ナオデンタルクリニック

自分自身の意思で歯医者へ行こう。 院長先生をはじめスタッフが全力でサポートしてくれる医院です

ナオデンタルクリニックの「予防をベースにした医療スタイル」の根底にあるのはCHP（クリニカル・ヘルスプロモーション）の考え方です。クリニカルヘルスプロモーションとは、自分の健康を自らコントロールし、より良い状態へと改善できるようにするプロセスです。来院された方が「なぜ歯医者にいらしたか」をよく考え、皆様が自らの健康のために、自然に自発的に歯磨きに取り組むことができると同時にQOL（生活の質）を上げることが出来るように、お手伝いが出来ればと思っています。

歯を抜く原因の9割以上は虫歯と歯周病ですが、幸いにどちらも予防治療によって未然に防げる病気です。日本では「痛くなってから医院に行く」「痛くなければ行かない」という風潮があり、実際日本人の60歳の方における入れ歯の装着率は5割近くにも達しています。これも今まで、病気を未然に防ぐ予防治療が十分に行われなかったことが大きな要因です。これからは病気を引き起こさないようにするために歯科医院を利用する時代です。

皆様が幼いころから言われ続けてきた「歯磨きをしなさい」という言葉ですが、今一度この言葉の意味を考えると虫歯や歯周病についての理解が深まります。

【歯磨きは、なぜ大切？】

当たり前のようにしている歯磨きですが、時には面倒に感じる事もあります。歯磨きで歯垢を除去させる事は一般的ですが、そもそも歯垢や歯石の付着、口臭に抵抗がないという人から見れば、歯磨きを無意味に感じてしまいます。ここでは“歯磨きをしないといけない理由”、そのシンプルな疑問について答えていきます。歯磨きは決して見栄えの為だけなく、他の大切な意味も含まれている事がしっかりと分かります。

１.　歯垢や歯石の除去の意味
歯垢や歯石を除去するのは、見栄えの良さの為ではありません。歯磨きによってこれらを除去する意味は、歯や口内の病気を予防する事が一番の目的なのです。最も一般的なのは歯周病で、これは歯石がたまった状態が進行すると、周辺の歯茎が炎症を起こし、歯茎自体が脆くなり、歯が抜け落ちてしまいます。
これを防ぐには歯石を作らない事が必要で、歯石は歯垢が石灰化したものです。つまり、歯垢を除去する事で歯周病を防ぐ事ができ、歯垢を除去する為には歯磨きが必須になるのです。

２.　歯周病以外の病気のリスク
歯磨きをしない事で起こり得る病気は歯周病だけではありません。疲労や身体の抵抗力が落ちている時に、歯周病菌が血液を通じて身体に回っていく事で、さらに深刻で恐ろしい病気に発展する可能性もあります。心臓病や嚥下性肺炎や糖尿病、さらに女性の場合は早産のリスクまで抱えてしまう事になります。
これらはいずれも歯垢がきっかけとなっています。歯垢は最近の塊ですし、億単位の数の細菌を含んでいる為、歯磨きで確実に除去しないとこのような思わぬ病気を招いてしまうのです。

３.　あまり知られていない怖い話
歯磨きをしない事で虫歯や歯周病に繋がる事は、専門知識がなくても予想はできます。しかし、現状ではそれ以外にも怖い病気にかかってしまうかもしれない事がいくつか指摘されています。例えば歯周病関連で挙げると、歯周病は骨粗しょう症とも関連があるのではないかと言われています。さらに、歯磨きをしない事でがんになる確率も高くなると言われており、実際の研究ではきちんと歯を磨く人と比較すると、発がん率が倍以上も高くなると発表されています。まだ調査レベルではあるものの、仮にこれが事実なら怖い事です。

いかがでしたか？最後に歯磨きをしない事で起こり得る症状をまとめてみます。
１.　 歯垢や歯石の除去の意味
見栄えの為に除去するのではなく歯周病を防ぐ意味がある

２.　 歯周病以外の病気のリスク
歯周病からさらに他の病気に発展する可能性がある

３.　 あまり知られていない怖い話
調査段階ではあるものの、歯磨きをしないと発がん率の増加に繋がる

これら３つの事から分かるとおり、歯磨きは歯を美しく見せる為だけでなく、病気の予防の為にも必要になってくるのです。これら全ての元凶となるのは歯垢であり、それを除去する事で病気への発展を防いでいます。そんな歯垢を綺麗に除去する為には、毎日の歯磨きは欠かせないのです。

当院では治療後も患者様に安心して通院していただけるよう、ケア専用ルームや担当衛生士制を設けております。是非一度ご来院ください。

ナオデンタルクリニックへのアクセス：東京都江東区東陽4-2-4-2F