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早期発見が命!舌癌の8つの初期症状と、他の病気との見分け方

2015年11月18日 11時15分
舌癌は比較的外部から見えやすい部分にもかかわらず、見つかった時は進行していることが多いという問題点があります。リンパ節転移を起こしやすく、切除するとその後の生活にも大きく支障が出る舌癌。被害を最小限に食い止めるには早期発見が大切です。

早期発見が命!舌癌の8つの初期症状と、他の病気との見分け方

舌癌は初期症状を見極めて、早期発見することは可能?

舌癌で発見が遅れがちな理由としては「症状が出にくいこと」や「見た目が口内炎に似ているので放置されやすい」ということなどが考えられます。しかし、舌癌の正しい知識を知ることで、初期症状を自分で発見することは十分可能です。

そもそも舌癌とは

  • 舌癌とは口の中にできる癌の50〜60%を占める。
  • 若い人にも発生することがある。

男女で比べると男性の方が女性の2倍かかりやすいことが分かっています。

舌癌の原因として言われているものとしては、以下のものが挙げられます。舌は皮膚と違い、粘膜ですので、慢性的な刺激が癌につながりやすいとされています

舌癌の原因

<タバコやアルコール>

慢性的に摂取することが多い場合、それが口の中を刺激し続けるため、細胞ががん化しやすくなります。噛みタバコを愛用する人の多いインドでは舌癌の割合が高いことも知られています。

<刺激物(香辛料など)>

よく辛いものを食べる人は、それが口の粘膜を刺激し続けるため癌を発症しやすくなると言われています。

<慢性的な刺激>

熱いものでよく舌を火傷する、とがった歯や歯並びからずれた歯が舌を刺激している、合わない入れ歯を使用している、などの慢性的な刺激が癌を起こしやすくすると考えられています。

舌癌の初期症状(特徴や見た目の変化)について詳しく教えてください

舌癌の初期症状にはどんなものがあるでしょうか。特徴的なものをあげていきます。

1.しこりがある

癌の特徴として、触ると硬くしこりを触れます。

2.表面が他の部分より赤、または白くなっている

癌の初期に現れる症状として多いのが、白や赤の色の変化です。この段階で見つけられると初期で食い止めることが可能です。

3.ただれや口内炎みたいなものがある

長く続いている粘膜のただれや口内炎のような潰瘍があったら要注意です。

4.しびれや麻痺がある

神経細胞が損傷されるため、しびれや麻痺を感じるようになります。

5.味覚が鈍る

舌の表面の味の受容体である味蕾がダメージを受けることで味覚が鈍くなったり、特定の味を感じにくくなったりします。

6.出血する

潰瘍になった部分が出血しやすくなります。

7.刺激すると痛む

食べ物による刺激などで痛みを感じることがありますが、見た目の割には痛くないのが特徴です。違和感程度として感じられる場合もあります。

8.舌が動かしづらい

しこりが大きくなってきたり、麻痺の症状が進行すると舌が動かしづらくなります。

舌癌と口内炎の見分け方について詳しく教えてください

舌癌の初期と口内炎はよく似ているために、口内炎と間違われているケースが多く発見が遅れがちです。そうならないように、舌癌と口内炎の見分け方を知っておきましょう。

口内炎は2週間以内で治る

口内炎はだいたい2週間もあれば治るものです。それ以上たっても全く変化がないようであれば癌の可能性があります。

口内炎は境界が明瞭で、円形または楕円形

口内炎はくっきりとした円形または楕円形をしています。それに対し癌の場合はいびつで形がグチャグチャしているのが特徴です。

口内炎は周囲が赤く、しこりがない

口内炎の周囲は赤くなっています。でも硬くはなっていません。癌の場合には口内炎の周囲が明らかに硬くしこりになっています。

舌癌と白板症の見分け方について詳しく教えてください

粘膜が白くなる白板症も舌癌との鑑別が難しい場合があります。白板症の見た目の特徴としては、粘膜に白い斑点のようなものができたり、またそれが帯状や板状で現れることもあります。そのまま変化しないことも多く無害な場合も多く見られます。

白い部分の周囲に赤くただれた部分があって痛みや違和感がある場合には癌の可能性があり、注意が必要です。しかし、やはり鑑別は見た目だけではつきにくいことも多く、それだけの特徴で自己判断するのは危険です。粘膜に白い部分があったらひとまず診察を受けた方が良いでしょう。

舌癌かも、と思ったら、何科に診療に行けばよいですか?

もし舌癌と思われるような症状があったら、まずは口の中のスペシャリストである、

歯科を受診するのが良いでしょう。

口腔外科の医師が在籍していればなお良いでしょう

その他舌癌の初期症状について知っておくべき情報を教えて下さい。

舌癌は症状を起こしにくい

舌癌は痛みなどの症状を起こしにくい、ということは知っておくべきです。口内炎だと小さなものでも非常に痛みを伴いますが、舌癌では神経が損傷されることにより知覚が鈍り、見た目がけっこうひどくてもそれほど痛みを感じないのです。そのため、舌癌の早期発見のためには「見た目」の異常をいち早く自分で見つけることが大事なのです。そうは言っても、舌の裏側などはなかなか見えにくいですし、あんまり神経質になって癌恐怖症になるのも考えものです。

鏡でセルフチェック、歯科医院で定期健診

まずは、時々でもいいので、鏡で自分の口の中の粘膜もチェックしてみましょう。そして、舌癌を含むお口の中の癌は、歯科医院で虫歯治療で通っている時など、自覚症状なく予期せぬ時に歯科医師によって発見されることも少なくありません。やはり専門家にかかっていることで異変を見つけてもらいやすいのです。ですので、お口の中全体の健康を守る上でも、歯科医院で定期的にお口のチェックをしてもらうのはとても意義のあることと言えるでしょう。

舌癌の初期症状について まとめ

最後に舌癌の初期症状について重要な点をおさらいしておきましょう。

舌癌の初期症状

  1. しこりがある
  2. 表面が他の部分より赤、または白くなっている
  3. ただれや口内炎みたいなものがある
  4. 痺れや麻痺がある
  5. 味覚が鈍る
  6. 出血する
  7. 刺激すると痛む
  8. 舌が動かしづらい

舌癌と似ている他の病気との見分け方

口内炎との見分け方

  • 口内炎は二週間で治る
  • 口内炎は協会が明瞭で、円形または楕円形
  • 口内炎は周囲が赤く、しこりがない

口内炎と白板症との見分け方

  • 見分けが難しいので、ひとまず歯科医院を受診

 

いかがでしたか。我々が運営しております”どくらぼ”には、他にも皆様の大切な歯に関する情報が盛りだくさんです!是非他の記事にも目を通していただき、正しい知識を身に付けてくだされば幸いです。今後とも”どくらぼ”を宜しくお願い申し上げます。最後までご覧頂きましてありがとうございました。

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