こんにちは、どくらぼ編集部でございます!
皆さんは、舌にしこりができたことはありませんか? そのしこり、放っておくとかなり危険な癌になるかもしれません。
今日のテーマは
舌のしこりと舌癌
でお送り致します。
お口にできる癌で一番多いのが、舌癌であり、舌ガンは比較的若い世代に多いです。 早期であれば90%以上が治すことができますので、少しでも早く見つかる努力をしましょう。
舌のしこりは代表的な舌癌の特徴
舌癌は95%が舌の側縁(両サイド)にでき、中央部や先端にできるのは非常に稀です。 舌癌の初期は痛みがないことも多く、進行すると食べ物がしみる、舌の動きが悪い、ろれつが回らない、飲み込みづらいなどの症状が現れてきます。
代表的な例として、舌の側縁にしこりのようなものができます。 初期の場合、舌にあるしこりは口内炎と間違えやすいのですが、そのしこりを放置していると進行がんになってしまいます。鏡を使って自分で確認できるため、次のリストでセルフチェックをしてみましょう。
特に、舌のしこりと口臭の両方が気になっている方はかなり注意をしてください
舌癌のセルフチェックリスト
□ 舌の側縁が赤くただれている
□ 舌の側縁に白い膜ができて、大きくなっている
□ 舌の側縁にしこりがある
□ 舌の側縁に口内炎ができて、1ヶ月以上治っていない
□ 舌の側縁に虫歯や銀歯、入れ歯などが当たって潰瘍になっている
□ 舌の側縁にできた潰瘍の周りが硬い
□ 冷たいものや辛いもの、酸味のあるものを食べるとしみる
□ 舌の側縁にできた潰瘍から出血している
□ 舌にしこりができてから、口臭が強くなった
以上のような項目に該当したら、早めに総合病院や大学病院の口腔外科に診察にいかれることをおすすめします。初期はしこりがあっても痛みがないことも多いので、気になった時は診てもらいましょう!
■舌がんの治療方法
photo By 瀬尾泰章
舌癌の治療方法としては、主に舌の部分または全切除と放射線治療が行われます。場合により、抗癌剤による化学療法も組み合わせることもあります。
早期であれば、舌の手術も小さな切除で済み、嚥下や発音などの障害が残ることも少なくなります。90%以上が治療によって治りますので、癌だからといって恐れる必要はありません。
しかし、放置して癌が進行してしまうと、舌の全切除が必要になり、5年生存率も半分まで減ってしまいますから、やはり早めに発見することが大切です。
おわりに
いかがでしたか?舌がんは早期に発見することが治療結果に大きく影響します。 1日1回は鏡の前で「アッカンベー」をしてチェックすることをお勧めします。
【舌のしこりが気になるアナタへその他のオススメコンテンツ】
舌の異変から始まる舌癌に対する具体的な症状や舌癌の原因などを解説しています。
舌がヒリヒリするのも全身疾患である可能性。時には舌癌であることも。舌のヒリヒリする原因をまとめています。
舌の側面が痛いことも舌癌の初期症状。舌の側面が痛い原因を7つに分類し、わかりやすく解説しています。