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「歯周病は沈黙の病」とはどういうこと?

2019年07月18日 21時26分
歯周病にはもう1つの呼び名があり、それは「沈黙の病」です。

「歯周病は沈黙の病」とはどういうこと?

歯周病はその病名以外にも色々な呼び方があり、例えば「国民的病気」や「生活習慣病」とも呼ばれます。
最も、これはイメージしやすく、国民的病気は文字どおり国民全員に関係する病気という意味であり、
日本人の成人のおよそ7割が歯周病を患っているという点がそれを物語っていますね。

次に生活習慣病…これは歯周病の発症・進行の要因が日常生活の中に潜んでいるという意味になります。
さて、そんな歯周病にはもう1つの呼び名があり、それは「沈黙の病」です。
これは少々イメージしづらく、「歯周病=沈黙の病」とはどういうことなのでしょうか。

1. そもそも歯周病とはどんな病気なのか

歯周病について勘違いしている人が意外に多く、「歯の病気」や「歯肉の病気」などと聞きますが、
実はどちらも間違いで、正確には「歯の骨の病気」です。
歯周病になると歯肉に炎症が起こるため、その点から「歯肉の病気」と思ってしまうかもしれません。

しかし、あくまでそれは初期の歯周病の症状であり、進行することで全くの別の症状が起こります。
それは、歯を支える骨…すなわち歯槽骨が溶けてしまうことで、
支えを失うことで歯は不安定となり、やがて抜け落ちてしまうのです。

2. 歯周病の危険性とは

歯周病の危険な要素は、「要因」・「症状」・「進行」の3つに分けられます。
まず「要因」の危険要素…これは歯周病が生活習慣病であることが挙げられるでしょう。
日常生活に発症のリスクを高める要因が潜んでいる以上、歯磨きだけでは予防が難しいのが危険要素です。

次に「症状」…これは「歯槽骨が溶ける」という症状が挙げられます。歯肉に炎症を起こす歯周病が、
進行することで歯を支える骨を溶かす症状を引き起こし、歯を失ってしまうことになる危険要素がありますね。
最後に「進行」…さて、「進行」における危険要素こそ、歯周病が「沈黙の病」と呼ばれる理由に関係してきます。

3. なぜ歯周病は「沈黙の病」と呼ばれるのか

歯周病が「沈黙の病」と呼ばれるのは、ひっそりと静かに進行する病気であることが理由です。
例えば虫歯になると歯に痛みを感じますが、この痛みは辛い反面、虫歯に気づける自覚症状でもあります。
「歯が痛いから虫歯がある」…このように痛みによって虫歯に気づき、治療すれば重症化を防げるでしょう。

一方、歯周病にはこのような明確な自覚症状がなく、そのため発症しても気づかない人が多いのです。
発症に気づかなければ歯科医院に行こうとも思わず、そうすれば歯周病はどんどん進行してしまうでしょう。
気づかない間に静かに進行していく…これが、歯周病が「沈黙の病」と呼ばれる理由です。

4. 歯周病の全身への影響

歯周病で怖いのは歯を失うことですが、それだけではなく全身にも悪い影響をもたらします。

影響1. 糖尿病

歯周病と糖尿病の関係は以前から指摘されており、お互い悪影響をもたらし合います。
糖尿病になると歯周病が進行しやすくなりますが、一方で歯周病になると糖尿病が進行しやすくなるのです。
このため、歯周病は糖尿病の合併症の一つとされています。

影響2. 心臓への障害

要するに虚血性心疾患と呼ばれるもので、狭心症や心筋梗塞なども含まれます。
歯周病になると虚血性心疾患が起こりやすく、これは歯周病の原因菌が血液に入り込むことが理由であり、
その影響によって血管内で炎症が起きて動脈硬化が進んでしまうためです。

影響3. 妊娠中の女性への影響

歯周病は妊娠中の女性に影響をもたらし、低体重児出産や早産のリスクが高くなるとされています。
このリスクは歯周病を治療しても減少せず、
そのため妊娠中の女性は歯周病を絶対に予防しなければなりません。

5. 歯周病で歯を失わないためにすべきこと

歯周病で歯を失わないためには、歯周病を予防することはもちろん、歯周病を早期治療することも大切です。
怖い歯周病も発症と同時に歯を失うことはなく、初期段階の時点で治療すれば深刻な事態にはなりません。
では初期段階の時点で治療するにはどうすれば良いのか?…そのためには歯周病の早期発見が必要です。

そこでおすすめしたいのが、歯科医院での定期的な検診の受診です。
定期検診では歯のクリーニングやブラッシング指導など、歯周病の予防効果が高まる治療が受けられる上、
口腔内の健康状態の確認するため、「沈黙の病」と呼ばれる歯周病も発見してその場で治療できますよ。

まとめ

考えてみてください、私達は頭が痛いことで頭の病気に気づき、胃が痛いことで胃の病気に気づき、
歯が痛いことで虫歯に気づきます。つまり、痛みは病気に気づくきっかけとなる貴重な自覚症状なのです。
仮にこれらの病気に痛みがなければ、病気の発症に気づくきっかけがなく、その病気は重症化してしまいます。

それはとても怖いことであり、その怖さを持つ病気こそ「沈黙の病」と呼ばれる歯周病です。
目立った自覚症状が病気は、辛い思いをしない点においては確かに気楽かもしれません。
しかし、そのせいで発症に気づかず進行してしまうと考えると、「沈黙の病」がいかに怖い病気かが分かります。

 

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