口の中のやけどは、日常的によく起こりうることです。とくに熱いものを好んで食べる人はしょっちゅうやけどをして、もう慣れてしまっているかもしれません。しかし、たかが口の中のやけどとは言え、あまり頻繁に起こると口腔ガンを引き起こすこともあると言われています。なるべくやけどを起こさないように注意するのが一番ですが、もしもやけどをしてしまったら、ひどくさせないために、どのような対処法があるのかについてお話ししていきます。
口の中をやけどした時の応急処置法
口の中をやけどしても「とくに何もしない」という人がほとんどでしょう。しかし放置することで水ぶくれができて、それがその後潰れるとまた痛みを出したり、など症状が続く原因となります。
やけどの場合、口の中も他の部位と同様に「なるべく早く冷やす」ということが大事になってきます。それプラス、口の中は細菌だらけで、食べている途中であれば食べかすも入っているため、それらによる感染予防処置もおこなわなければなりません。
1.やけどしたらなるべく早く口を冷たい水でゆすぐ
冷たい水で冷やすと同時に、口の中をよく洗って感染防止をはかります。
2.できれば数分間冷たい水で口をゆすぎ続ける、もしくは氷を口に含む
やけどした部分は水ぶくれなどにならぬよう、冷やし続けることが大事です。
3.砂糖やハチミツを舐める
砂糖は、快楽ホルモン、エンドルフィンの放出を促すものとして知られています。これが痛みを和らげる効果を与えてくれます。ハチミツはやけどや口内炎など傷の治療にも効果があると言われています。
4.それでも痛みが取れなければ鎮痛剤
痛みがひどい場合は対症療法として痛み止めを飲みましょう。
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口の中のやけどがひどい時は医師の診察を
上で挙げた対処法でほとんどの場合は落ち着いてきますが、全く改善する傾向が見られず悪化してくる、または明らかにひどいやけどの場合は医療機関での診察を受けましょう。感染が疑われる場合には抗生剤、痛みには抗炎症剤、またうがい薬などの投与も行われるでしょう。
口の中のやけどはどのくらいで治る?
口の中は唾液で満たされているため、唾液の抗炎症作用や抗菌作用などにより、体の他の部分の傷ややけどに比べて治りが早く、数日で治ることがほとんどです。長くても一般的には2週間以内です。
口の中のやけど まとめ
口の中をやけどした時の対処法
- なるべく早く冷水で口の中をすすぐ
- 数分間冷たい水でうがいをし続ける、または氷を口に含む
- 砂糖やハチミツを舐める
- 痛みがひどければ鎮痛剤
- 明らかに普通と違うやけどの場合は医療機関を受診
口の中のやけどは一般的に数日〜2週間ほどで治る