皆さんこんにちは!どくらぼ編集部でございます!
本日のテーマは【舌の付け根の痛み】でございます。
数日前から舌の付け根が痛いから原因や対処法を教えて欲しい方や 舌の付け根の痛みに対する治療法を教えていた欲しい方向けに書いてありますので、是非お読み下さい。
それでは参ります!
舌の付け根が痛い。考えられる原因と対処法
舌の付け根に痛みがある場合いくつかの原因が考えられます。
まず考えられるのは舌扁桃(ぜつへんとう)に炎症を起こしていることです。舌扁桃は舌の付け根、口の奥にあるもので、リンパの集まっている所です。 ここに炎症が起こると痛みが起きたりすることがあります。治療方法としては抗生物質を服用したり、鼻の方に原因があれば、そちらの治療が必要になったりすることもあります。
舌の付け根が痛いといっても実に原因は人それぞれ
次に考えられるのは物理的な刺激です。虫歯や入れ歯、詰め物が舌に当たって痛みが出ることがあります。当たっている部分を削ることで解決しますので、歯科へ受診した方がよいでしょう。また、歯科材料にアレルギー反応を示して痛みがあることもあります。アレルギー検査をして、実際にアレルギーが確認された場合にはその歯科材料を除去した方がよいでしょう。
カンジダという菌による痛みも割とよく見られます。カンジダ菌が繁殖してしまうのには色々な理由がありますが、カンジダ菌を退治する薬を使用することで痛みが取れることがあります。亜鉛や鉄分、また、ビタミンB群などの栄養素が足りないために痛みが出ることもあります。食事改善や、サプリメントなどを処方して摂取していただくことで痛みがよくなることもあります。
ウイルス感染や、舌炎で一時的に舌が赤く腫れて痛みが出ることもあります。この場合には主に対症療法(うがいをしたり塗り薬を塗ったりする)がよいでしょう。
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舌の付け根が痛いといってもまだ原因が解明されていないものも
舌に地図のような模様が出来る地図状舌という病気もあります。この病気は模様がいつも一定ではなく変わっていくという特徴があります。原因ははっきりしていませんが、単純に疲れや体の不調で起こることが多いといわれています。同じく舌に深い溝のようなものが出来る、溝状舌、というものがあります。先天性と後天性とあり、後天性では、傷や感染が原因で起こるといわれています。地図状舌や溝状舌はそれ自体は治療の必要性はないといわれています。
また、口の中の唾液量が減少し、乾いてしまうと痛みを起こすことがあります。この状態を口腔乾燥症といいますが、これにも様々な理由があります。シェーグレン症候群という難病がある場合、加齢によるもの、などから原因不明のものまであり、それぞれ対処方法は違います。
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舌の付け根が痛い時には神経が傷んでいることも
舌咽(ぜついん)神経という舌から喉にかけて分布している神経が何かしらの原因で舌の付け根などに痛みを起こすこともあり、舌咽神経痛と呼ばれています。原因が不明なことが多く、酷い場合は手術が行われることもあります。腫瘍に圧迫されて症状が出ることがありますので、放置せずしっかり診断してもらう必要があります。
まれに舌癌が原因で痛みを起こしたり、前癌状態である(まだ癌ではない)白板症、半数ぐらいが癌化する紅板症、ごくまれに癌化する可能性がある扁平苔癬(へんぺいたいせん)が原因で痛みが起こったりすることもあります。この場合は、切除、または定期的な受診、チェックが必要となってきます。
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舌の付け根が痛い時の一番の原因は精神的なもの??
最後に、精神的なものが舌痛症の一番多い原因です。例えば更年期障害や、緊張が強い場合が多いようです。時間が解決してくれる場合もありますが、そういった際には抗うつ剤が大変効果的だ、ということがわかっています。ですが、副作用もありますので、漢方で症状を和らげていくといった治療をする先生方も多くいます。
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基本的に舌に関する症状には全て保険が適用されますので、なかなか痛みが治らない場合は一度受診された方がよいでしょう。以上でございます。舌の痛みは実に様々で原因も多くありますので、心配な際は口腔外科等で相談してみてくださいね!
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