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唇の口内炎って一体なに??
気が付くと唇に口内炎ができていることはありませんか?放置しておくと気がついた時にはなくなっていることが多いですが、しみることもあり中々厄介な存在ですよね。
食生活の乱れやストレスなどでも唇の口内炎は出来やすいですが、中には感染症などの恐ろしい病気のこともあります。本日はそんな唇の口内炎について解説していきます。
唇の口内炎、その種類なんと・・・
唇にできる口内炎は1種類だけではなく、複数存在します、中でも代表的な5種類をお教え致します。
・高熱を伴う「ヘルペス性口内炎」 ・かゆみや腫れが伴うこともある「アレルギー性口内炎」 ・唇を切ってしまった時に出来る「外傷性口内炎」 ・2ミリ~10ミリの白い円形のできる「アフタ性口内炎」 ・赤い斑点を伴う「カタル性口内炎」
次に、それぞれの唇の口内炎の種類や対処方法をお教え致します。
ヘルペス性口内炎は小さな水ぶくれや激しい痛みが伴う口内炎
ヘルペスウイルスに感染することで全身に起こる症状の一つが、ヘルペス性口内炎です。高熱が数日間続いた後で口内炎が次々出来始めます。これが唇に出来るとヘルペス性の唇の口内炎になります。小さな水ぶくれがたくさんできた後に破れて口内炎ができます。
【特徴】
激しい痛みが特徴の口内炎です。また、ヘルペスウイルスを他の人に感染させる危険性があります。一度このウイルスに感染するとウイルスは神経細胞の中に潜んでいて、体調不良の時などに再発を繰り返すことがあります。体調を整えて発症を防ぐのが予防法です。
【処置方法】
抗ヘルペスウイルス薬が特効薬なので、高熱や水ぶくれが出来て、ヘルペスかもと思ったらすぐに病院に行って抗ヘルペスウイルス薬を処方してもらうことが肝心です。
アレルギー性口内炎は最悪、死を招くことも
アレルギー性口内炎はアレルギーを引き起こす食べ物・金属・薬品・化粧品などが原因で唇に起こる口内炎です。アレルギー反応の強さによって口内炎の範囲や大 きさは不定ですが、比較的小さく赤い水ぶくれのようなものができた後、破れて口内炎となることがよくあります。また、アレルギー反応なのでかゆみや腫れを 伴うこともあります。
【特徴】
アレルギー反応は放置しておくと徐々にアレルギー物質に対する反応が激しくなっていき、アナ フィラキシーショックという命にかかわる呼吸困難の症状を起こす危険性があります。特定の食品や化粧品を食べたり使ってこのような口内炎の症状が出た場 合、アレルギーの可能性も考えてアレルギーに詳しい医師の診察を受けてください。
【対処法】
アレルギー物質に触れなければ、アレルギー性口内炎は防げます。また、歯科治療に使用した金属でまれにアレルギーが起こることがあります。歯に詰めた金属、かぶせた金属が気になる場合は皮膚科で金属アレルギーの検査をしてもらってください。
歯科用金属が原因の場合、保険診療三割負担で初診料と併せて2600円前後で除去することができます。取り除いた後はアレルギーを起こさない他の材料で治療をして完了です。
外傷(ケガ)が原因の唇に出来る口内炎
ケガが大きい場合、傷口を縫う処置が必要になります。唇が大きく切れた場合は外科を受診する場合もあります。 歯科医院を受診した場合、口内炎の外用薬として塗り薬のケナログやデキサルチン軟膏が出されることが多いです。痛みが強ければこれにロキソニンやカロナールなどの痛み止めが加わります。
傷が化膿せずに順調に治れば約1~2週間で治ります。歯科を1回受診して薬を処方された場合、保険診療三割負担で2000円前後です。
誰もが一度なったことがある、アフタ性口内炎
アフタ性口内炎とは直径2~10㎜の円形の表面が白く、周囲の赤くなった真ん中が少しくぼんだ形の口内炎です。
【特徴】
痛みの強い口内炎で、口内炎の中で最も多いものです。口の中に出来た小さな傷がもとになって起こるものや、疲れや免疫力の低下、栄養障害、原因不明のものなど様々です。
【処置方法】
痛みがひどい場合や、より早く治したい場合は薬を使います。お薬の種類には塗り薬・口内炎に直接貼るパッチ・スプレー剤・うがい薬などを使います。通常 1~2週間で治ります。歯科医院を受診した場合、初診料と薬代で保険診療三割負担2000円前後です。とにかく痛みをすぐに取りたい場合、レーザー治療を 扱っている医院では自費診療で治療を受けることができます。この場合料金には500~3000円と歯科医院によって料金が異なりますので、問い合わせをさ れてください。
【追加情報】
予防法は、口の中を清潔にすることと、口内炎のきっかけになるキズを作らないことです。口内炎に食べ物や食器などが当たって痛まないように、市販のパッチ薬(トラフルダイレクト、アフタッチなど)を使ってもいいでしょう。 薬を使って2週間以上たっても治らない口内炎の場合、病院を受診してください。
口の中の不快感を巻き起こす、カタル性口内炎
カタル性口内炎は唇に赤い斑点のようなものができたり、白くただれたようになったもので、境い目のはっきりしない口内炎です。
【特徴】
口の中の熱感や粘りの強い唾液、口臭が特徴で、アフタ性口内炎のように強い痛みはありません。口の粘膜を直接刺激する物、食事の時のヤケド、口の中の不衛生や体調不良が主な原因です。
【対処法】
口内炎の原因になっている刺激を取り除き、口の中を清潔に保ち、体調を整えます。1週間~10日ほどで治ります。長引く場合は病院で診察を受けてみてください。
唇にできる口内炎まとめ
以上のように、唇に出来る口内炎と言ってもその種類は様々です。大切なことは普段から以下の4つのことに気をつけながら生活することです。
- 口の中をうがいや歯磨きで常に清潔にすること
- 疲労を貯めず、休養を十分にとること
- ビタミンを含んだ野菜中心の食生活を心がけること
- タバコ、お酒は禁止もしくは、ほどほどにすること
生活習慣を改善することで、口内炎を防ぐことも可能です。 口内炎だからと言って暗い気持ちにならず、普段からの生活とアナタの全身の健康を見直す良いチャンスだと思ってみてはいかがでしょうか??
以上になります。 最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。