日本で歯科医院に行くととっても心地よい音楽がかかっていることが多いですよね。
実はあの音楽、世界の歯科医院でも共通して流れているのをご存知ですか?今回はそんな音楽の秘密についてせまってみました。
歯医者さんの音楽は世界共通?あの音楽には理由があった!
【世界共通?音楽の持つパワーについて】
音楽には人を勇気づけたり癒したりする効果があると言われ、世界各国で高齢者や引きこもりの児童を対象に音楽療法が行われています。
しかし、実は音楽はそれ以外にも緊張感や恐怖心を取り払う効果もあるのだそうです。
そのため、そんな音楽のパワーを使って施術前の患者さんをリラックスさせようとクリニックや歯科医院で音楽が利用されはじめ、今ではその効果に関する論文もあるほどです。
また一部の科学者は「音楽は痛みを軽減させる」という説を発表していて、 現在ますます多くの医療機関が音楽を利用して患者さんの精神的負担の軽減を図っているそうです。
音楽が患者さんにリラックス効果を与える理由
音楽を聴くことは、耳から脳に音楽が伝えられる中間地点となる視床下部を刺激します。
この視床下部は脳の中でも自律神経系やホルモン系を支配する部分なので、これによって副交感神経の働きが活発になり、自律神経のバランスが保たれ、緊張感や恐怖心が解きほぐされるそうです。
では一体どのような音楽が自律神経のバランス調整に効果的なのでしょうか?
緊張感を和らげる音楽家達
緊張感や恐怖心を取り除く音楽こそが歯科医院でよくかかっている「ゆったりとしたクラシック音楽(特にモーツァルト)」なのです。
一般的に副交感神経の働きを活発にさせるためには、3500ヘルツ以上の高周波音が必要だと言われています。
モーツァルトの音楽はこの周波数の音の波が繰り返されていることが多く、心と体にリラックス効果を与えることができるのだそうです。
また驚くことにモーツァルトの曲はリラックス効果とともに心拍数や血圧を安定させる効果などもあるそうなので、まさにこれから治療を受けようとする患者さんにとっては嬉しい効果ばかりということができますね!
歯科医院でかかる音楽には理由があった。まとめ
いかがでしたか。日本でも世界でも歯科医院で流れる音楽には、患者さんに余計な不安を与えずリラックスして治療に臨んでもらいたいというドクターの心遣いを感じることができますね。
ぜひ次回歯科医院を訪れた時はそんな優しい音楽に耳を傾けてリラックスして治療を受けてみてくださいね。