いなかず歯科（東村山徒歩８分）の評判・口コミ

最新の歯周病治療“ペリアウェイヴ”導入！！！痛みの少ない治療が得意です。

いなかず歯科では、歯周病治療を中心に診療しています。
歯周病とは歯肉・セメント質・歯根膜・歯槽骨からなる歯周組織に炎症が生じる病気です。歯周病は高齢者の病気という印象を持っている方が多いかもしれませんが、そんなことはありません。歯周病は「感染症」であり、軽度のものは10代にも多く見られます。
その原因は悪玉菌です。歯みがきを怠ると、悪玉菌である虫歯菌が歯の周りにねばねばとした物質を作り出し、そこに細菌がすみついて歯垢（プラーク）の形成が始まります。この際、細菌の侵入を防ごうとして歯茎が腫れる状態を「歯周炎」といいます。そこに毒素や酵素を分解し歯肉や歯槽骨を攻撃する「嫌気性菌」が増え、歯と歯茎の間の溝（歯周ポケット）がどんどん深まり、歯槽骨が溶け、最終的には土台を失った歯が抜けてしまう、という病気です。
30代以降においては歯を失う最大の原因とも言われており、放っておくと脳梗塞・心筋梗塞を誘発するという指摘もあります。
早期発見のためにも、数ヶ月に１回の定期検診は欠かせません。ぜひお気軽にご来院ください。

この歯周ポケットですが、なぜ深いといけないのでしょうか。歯周ポケットの深さについて解説していきます。

【歯周ポケットが深いとはどういうこと？】

歯茎にはポケットがあることを知っていますか？これは歯と歯茎の隙間にある溝のことを指します。歯茎は歯にぴたっとくっついているわけではありません。歯をぐるりと取り巻いて少し浮き上がっている部分がポケットと呼ばれるエリアなのです。
歯科医院に歯石取りに行くと歯周ポケットの深さを検査します。プローブと呼ばれる目盛りの付いた器具をそっと歯周ポケットに差し込んでその深さを測ります。チクチクしてあまりいい気持ではありませんがかなりの集中力と繊細な力加減が要求される検査です。
ところで一般的に行われ保険でも算定されている歯周ポケットの検査ですがその検査の意味をきちんと説明されているでしょうか。ここでわかりやすく説明していきましょう。

Check 1　健康な歯周ポケットとは
歯周ポケットは歯の表側3カ所裏側3カ所の6点をミリ単位で測定します。この時ポケットの深さだけではなく出血の有無や歯の動き具合なども検査します。歯周ポケットは健康な人で1～2㎜、3㎜程度までは軽い歯肉炎で問題なしとされています。ただし出血がある場合は炎症がある証拠ですから歯肉炎と診断されます。自分では血は出ないと思っていても検査すると意外に出血するものなんですよ。目に見えないわずかな出血は気づかないことが多いものです。

Check 2　歯周ポケットが深いってどういうこと？
歯周ポケットが4㎜を超えるともう正常ではなく歯茎が腫れていたり歯周病が始まっている状態です。そもそも歯茎は顎の骨の上に被さっています。ところが歯周病で細菌によって骨が溶かされると一緒に歯茎も下がってしまいます。でもポケットの入り口や中にある細菌や汚れの影響で歯茎は腫れているため一見してそんな深い隙間（ポケット）があるようには見えません。検査して初めて分かることも多く、ポケットの奥深くでは細菌がさらに繁殖と侵攻を続けているのです。

Check 3　歯周ポケットの中はどうなっているのか
歯周ポケットが深くなると歯ブラシなどの器具はもう届きません。汚れが歯石となって歯周ポケットの中まで歯にこびりつきポケットに蓋をしたような状態になります。するとその奥には酸素がほとんど届かなくなりより質の悪い嫌気性菌という酸素が嫌いな菌が繁殖を始めます。こいつらが歯茎に炎症を起こす毒素を出し骨を溶かしながら奥へ奥へと入り込むためポケットはますます深くなるのです。中には10㎜を超えるポケットがありながらまったく痛みがない人もたくさんいるのが歯周病の恐いところです。

このように歯周ポケットは4㎜を超えてしまうとデススパイラルを起こす原因となりかねません。
歯周ポケットについてまとめてみると
■健康な歯周ポケットは1～2㎜。3㎜程度は許容範囲。
■歯周病で骨が溶けて歯茎も下がり炎症があるのが病的な歯周ポケット
■ポケットの中では嫌気性菌が繁殖して炎症を起こし骨を溶かしている
歯周病は細菌感染症のひとつです。しかも誰でも口の中に常にもっている常在菌によって起こる病気で完治する方法はありません。もし歯周ポケットが深くなってしまったら早めに歯周病の治療を受けることをおすすめします。どう頑張ってブラッシングをしても深くなってしまった歯周ポケットには届きません。そのため麻酔をして歯茎の中に溜まっている歯石や汚れ、炎症を起こしている粘膜などをきれいに取り除いてあげる必要があります。
歯周病治療はそれ以上進行しないようにすることや進行を遅らせることが目的です。そして治療が終わっても定期的に検査やメンテナンスを受けることは大前提といえます。最も効果的なのは早期発見。また歯周ポケットが深くならないように日頃から気を付けてブラッシングや定期検診を心掛けることがとても大切なことです。

いなかず歯科の稲数文夫先生

稲数文夫先生

略歴	昭和49年3月九州歯科大学卒業昭和49年4月虎ノ門の開業医に勤務昭和54年3月いなかず歯科開業
所属団体

いなかず歯科の稲数文夫先生から一言

　こんにちは。いなかず歯科院長の稲数文夫です。
当院では、歯周病治療にぺリオウェイヴという治療法を導入しています。ぺリオウェイヴとは、痛みの少ないレーザー機器を用いた治療法で、バイオジェルと赤色光の化学反応によって細菌を死滅させる、最新のバイオテクノロジー治療です。主に中等度歯周病予防に適しており、インプラント周囲炎にも効果的であるとされ、現在最新の治療法として世界で注目を浴びています。この治療法の最大の特徴は、「痛みがほとんどない」ということです。これによって「何でも噛めるようになりました！」という嬉しいお言葉がたくさん届いています。しかし、発症しないに越したことはありません。まずはご自分のブラッシングの癖などを見抜いて、自分で出来る予防をしっかりしていきましょう。まずは一度ご来院ください。