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上唇小帯が長い、太いのはダメ!?上唇小帯の常識や治療法を歯科医師がわかりやすく解説します。

2015年06月05日 11時30分
お子さんの上唇小帯に関して指摘されると心配するものですよね。そもそも上唇小帯って何ですか?というところからですよね。この上唇小帯の常識や治療法、切除するか否かなどお伝えいたします。

上唇小帯が長い、太いのはダメ!?上唇小帯の常識や治療法を歯科医師がわかりやすく解説します。

歯科医院、または検診などででお子さんの上唇小帯(じょうしんしょうたい)が「長い」とか「太い」などと言われることがあるかもしれません。この上唇小帯が長かったり太かったりするとなにか悪影響があるのでしょうか?また、治療の必要はあるのでしょうか?

 

上唇小帯とは?

上唇小帯とは上唇の中央の裏側にある、上唇と歯茎をつなぐスジ状のもので、大人にも子供にもあります。小さなお子さん、とくに2歳くらいまではこの上唇小帯が太くて長い状態、すなわち上の前歯の真ん中に入り込んでいる場合が多いです。

 

上唇小帯が太い・長いとどんなマイナスポイントがある?

上唇小帯はあごの成長に伴って付着部位も変わってきますし、細くなってきます。しかし、時に小学生くらいになっても状態が変わらないことがあり、その場合には不都合なことが出てきます。

 

上唇小帯が太かったり長いことによるマイナスポイントは次のようなことです。

1.歯磨きのときに痛めやすい

赤ちゃんや小さなお子さんで歯磨きを嫌がる理由で「磨くときに上唇小帯に当たって痛い」ということも一因として挙げられます。低年齢のうちはまだ上唇小帯が軟らかいのでブラシが当たるだけで痛みを感じやすいのです。上の前歯を磨くときは指で上唇小帯をそっとガードしてあげて、ブラシが当たらないように気をつけましょう。

2.歯茎が炎症を起こしやすい

上唇小帯の太いひだと歯茎の境目部分に汚れが溜まりやすく、とくに熱を出した時などに炎症を起こしやすくなります。

3.すきっ歯になりやすい

永久歯が生える時期になっても上唇小帯が太くて長いと、前歯がすきっ歯になってしまうことがあります。

 

上唇小帯は切除すべき?治療方法はある?そのタイミングは?

上の前歯が永久歯に生え変わる頃(7歳〜)にも太くて長い場合、歯並びのことを考えて、すきっ歯が気になるなら切除したほうが良いでしょう。それ以前の年齢では、歯磨きがしにくいなどのデメリットがあるにしても、自然に位置や長さが変わる可能性も十分にありますから、無理にお子さんを押さえつけて切除する必要はありません。

切除手術とは言っても非常に簡単なもので、表面麻酔、局所麻酔をしてメスやレーザーで切るだけです。ほんの数分で終了します。麻酔はよく効きますので切除自体痛みはありませんし、術後の痛みもほとんど感じないか、心配であれば麻酔が切れる前に痛み止めを飲ませてあげれば痛みを感じることもないでしょう。

 

上唇小帯 まとめ

上唇小帯とは?

上唇の中央の裏側にある、上唇と歯茎をつなぐスジ状のもの

上唇小帯が太い・長い場合のマイナスポイント

  1. 歯磨きのときに痛めやすい
  2. 歯茎が炎症を起こしやすい
  3. すきっ歯になりやすい

上唇小帯を切除するべきか?またそのタイミング

すきっ歯になるのが気になるなら、上の前歯が永久歯に生えかわる7歳くらい頃に行う

 

上唇を切除する方法

麻酔をしてメスやレーザーで切る

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