こんにちは!どくらぼ編集部でございます。 本日のテーマは【削らない歯医者】についてでございます!
アナタは削らない歯医者というものを聞いたことがありますか? 「削る歯医者」と「削らない歯医者」にはどのような違いがあるのでしょうか? 本日はそのような、削る・削らないについてお教え致します
削らない歯医者さんとは一体どういうことなのか?
歯医者さんのネックといえばあの「キーン」とか「ガー」という音と振動。一般的な虫歯の治療は、高速回転する機械の先に着けた器具で削るのが定番です。
でも、技術の進歩で「削らない虫歯治療」という夢のような治療法が研究され、実用化されつつあります。
削らない歯医者さん、つまり削らない治療をする方法とは。
虫歯とは、虫歯菌に侵された状態をいいます。削る治療はこの侵された部分を取り除き、代わりのもので修復するという治療といえます。
では、削らない治療とはどんなものなのでしょう。結論から言うと、虫歯菌に侵された部分を殺菌してきれいにする方法です。つまり、取り除かなくても細菌がいない状態にしてあげればいいじゃないかということです。
歯にはもともと再石灰化といって自分で歯を修復する力が備わっています。細菌のいないきれいな状態にしてあげれば再石灰化が起こり虫歯が「治る」ことが期待できるというわけです。あるいは、細菌のいない状態にして残った穴を塞げばいいのです。 では、こんなに画期的な技術があるにもかかわらず、なぜほとんどの歯医者さんでは歯を削る治療を続けているのでしょう。
削らない歯医者の最大の弱点それは「経営のリスク」
こういった先進的な治療は保険が適用されません。そうすると、必然的に患者さんの負担は高額になります。それと比例して、歯科医院にこれらの機械や材料を導入するのも大変高額な費用がかかるのです。いざ導入したとしても、そんなに高い治療を受ける患者さんがどれだけいるかは全くの未知数ですから、リスクが大きすぎるというのが理由のひとつにあげられます。 さらに自費治療の場合、万一治療がうまくいかなかったり問題が起こったときの補償や責任は大変大きなものになるのは避けられません。これらのリスクを避けるために保険に準じた治療をするのが、歯科医院を経営する上では安全策といえるのです。
削らない歯医者が一概に良いとは言い切れない
つまり「削る歯科医院」は、保険診療の枠組みの中でできるだけ良い治療を目指し診療に当たっているのです。治療の内容と費用のバランスがお互いに納得できる治療というのが最大のメリットでしょう。その代り、治療の際のある程度の不快感は我慢せざるをえません。
「削らない歯科医院」は、なんといっても最大のネックである音や振動がなく快適な治療を受けられるのが大きなメリットです。でも、治療にかかる費用が高額になるというデメリットがあります。もちろん、背に腹は代えられぬという歯科恐怖症の方にとってデメリットは二の次ということになるのかもしれません。
まとめ
削る歯医者さんにも、削らない歯医者さんいもそれぞれ一長一短があることをまずは理解して頂きたいです。その上で自分の現状を考え、アナタにとって最適の歯医者さんと出会えることを願っています。
以上になります。最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!