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歯に大切な考え方は治療ではなく、予防の概念

2018年10月10日 17時46分
予防歯科の必要性は歯科業界では当然のごとく叫ばれていますが、まだ一般への認知度は高くはありません。だからこそ、予防の大切を声を大にして叫んでいきましょう

歯に大切な考え方は治療ではなく、予防の概念

なぜ予防歯科が求められているのか

昔の歯医者さんは「痛くなってから行く」「噛めないから行く」など、なにかの不具合やトラブルが起こってから受診するのがごく当たり前のことでした。

そうなると大抵は既に虫歯や歯周病がある程度進行しており、治療内容が複雑になり回数も増えるばかりか場合によっては抜歯しなければならないこともありました。

ところが近年、自分の歯でしっかり噛めることや口の中の環境をよくすることが全身の健康にも大きく関係していることが明らかになりました。

むし歯は一度治療すると再発するリスクが非常に高くなります。そこで、虫歯や歯周病にならないよう、あるいは罹っても軽度ですむよう予防に努めることが推奨されるようになりました。

痛くなってからでは遅い?

歯が痛いという状態は、既に何らかの炎症や細菌感染が深部まで到達していることを示しています。そのため、大きく削る治療が必要になるケースが多いものです。

近年、虫歯の治療ではMIという考え方が主流となっています。

MIとは「最小の侵襲による治療=できるだけ歯を削らず最小限のダメージで治療を行う」ことを意味しています。

例えば虫歯の治療をする際には歯を削ります。でも人為的に歯を削ることは、歯にとって取り返しのつかないダメージを受けることになるわけです。

そこで不必要なダメージを与えないことを念頭に置いた治療を行うのです。このことは、予防と相まって今歯科治療の大きな根幹となっています。ですから、治療が最小限ですむよう、痛くなる前の行動が重要となるのです。

 

治療は手遅れ?

いったん虫歯や歯周病になったら治療をしなければ治ることはほとんど期待できません。そのうえ歯や歯肉は治ったから元通りになることはないのです。虫歯は治療として詰めたり被せたりすると一見治ったようでも、実は再び虫歯になるリスクがぐんと高くなります。歯周病も同様に進行するとメンテナンスが届きにくく細菌が繁殖しやすい環境へと変わっていきます。どれだけ精密に治療を施しても細菌はその隙を探して繁殖するからです。治療は手遅れというよりも後手に回っているような状態で、いわば勝ち目のない鬼ごっこにも似ているかもしれません。

予防歯科という新たなチャレンジ

歯科疾患の予防は以前から行われていました。ただ「虫歯にならない」「歯周病にならない」という広義なもので、現在のように本格的かつ徹底的に行われる予防ではありませんでした。

治療ありきだった歯科業界はいまや予防を根本に据えた診療が中心となりつつあります。「抜く治療」から「削る治療」へ、そして「罹らないための予防」という第3ステージへと変わってきたのです。

なぜ、予防が叫ばれている?

8020運動が推進されて久しいですが、現実として虫歯と歯周病の蔓延により80歳で自分の歯が20本残っている人は非常に少ないようです。虫歯も歯周病も細菌の感染によって起こる病気です。

でも、細菌と虫歯や歯周病がきちんとリンクしている患者さんは意外に少なく、「甘いものを食べるから」「歯磨きをしないから」と考えている人もいまだに多いのです。

さらにこれらの細菌の中には、血管から侵入して全身へと回り影響を及ぼす菌がいることもわかっています。

人は健全に生きていく上で

「自分の歯で咀嚼すること」

「栄養をきちんと摂取できること」

「健康の維持を目指すこと」

は、とても大きな課題です。口腔内の健康が将来の健全な生活に大きく関係していることをもっと広く認知してもらうことが急務です。

今まで予防が注目されなかった理由は?

歯科先進国では随分前から予防という考え方が定着していました。80歳の残存歯数を見てもその差は歴然で、日本はかなり立ち遅れています。平均寿命は世界でもトップクラスですが、歯の健康についてはまだ追い付いていないようです。

そもそも日本は、国民皆保険という世界でも稀に見る健康保険制度があります。

『保証の限りの治療を安価で受けられる』ため、病気の治療について(特に命にかかわることが少ない歯科では)比較的軽く考えられる傾向にあるように思われます。

つまり「痛くなったら行こう」「調子が悪くなったら行こう」という考え方を定着させる要因のひとつとなってしまったと考えられるのです。

医療機関でも、保険を使った診療で収入を得て経営の安定を図らなければならないため、予防よりも治療を優先する傾向が以前はあったようです。

予防歯科を行う歯医者さんが増えている

歯科の診療分野も随分バリエーションが増えてきました。その中には『予防歯科』を大きく掲げるところも増えています。これは予防歯科の重要性が歯科業界でも認識され、多くの人に予防の大切さを啓蒙しプロによるメンテナンスを受けることによるメリットが認知されてきたことの現れでしょう。

治療ではなく、予防に焦点をおいている歯医者さんが増加している

そもそも予防は病気ではないため保険が適用されません。それでも予防に力を入れている歯科医院が増えてきました。予防歯科では、主に検診に加えてメンテナンスを行います。メンテナンスには、歯石除去やPMTC(プロである歯科衛生士による機械的歯面清掃)、薬物塗布などが行われます。医療機関によっては、より精密な検査を取り入れているところもあります。このようなメンテナンスを定期的に受けることで、歯の残存率は飛躍的に上がり歯肉の炎症や歯周ポケットの問題も軽減され、虫歯の罹患率も減少することは明らかです。

予防歯科の費用は自費診療ですが、比較的リーズナブルに設定されているところも多く気軽に受けることができます。。

予防を大切にしている歯科の選び方

予防を重視して診療を行っている歯科医院は、従来の治療型ではなく予防型に移行した第三世代の歯科医院といえます。そこで次のような点をチェックしましょう。

・予防を担当する歯科衛生士がいる

・家庭でのメンテナンス法や注意点など時間をかけて丁寧に教えてくれる

・HPや院内の掲示などで予防への取り組みについて明確にしている

・定期検診の連絡(ハガキなど)をしてくれる

予防歯科は1回限りの受診ではなく継続的に長い付き合いになる歯科医院と考えることが必要です。定期的に受診してメンテナンスやチェックを受けるために、自分のペースや希望に合った歯科医院を見つけること大切です。

本日は以上になります。最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

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