もりた歯科

歯の病気は、アナタの「命」を奪います

皆さん、初めまして。東京都品川区戸越にある、もりた歯科です。
本日は、挨拶に変わり、歯と全身の健康についてお教えしたいと思います。
アナタは、「虫歯」はご存知だと思いますが、「歯周病」という病気を聞いたことがありますか？実はこの歯周病、日本人が歯を失う原因でダントツの1位になっている病気なのです。歯周病は歯槽膿漏（しそうのうろう）とも呼ばれ、歯の歯垢が原因で起こる病気です。歯垢の中にある、歯周病菌が歯茎を攻撃し、炎症を起こしていきます。そして、それが歯を支える骨にまで進行し、やがて骨を溶かし、歯を失わせます。さらに、やっかいなことはこの歯周病は歯を失う原因になるだけではなく、全身に影響を及ぼし、「命を奪う」ことすらあります。

歯茎を炎症させることで、菌が血流にのり、全身に運ばれていきます。そして、カラダのあちらこちらで悪さを起こすのです。その中の代表的なものに「糖尿病」があります。糖尿病は慢性的に血糖値を高くさせる病気でその影響は、目や肝臓、心筋梗塞、脳梗塞など様々な箇所に出ていきます。
糖尿病は太っている人がなるという認識がありますが、日本人は痩せ型にも関わらず、糖尿病になる人が多いです。実際に、糖尿病患者で重度の歯周病を抱えている患者の歯周病治療を行うと、5人に1人が糖尿病が改善するというデータも出ているほどです。
この歯周病を防ぐ方法はすごく簡単なのです。おそらく、お気づきかと思いますが、「毎日の正しい歯磨き」これが一番有効です。さらに、自宅でのケアに歯医者さんでの検診（削らずに、歯をクリーニング）を数ヶ月に一度行うだけでアナタの歯は簡単に守ることが出来ます。

中には「痛いから歯医者に行きたくない」という方も多くいます。では、歯医者さんに行かないと歯周病などから歯を守ることはできないのでしょうか？

■歯周病から歯を守るには？
歯医者さんで治療をするというだけで、痛いイメージがありますし、大きな音と振動がある機械を、デリケートな口の中に入れて使用するので、苦手だと感じるのも無理はありません。特に虫歯もないのに、嫌なことをされる歯医者さんに行くのはなぜでしょうか。そこには歯周病が深く関わっています。

■歯周病菌はどのようにして増えるのでしょうか？
虫歯菌は口のどの場所でもある程度元気に活動できます。しかし、歯周病菌は酸素が少ない場所でしか元気に活動できません。口の中で酸素が少ない場所といえば、歯と歯茎の隙間です。この隙間に落ち着いた歯周病菌は、自分たちで固まってバリアを作りさらに酸素が入らないようにして活発に活動してしまいます。

■歯周病は防げる
歯医者さんに行かなくても、歯と歯茎の間の掃除がちゃんとできているなら歯周病はほとんど防ぐことができます。しかし、歯ブラシやフロスだけで、隙間のお掃除を完璧にできる人はほとんどいません。歯医者さんで「お掃除をする」というのはそういった、自分では届かない、歯と歯茎の隙間の奥をお掃除してくれます。

■歯周病の原因となる歯石は歯科医院でしかとれない
歯周病菌は歯石の中にも存在します。歯石は毎日歯磨きをしていても、歯と歯茎の間にちょっとずつたまってゆきます。歯石はまるで軽石のように目に見えない穴がたくさん空いていて、そこに歯周病菌がたまります。これも歯医者さんでしか取り除くことができません。

■歯石をとるのは痛くない
最近の歯石とり・お掃除の道具は痛みもなく、まるでマッサージを受けているような気持ち良さがあるという評価が多いので、歯医者さんで痛みが怖いという思いを伝えたうえで試してみるのはいかがでしょうか。無痛治療なども多くの歯医者さんで取り入れられているので、痛みや怖い音が少ない治療を一度受ければ、次から歯医者さんに足が向きやすくなるかもしれません。

大切なことは、家でのケアと歯科医院でのケアを日頃からしっかりと行うことです。歯間ブラシやデンタルフロスをしっかりと使用し歯石にならないようにケアし、歯科医院には定期的に行く習慣をみにつける。
これが揃っていれば歯が痛いという思いをせずにいつまでも健康でいられることができます。

もりた歯科へのアクセス：東京都品川区戸越２丁目６－３鵜飼ビル１Ｆ