こんにちは。どくらぼ編集部内田です。本日は下記のような相談を頂いたのでお答えしたいと思います。
ホームホワイトニングを初めて2週間、歯科医師に言われたとおりにやっているのですが効果が出ないような気が。考えられる理由は何?
今、人気がますます高まってきているホワイトニング。とくにホームホワイトニングは、自宅で好きな時にできる、しかも比較的安価ということで非常に高い人気を誇っています。ですが、今回の質問のように、「なかなか効果が感じられない・・」という声が聞かれるのも事実です。それはホームホワイトニングの一つの特性でもありますが、もしかしたら別の原因があるかもしれません。その原因を探ってみたいと思います。
ホワイトニングが白くならないと感じる理由は大きく分けて3つ
原因1. ホームホワイトニングの効果の出方はゆっくり
ホームホワイトニングの薬剤は低濃度の薬剤を使って時間をかけてゆっくり歯の色を白くしていく方法です。ですから即効性を求める人には向いていません。個人差も大きいですが、自分で歯が白くなってきたと実感でき始めるのが2週間後くらいから、と言われています。また、「白くなった」と実感できるかどうかはこれも個人差が大きく、よりレベルの高い白さを求めている人と、それほどでもない人との間では、同じ程度色が変わったとしても受け取り方がまったく違うことがあります。この、「白くなるのに時間がかかる」というのは一見、デメリットのように見えますが、オフィスホワイトニングに比べて時間をかけてじっくり効かせる分、歯の透明感を保ったまま白くすることが可能ですし、後戻りが断然遅いというのも大変大きなメリットです。
原因2. 色素の付きやすいものを食べたり飲んだりしている
ホワイトニング中は飲食物にとくに気をつける必要があります。まず、ホワイトニングをした直後は1時間くらいは飲食をしてはいけません。また、ホワイトニング処置を行っている期間は歯に着色を起こすようなものは取らないようにしなければなりません。コーヒー、ココア、紅茶、赤ワイン、ジュース、コーラ、カレーなどは代表的なもので、口にしないほうがいいとよく知られていますが、日本茶、味噌汁、しょうゆ、からし、マヨネーズ、わさび、トマト、みかん、ぶどう・・など日本人なら毎日口にしている調味料や食べ物、ありとあらゆる果物や野菜なども大量なものがNGとなっており、そのうち何らかのものを口にしてしまっている可能性はあります。
また、口紅や色付きの歯磨き粉、うがい薬などもNGとなっていますので、なかなか白くなりにくい、という人は口にしてはならないものを再確認することをおすすめします。
基本的に口にしていいものは、「白っぽいもの」です。
原因3. 視覚が慣れてきてしまっている
ホワイトニングをしている人は一般的に、自分の歯の色に非常に関心が高く、1日に何度も鏡で歯を確認していることが多いものです。視覚というのは慣れてくるものですので、しょっちゅう見ているうちに白さが変わってきていてもあまり気づかなくなっている場合があります。なかには、かなり歯が白くなってきているにもかかわらず自分ではそれを実感できずに「もっともっと白くしたい」と要求がエスカレートする人もいます。これは雑誌のモデルなどの影響も大きいようですが、通常、雑誌のモデルの歯の色は画像修正で白くされていますので、現実的な白さではありません。歯の色が白くなったか客観的に確認をするには、歯科医院で歯の色のシェードと呼ばれる色のスケールの見本がありますので、それで歯科医師と確認してみることをおすすめします。
ホームホワイトニングもオフィスホワイトニングも歯科医師の指示に従えば、歯は白くなります。今回上げた方法のいずれも当てはまらない場合は担当の歯科医師に相談してみてください。
以上になります。本日は最後まで読んでいただきありがとうございました。どくらぼは「歯」にまつわるコンテンツを毎日5本目標で配信しています。編集長の 内田と歯科ライターさんでリサーチを行い皆さんにお役に立つコンテンツをこれからも配信し続けます。本日はありがとうございました。また、ぜひお越しくだ さ い!