口内炎が歯茎に出来てしまった時の対処法をお教え致します
こんにちは!どくらぼ編集部です! 本日は口内炎のようなものが歯茎に出来てしまい、心配で「口内炎 歯茎」などで検索してきたアナタにお送りする内容になっています。
わかりやすさ、を心がけますのでどうぞご覧ください。
口内炎が歯茎にできる原因
まずはスマホで閲覧している方に向けた簡単な結論をお教え致します。
体調が悪い時などに、歯茎の傷などに菌が入ることが原因。何週間も続く際は何かの病気が考えられるので必ず歯医者さんに行くこと
以下はさらに詳細な情報を書いていきますので、まだ読めるぞ!という方はお読み下さい。
口の中の衛生状態が悪くなっているところに、傷や熱い食べ物でのヤケド、栄養不良や体調不良で免疫力が低下して、口の粘膜に細菌の侵入と繁殖が起こることで口内炎が出来ます。これが歯茎に起これば歯茎の口内炎になります。こうしてできる口内炎にはアフタ性口内炎、カタル性口内炎があります。
以下に症状別にまとめていきます
歯茎に円形の潰瘍のようなものができる【アフタ性口内炎】
【アフタ性口内炎】 口内炎の中で最も多いものです。直径2~4mmの円形の真ん中が少しくぼんだような表面が白くふちが赤い潰瘍のようなものができます。口の中のいたる所にできますが、痛みがあり、同時にたくさん出来ることがあります。通常5~10日で治ります。
歯科医院に行った場合の処置方法は口内炎の塗り薬、貼り薬、うがい薬が主です。 治療期間は1週間前後で、治療費用は保険診療三割負担で2000~3000円程度です。 口内炎の痛みを取るためにレーザー治療の自由診療をする場合は、1回500~3000円と医院により異なりますので、事前にお問い合わせください。
自分で処置する場合は、殺菌力のあるうがい薬(リステリンなど)や洗口液で20秒間を目安にブクブクうがいをします。うがいの効果は3時間ほど続くので、1日4~5回行うとかなり効果的です。
また、塗り薬ではケナログやアフタゾロンが歯科医院でもよく使われていて、市販薬としても購入できます。口内炎を絆創膏のように覆って治療するパッチにはトラフルダイレクト、アフタッチA、口内炎パッチ大正などがあります。口内炎パッチAのみ非ステロイドなので、ステロイドが気になる人はこちらを使うといいかもしれません。
- 円形の潰瘍のようなものができる
- 5~10日で治る
- 歯科医院で2000~3000円で治療可能
- 殺菌力のあるうがい薬などでうがいを1日に4~5回
- 塗り薬や市販薬で対応も可能
赤い斑点、白いただれが歯茎に出来る【カタル性口内炎】
【カタル性口内炎】 口の中の粘膜が炎症を起こして赤く腫れ、赤い斑点や白いただれが歯茎に出来たものです。アフタ性口内炎と違い、はっきりとした境い目が無く、強い痛みはありません口の中の灼熱感や粘りの強い唾液、口臭が特徴で、これが歯茎に出来たものです。
歯科矯正装置・歯のかぶせ物やとがった歯などの刺激、熱い食べ物によるヤケド、口の中の不衛生、体調不良などが原因です。何かが歯茎に当たって口内炎の原因になっている場合、歯科医院で取り除いたり調整します。口内炎は1週間前後で治ります。自分でできる処置としては、うがいや丁寧な歯磨き、体調管理などです。
- 赤い斑点、白いただれが歯茎に出来る
- 口がヒリヒリする、粘りのある唾液、口臭が特徴
- 一週間程度で治り、うがい、歯磨き、体調管理が大切
歯茎にできる口内炎【ウィルス感染症が原因の口内炎】
【ウイルス感染症が原因で起こる口内炎】 口の中に口内炎を起こすウイルスに感染して、歯茎に口内炎が出来たものです。原因になるウイルスによって症状が異なります。
高熱を伴い、水ぶくれのような症状が出る「ヘルペス感染」
高熱や、水ぶくれから始まる痛みの強い口内炎が歯茎にできます。ヘルペスウイルスに対する抗ウイルス薬があるので、早めに内科を受診して治療をします。高熱と痛みが強い場合には解熱鎮痛薬を処方してもらいます。抗ウイルス薬やその他の処方薬と休養で2~3日で回復します。自分では痛みのために歯磨きが難しくなるので、殺菌効果のあるうがい薬や洗口液で口の中を清潔にして、口内炎が治るのを助けるとよいでしょう。
- 高熱や水ぶくれのような症状が出る
- 受診科は「内科」
- 抗ウィルス薬で2~3日で回復
歯茎や手足に米粒サイズの水ぶくれ出来る「手足口病」
口の中や手足に1~3mmの大きさの小さな米粒ぐらいの水ぶくれが出来ます。口の中では特に舌にたくさんの口内炎が出来るのですが、口の前方の歯茎にも出来ることがあります。 原因ウイルスに対する抗ウイルス薬が無いので、対症療法と安静が処置と治療の中心です。1週間から10日ほどで回復します。殺菌効果のあるうがい薬で口の中を清潔にして回復を助けます。
- 米粒程度の水ぶくれが出来る
- 舌に多いが、口の前方の歯茎にも出来る事もある
- 抗ウィルス薬がないので、安静と対処療法のみ
- 7~10日で回復
食べ物や金属、医薬品で歯茎が荒れる「アレルギー性口内炎」
アレルギー物質が原因で歯茎に口内炎が起こったものです。食べ物や医薬品、金属などでアレルギーが起こり歯茎に口内炎が起こります。アレルギーの原因物質を特定して取り除くのが治療の中心です。アレルギーの専門医に相談、治療することになります。アレルギー反応は体調やストレスなどによっても症状の強さが変わるので、免疫力を低下させる無理な生活をしないようにするのも大切です。
- 食べ物、医薬品、金属が原因でアレルギーが出る口内炎
- 体調ストレスなどにも影響されるので体調コントロールが急務
- 他の大きな病気があり、口内炎が起こる場合も
体の免疫力を低下させる大きな病気が原因の口内炎
免疫力を低下させる病気があると、歯茎を始め、口内炎が出来やすく、治りにくくなります。 歯茎にできる口内炎が
- 口内炎が2週間以上たっても治らない
- 口内炎の直径が1cm以上あり小さくならない
- 口内炎の表面の様子がいつもと違う
- 特定の場所に繰り返し口内炎が出来ている
- 口内炎が水ぶくれのようになっている
- 口内炎から出血したり、硬いしこりがある
- 口内炎以外に熱、便秘、下痢などの全身症状がある
このような場合は、早急に病院に行き診察を受けて下さい。以上になります。一口に口内炎が歯茎に出来たといっても実に様々な種類がありますので注意が必要です!最後までお付き合い頂き、ありがとうございました!