皆さんこんにちは!どくらぼ編集部でございます!
本日のテーマは【口内炎とビタミンの関係】でございます。
口内炎の原因にビタミンが関係していると聞いたのですが、具体的にどのビタミンをどのくらい取れば口内炎がなおるのでしょうか?また、そのビタミンを効率的に取る食事とはどのようなものがあるのでしょうか?
口内炎ができたら、「ああ、またできちゃった・・・」という感じで口内炎に効くというサプリメント(チョコラBBなど)を愛用している人、多くいるのではないでしょうか??今回は本当に口内炎を治したい方のためのビタミンの摂り方を歯医者さんに伺ってきましたのでまとめます。
口内炎にビタミンって具体的に何をどう摂ればいいの??
実際にビタミンB2不足で口内炎が発症している場合は、ビタミンB群のサプリメントを取ると効果的です。そして口内炎に効果があるとされる飲み薬は、そのほとんどがビタミンB2を中心としたビタミン製剤です。つまりそれ以外の原因で口内炎ができている人には有効ではないのです。口内炎の患者さんの血液検査によって、ビタミンB2不足が原因で口内炎になっている人は全体の10~20%程度だったという調査結果もあります。どうしてもビタミン不足の方が気になってしまいますが、ビタミンの取りすぎによる影響もあるのです。
それでは、どれくらいビタミンを取ればいいのでしょうか?
口内炎を治すビタミンの摂り方
まず、ビタミンには油に溶けやすいビタミンのビタミンA、D、E、K、そして水に溶けやすいビタミンのビタミンB群(B1、B2、B6、B12)、C、葉酸、ナイアシン、ビオチン、パンテトン酸の2グループ13種類があります。
ビタミンは厚生労働省により所要量が決定されているものと、決定されていないものがあります。決定されているビタミンはその値が適正摂取量となり、成人の場合一日当たりの適正値は次のとおりです。
種類 適正摂取量
ビタミンB1 0.7~1.0mg
ビタミンB2 1.0~1.1mg
ナイアシン 12~17mg
ビタミンC 50mg
ビタミンA 1800~2000IU
ビタミンD 100IU
ビタミンE 7~8mg
ビタミンを効率的に取るためには、まず、一日当たりの摂取量を押さえておくことが大切です。表に示したビタミンの一日当たりの所要量は、欠乏症を防ぐ最低ラインに2割ほど上乗せした数値です。基本的にバランスの良い食事をしていれば、深刻なビタミン欠乏症になる事はまれです。ビタミンのサプリメントはあくまでも補助的に使うようにしましょう。
日本人に不足しやすいビタミンはA、B1、B2、C、D、ナイアシンといわれています。このうち口内炎と関係が深いといわれているのは、ビタミンA、B群、Cです。それぞれ詳しく見てみましょう。
口内炎を治すビタミンを詳しく知ろう
●ビタミンA
体の皮膚や粘膜を正常に保って口内炎の原因になる細菌の侵入を防いだり抵抗力を高めます。
<ビタミンAを多く含む食べ物>
牛・豚・鶏のレバー、ウナギ、緑黄色野菜(ニンジン・カボチャ・ブロッコリー・青じそなど)、卵、バター
●ビタミンB群
粘膜を守って体の抵抗力を高め細菌の侵入から体を守るほか、口内炎の痛みを和らげてくれます。特に、B2の不足で口・唇の炎症を起こしやすくなり、B6の不足で皮膚炎・口内炎が起こりやすくなります。B2、B6、B12の不足で口の中の粘膜の傷ができやすくなり、口内炎のきっかけになりやすくなります。
<ビタミンB群を多く含む食べ物>
・ビタミンB1
豚肉、ゴマ、大豆、卵、小麦胚芽、アジ、サバ、ビール酵母
・ビタミンB2
牛・豚・鶏のレバー、ウナギ、ししゃも、カレイ、ヒラメ、サバ、イワシ、海藻、ブロッコリー、ホウレンソウ、シイタケ、牛乳や乳製品、卵、納豆、アーモンド、ビール酵母
・ビタミンB6
牛・豚・鶏のレバー、鶏のささみ、マグロ、カツオ、卵、アボカド、キャベツ、ジャガイモ、メロン、バナナ、牛乳や乳製品、ゴマ、ピスタチオ
ビタミンB群は単独ではなく互いに補い合って働く作用があるので、なるべく同時に取る方がいいといわれています。
●ビタミンC
体の免疫力や抵抗力を高めて細菌などの外敵から身を守り、口の中の炎症や傷の回復を助けます。
<ビタミンCを多く含む食べ物>
みかん・オレンジ・レモンなどのかんきつ類、イチゴ、グアバ、パプリカ、茶、パセリ
口内炎を治すためにビタミン摂取以外に気をつけるべきこと
・お酒や喫煙はほどほどにしましょう
アルコールやニコチンなどを解毒するために大量のビタミンが使われます。口内炎を治すためにもビタミン不足を招かないように控えめにしましょう。
・利尿作用のあるお茶やコーヒーを控えましょう
水に溶けやすいビタミンB群やCは尿の中に排出されます。トイレが近くなるとこれらのビタミンが失われやすくなります。
・抗生物質の服用中は注意して
ビタミンB6、B12、パントテン酸、ビオチン、葉酸、ビタミンKは腸内細菌によって合成されます。抗生物質を服用すると腸内細菌の状態が悪化して、これらのビタミンの吸収量が低下している可能性があります。
以上でございます。口内炎を効率的に治すには、ビタミンを効果的に摂取するようにしましょう!!
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!口内炎をもっと詳細に知りたい方はこちら