという点もあります。あくまで錯覚的なものですが、元々の着色が濃い場合、若干でも白くなれば見栄えとして目立ちます。このため、完全な白さは取り戻せないものの、その効果は明らかに実感できます。

ホワイトニング以外でテトラサイクリンの歯を白くする方法はある?

ホワイトニング治療が従来のような効果を得られないとすると、別の方法を考えてみるのも一つの方法です。つまり、ホワイトニング以外で歯を白くする方法です。

ホワイトニングの方法の部分でも少し触れましたが、

効果的なのはマニキュアです。

メイクのマニキュアと同じ使い方で、マニキュアを塗って歯を白く見せるのです。治療とは異なり、あくまで“白く見せる”だけの効果なので、当然永久に効果を得られるわけではありません。しかし、種類によっては数ヶ月、さらには数年効果を継続できるマニキュアも存在します。

日常生活で歯を白くしたいのであれば、こうした効果が長く続くマニキュアをおススメします。逆に、結婚式の時など、その時だけ白ければ問題ないのであれば、数日程度の効果もマニキュアも存在します。こうしたマニキュアは治療とは方向性が異なるため、魅力を感じない人も多いかもしれません。しかし、マニキュアの使用は、ホワイトニングにはない利点があるのも事実です。

ホワイトニングにはないマニキュアのメリット

これもやはりメイク同様ですが、白さを好きなように調節することができるのです。このため、あくまで自然な白さにこだわった色を希望するのもいいですし、アイドルのように真っ白な歯にすることもでき、好みの白さを持った歯を手に入れることができます。

マニキュア以外の方法

また、マニキュアを塗ることで歯に若干の厚みが出るため、それが気に入らない人の場合は、

歯を削って透明感ある白さを手に入れる治療方法

もあります。マニキュアも歯を削るのも、いずれの方法も専門の歯科医院で行うことができます。

テトラサイクリンとホワイトニング まとめ

最後にテトラサイクリンのホワイトニングについてまとめます。

  • テトラサイクリンとは:抗生物質の一つで、以前は風邪薬に使用されており、歯に沈着し、着色させる
  • テトラサイクリンのホワイトニング方法と効果は:軽度なら効果は期待できるが、重度だと難しい
  • ホワイトニング以外で歯を白くする方法は:マニキュアや歯を削る治療方法がある

テトラサイクリンを受けている年代が20代後半から40代という点を考えると、ホワイトニングを望む大半の人がその影響を受けているのではないでしょうか。このため、しっかりとした効果を得るためにも、自身の歯の黄ばみがテトラサイクリンによるものなのか、それを知る必要がありますし、ある程度の知識も必要になってきます。ここで説明したきたことを参考に、

あなたの歯が白くない原因を知り、的確な治療方法を選んでください。

いかがでしたでしょうか。我々が運営しております”どくらぼ”には、他にも皆様の大切な歯に関する情報が盛りだくさんです!是非他の記事にも目を通していただき、正しい知識を身に付けてくだされば幸いです。今後とも”どくらぼ”を宜しくお願い申し上げます。最後までご覧頂きましてありがとうございました。

 

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