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口内炎にも種類がある?口臭や帯熱もするカタル性口内炎とは。

2015年10月23日 16時45分
「カタル性口内炎」という言葉をご存知ですか?あまり聞いたことがありませんよね。カタルとは浸出液を伴うもので、ココで言うカタル性口内炎とは、浸出液を伴う口内炎のことを言います。よくわかりませんよね。本記事で分かりやすく解説いたします。

口内炎にも種類がある?口臭や帯熱もするカタル性口内炎とは。

カタル性口内炎って何?

カタルとは浸出液を伴うもので、ココで言うカタル性口内炎とは、浸出液を伴う口内炎のことを言います。難しい単語も出てきますが、分かりやすく解説いたしますので、是非最後までご覧ください。

そもそも口内炎には種類がある?

口の中の炎症を口内炎と言います。分類方法は色々です。場所によって、

  • 舌炎
  • 歯肉炎
  • 口唇炎

と呼ぶことがあります。また炎症の性質で、急性と慢性とあります。

カタル性口内炎は急性炎症の一つ

他に急性炎症には、水疱性口内炎、偽膜性口内炎、化膿性口内炎、潰瘍性口内炎があります。
慢性炎症は、この急性炎症に続発しておこるもので、口内炎状態が慢性的に続きます。

カタル性口内炎にも種類があり

粘膜の壊死を起こす前の浸出液の違いによって、

  • 漿液性(浸出液がサラサラの状態)カタル、
  • 膿液性カタル、
  • 粘液性カタル、
  • 他にも粘膜のはがれが盛んにおきる剥離性カタル

があります。

カタル性口内炎の特徴・症状について

そこまで痛くない?

完全に人によってそれぞれですのでなんとも言えませんが、舌にできたら痛くて食べられないでしょうし、頬の内側にできて、頬を咬んでしまうようなこともあります。

熱をもって味覚が鈍る?

口があれた状態になるので、熱を持つ人もいます。灼熱感がある人も居ます。炎症が舌にある味を感じる細胞(味細胞)にまで影響すると、味覚が鈍ることもあります。しかし高齢者、薬を飲み続けている人など、感覚が鈍くなっている場合には感じないこともあるようです。

口臭がきつくなる?

炎症度合いが高い場合には、表面が白く濁り、唾液がねばり、粘膜の壊死を起こす前の浸出液が多くなる状態で、それが原因で唾液が多くなったと感じたり、口臭がきつくなることがあります。

その他にもあるカタル性口内炎の症状

<耳の下あたりにあるリンパ節が腫れる>

急性性感染症と言われるインフルエンザ、猩紅熱、麻疹、腸チフスなどの疾患を併発している場合には、耳の下のあたりにあるリンパ節が腫れてくることもあります。

<粘膜や上皮がはがれる>

胃疾患の時には、粘液の分泌、上皮(上を覆っている粘膜)のはがれが起きます。舌では、抜け落ちた上皮がたまって舌苔(ぜったい)を作ります。また充血した舌の細胞により、猩紅熱などでは、上皮が取れて、舌の上側が赤い粒状に見えることがあります。これをイチゴ舌と言います。

カタル性口内炎の発生原因について

主に以下のような原因がきっかけになり、口腔常在菌であるブドウ球菌、レンサ球菌などが感染してきて、混合感染という形でおこります。感染すると、細菌と戦う役割の、好中球や白血球の分泌が盛んになり、浸出液が増えるということになります。リンパ節が腫れる人がいるのも、この好中球や白血球の動きが盛んになるためです。

機械的原因

  • 頬を咬んでしまった
  • やけど

化学的原因

  • 放射線など

病気的原因

  • インフルエンザ
  • 麻疹
  • 胃疾患

カタル性口内炎の対処法について

自分で治せる?

多くは自然に、数日で治ります。早く治したい場合には、市販薬の「イソジンガーグル」という、増えた細菌を抑え、口の中を清潔にする薬があります。

悪化する?

あまり悪化することはないのですが、体の不調で、常在細菌が悪さをしているのを抑えられず、患部が広がってしまったり、炎症がひどくなることもあります。

放置してもいい?

体の状態と相談です。胃疾患、インフルエンザ、細菌感染による疾患などが原因の場合、それらを治癒しないことには、このカタル性口内炎も治らないこともあります。放置していいかどうかがわからない場合は、歯医者さんに相談してみてください。

歯科医院で治す場合はどんな治療法や薬がある?

含嗽剤あるいは口腔用の殺菌剤などの使用で、通常は数日で、カタル性口内炎はなおります。それでも治らない場合は、他の疾患が疑われるので病院へ行くことをおすすめします。

まとめとして、カタル性口内炎について注意すべき点

他の病気と区別判断するためなど、

「何日前から、この口内炎はあるのか」が重要です

ので覚えておいてください。また、高齢者や子供、障がいがある方ですと、「口の中にある変なもの」の表現方法がわからなかったり、気づかなかったりで、そのままになってしまうこともあります。是非、そのような方ほど、歯科医院の定期検診をおすすめします。歯医者さんから見ると、カタル性口内炎はあまり心配のいる病気ではありません。しかし、慢性化しているようでしたら、口の中とは違う病気が隠れているかもしれません。歯医者さんにご相談ください。

いかがでしたか。我々が運営しております”どくらぼ”には、他にも皆様の大切な歯に関する情報が盛りだくさんです!是非他の記事にも目を通していただき、正しい知識を身に付けてくだされば幸いです。今後とも”どくらぼ”を宜しくお願い申し上げます。最後までご覧頂きましてありがとうございました。

 

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