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赤ちゃんの歯のケアQAまとめ!女性歯科医が9つの質問に答えます!

2014年03月28日 13時41分
赤ちゃんの歯のケアに対する色々な質問を女性歯科医師が答えてくれているページです。口のケアの方法から、フッ素塗布、歯磨きを嫌がる赤ちゃんの対処法などもりだくさんでお送り致します。

赤ちゃんの歯のケアをママ歯科医がお答え致します

こんにちは。0歳の娘を持つ歯科医のママです。

赤ちゃんを持つママにとって、日々の成長をみるのは大きな喜びですよね。しかし、6ヶ月を過ぎたあたりから歯が生え始め、お口のケアはどうしたらよいの?と悩んでいる方も少なくないはず。そこで今回は、赤ちゃんを持つママからよく質問される事柄について回答をまとめてみました。

大人から赤ちゃんの歯へ虫歯菌が感染すると聞きましたが本当ですか?

本当です。

生まれたての赤ちゃんのお口は無菌状態といわれています。しかし、何らかの形で大人から虫歯菌をもらい、口の中に虫歯菌が定着することが虫歯になる原因といわれています。例えば、食べ物の口移し、スプーンの共用、キスなどが原因として挙げられています。

しかし、だからといって神経質にこれらの行為をやめようとするよりも、予防を心がけたほうがよいでしょう。例えば、ママが虫歯予防をしていると、赤ちゃんが虫歯になる確率が大幅に減るという研究結果が実際にあります。大人がまず虫歯予防を心がけることをお勧めします。

感染に敏感になるよりも、大人がしっかりと虫歯予防することが大切!

赤ちゃんの歯のケアはいつから始めればよいですか?

赤ちゃんの歯はおよそ6ヶ月頃から下の前歯が生え始めます。下の前歯は唾液腺から近いため、歯についたミルクは唾液によって洗い流されます。そのため、この時期はそれほど神経質にきれいに磨こうとしなくても大丈夫なので、ガーゼでさっと拭いてあげるだけで十分です。

上の前歯は、唾液の洗浄効果が及びにくい場所なので、上の前歯が生えてくる頃を目安にお口のケアを始めるとよいでしょう。赤ちゃんのお口に合った、毛がやわらかくコンパクトな歯ブラシを選んで、優しく磨いてあげてください。

最初はガーゼで。上の歯が生え始めたら毛が柔らかいコンパクトな歯ブラシでケアを

赤ちゃんの歯に歯磨き粉はいつから使ったらよいですか?

赤ちゃん時代は、自分でうがいができないので歯磨き粉は必要ありません。ブクブクうがいができるようになる2歳頃を目安に使い始めるとよいでしょう。

赤ちゃんの歯にフッ素塗布はしたほうがいいですか?

フッ素(正しくはフッ素化合物)は歯を強くするので、虫歯予防に効果があります。生えたての歯はまだ弱いですから、早い時期にフッ素塗布をした方がより虫歯予防効果が高くなるといわれています。しかし、現在ではフッ素による人体への影響(安全性)の問題も指摘されており、フッ素推進派と反対派が議論を戦わせています。歯医者側とすれば、虫歯予防になるのでフッ素塗布を勧めたいところですが、反対意見もあるので親御さんの考え方によると思います。

また、フッ素を塗ったからといって虫歯に絶対にならないというものではありません。あくまで補助的なものなので、日頃の歯磨きや、食生活を整える方がよほど大事です。

フッ素はあくまで、補助。日頃の歯磨きや食生活を整えることが大切

赤ちゃんの歯にジュースは悪影響ですか?

機嫌が良くなるのでついつい甘いジュースをあげたくなりますが、ジュース(スポーツドリンク、リンゴジュース、乳酸菌飲料など)は糖分が多くて酸性度が強く、非常に虫歯になりやすい飲み物です。これらはできるだけ避けて、お水や赤ちゃん用番茶をあげるようにしましょう。

特に、哺乳瓶で長期間あげていると、前歯の広範囲な虫歯になりがちです。子供の虫歯は進行が早く、色も薄くて気づきにくい為、哺乳瓶で甘いジュースをあげることはやめましょう。

ジュースは虫歯になりやすいので注意!特に哺乳瓶でジュースをあげるのはNG!

うちの子は歯磨きを嫌がります。どうすればいいですか?

確かに赤ちゃんは逃げ回ったり、泣き出したりと歯磨きするのも一苦労ですよね。

こんな時は、赤ちゃんの気持ちになってみるとできる工夫が見えてきます。まず、歯ブラシがあたって痛くないかチェックしてください。毛はやわらかいものを選び、小さなヘッドの歯ブラシを使いましょう。そして、赤ちゃんが自分から歯を磨きたくなるような、楽しい雰囲気を作る事が一番大切です。低月齢のときは唾液による洗浄効果が強いので、嫌がったら無理せずやめてもOKです。

 歯磨きの歌を歌ったり、鏡で見せながら磨いたり、反対にママの歯を磨かせてあげるなど遊びとして歯磨きタイムを楽しむとよいでしょう。

歯磨きタイムも工夫次第で楽しい時間に!

子供が歯ぎしりをするのですが・・?

乳歯が生え揃うまでに、上下の歯をこすり合わせて歯ぎしりをすることはよくあることです。ほとんどの場合は、時期がくれば自然としなくなるので、心配しなくても大丈夫です。乳歯が生え揃う2歳以上になってもまだ歯ぎしりをしていて、かつ歯が摩耗したりすり減ったりしてきているようであれば、他にストレスがないか検討したり、歯医者を受診したりしてもよいでしょう。

時期が来ればほとんどしなくなる。2歳を超えてもするようであれば、歯医者に相談を!

指しゃぶりやおしゃぶりが赤ちゃんの歯並びを悪くするって本当ですか?

赤ちゃん時代の指しゃぶりは自然な反応で、全く問題ないといわれています。3歳くらいまでは指しゃぶりをしていても心配ありません。4歳〜5歳以降も指しゃぶりを続けている場合は、永久歯に生え変わる際に歯並びに悪影響を与える可能性が高くなるので、やめさせることを考えていきましょう。

おしゃぶりの場合は、使用していない子供と比べて、歯並びが悪くなる確率が非常に高くなります。言葉を覚える1歳過ぎになったらフォルダーを外して長時間の使用を避け、遅くても2歳半までにはおしゃぶりをやめられるようにしていきましょう。

指しゃぶりは3歳くらいまでは、大丈夫! 5才以降もする場合はやめさせることを考えましょう! おしゃぶりは遅くとも2歳半までにはやめさせましょう!

子供の矯正はいつから始めたらよいですか?

格的な矯正は大人の歯が完全に生えそろってから行いますが、実は、乳歯のうちに顎の成長をコントロールしながらかみ合わせを誘導する矯正をしておくと、将来本格矯正が必要でなくなるケースが多いのです。子供の矯正は、早い場合は3歳からできますので、不安がある方は小児専門の矯正歯科医に相談されるとよいでしょう。

早めの対策で、本格矯正をしないでも済む可能性があります

おわりに

いかがでしたか?

赤ちゃんの歯を守るためには、ママパパの予防意識が一番大切です。歯磨きだけではなくて、食生活など日頃から良い生活習慣を作っていってあげてくださいね。この記事が少しでも参考になれば幸いです。

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