口内炎が出来た場合、病院は何科に行けばいい?
こんにちは!どくらぼ編集部でございます! 今回は口内炎で悩んでおり、いったいどんな病院に行けばいいのかわからず、 「口内炎 病院」などで検索をしたアナタにお送りする内容になっています。
口内炎でお悩みのアナタにきっと為になる内容になっておりますので、是非お読み下さい。
まず、結論。口内炎で行くべき病院はこちら
まずは手っ取り早く結論からお教え致します。 口内炎になった場合、かかる診療科としては主に歯科、耳鼻咽喉科、内科、皮膚科があります。特にこれといった全身症状が無く、口内炎だけができている場合は歯科か耳鼻咽喉科を受診する場合が多いようです。
しかし、ただの口内炎だけでしたら歯科や耳鼻咽喉科で問題ありませんが、口内炎と一言でいっても中には即病院に行かねばならない危険な口内炎もありますので症状に応じご紹介致します。
こんな口内炎症状は即病院に行かないと危険!
①口内炎の周囲が硬い、出血がある、舌の一部が白い、赤い時
舌や歯肉、口底などにこすっても取れない白や赤の板状・斑状の口内炎が出来ることがあります。これは癌になる一歩手前の前癌病変の可能性があります。
中でも腫瘤(しゅりゅう:こぶ状のもの)、潰瘍、ひび割れを伴ってしこりや出血がある場合、癌化する可能性が高くなります。中でも舌に出来たものは悪性化する可能性が高く、口の中に出来る癌の中では比較的若い年代でも起こり、20歳代でも発症します。
実際に悪性化しているかどうかは生検(せいけん)といって、組織を取って調べてみる必要があるので、口腔外科のある病院に行って診察を受けた方がいい口内炎です。
②歯肉に痛みを伴い、悪寒や頭痛など全身のダルさを伴う口内炎も危険
壊死性潰瘍性口内炎(えしせいかいようせいこうないえん)というものがあり、これは歯と歯茎の境い目の歯肉がただれて、白い直径2~4mmの潰瘍ができ、強い痛み、出血、口臭、歯の浮く感じ、歯を叩くと痛みがあります。
悪寒や頭痛、倦怠感などの全身症状も強いのが特徴です。体調が非常に悪く免疫力が低下して、自然治癒は難しい状態です。大きな病気が隠れているかもしれないので、すぐに病院に行った方がいいです。
③水ぶくれを伴う口内炎も危険です
水ぶくれを伴う口内炎はウイルス感染症によるものの可能性があります。
ヘルペスや帯状疱疹、手足口病、ヘルパンギーナなどのウイルス感染症が原因で口内炎が出来ることがあります。高熱や風邪のような全身症状と共に起こることが多いです。口内炎は、始め小さな水ぶくれのような出来物がたくさんできた後、破れて表面がただれた状態になります。
抗ウイルス薬のある病気であれば病院で薬を処方してもらうと、早く回復します。口内炎の症状も全身状態が改善しないと治癒が遅れるので、内科にかかった方がいいでしょう。
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④2週間以上治らない口内炎も危険です
2週間以上たっても口内炎が治らない場合は免疫力の低下する大きな病気が発症している可能性があります。
口内炎は通常長くても2週間ほどで治ります。いつまでも治らずに続く口内炎や繰り返し多発する口内炎、全身倦怠感や、下痢、発熱、体重減少、強い貧血、目や皮膚その他の器官の異常は、重大な病気のサインのこともあります。まず総合病院で診察を受け、適切な治療を受けるようにしましょう。
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口内炎は何か大きな病気を伴っている可能性があります
口内炎は単体で発症する場合もありますが、場合によっては他の大きな病気のサインとして発症することもあります。具体的に口内炎ができる代表的な病気はこちら
- ベーチェット病
- 全身性エリテマトーデス
- バセドウ病
- 白血病
- 潰瘍性大腸炎
- 癌
- 糖尿病
- 尿毒症
- 天疱瘡(てんぽうそう)
ただの口内炎だからと言って楽観視せず、ちょっと様子がおかしいなと感じたら、なるべく早く病院にかかるようにして下さい。