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セラミックは高い!ボッタクり!・・・。では、なぜセラミックが高いのか、考えたことありますか?

2017年07月14日 16時35分
セラミックは高い!ボッタクり!とよく言われるのですが、なぜセラミックがそこまで高いのか今回解説致します。セラミックの謎に迫ります。

セラミックは高い!ボッタクり!・・・。では、なぜセラミックが高いのか、考えたことありますか?

どくらぼでは、基本的に歯の治療は銀歯よりもセラミックが良いと今まで言ってきました。それには、下記のような背景があるからです。

 

セラミックの利点 

セラミックの最大の利点は天然の歯のような色調・色彩・質感が表現できると言うことです。また、天然の歯特有の透明感なども他の材料では表現できないものもセラミックでは可能になります。また、アレルギー反応を起こす原因物質が含まれていないので生体親和性にも優れています。

そして、表面に汚れや歯垢が付着しにくいため、虫歯や歯周病になりにくいという利点も有ります。歯科用セラミック素材は数多く開発、販売されており、用途によって使い分けることが出来るのできめ細かな歯科治療を受けることが出来ます。どうしても金属を口腔内に入れると、光が反射してそこだけ光ったり、陰が出来て暗く見えたります。ですが、セラミック素材は全て歯のような白い色をしているので、口の中で目立つようなことは有りません。また、金属よりは割れやすい素材にはなりますが近年の材料自体の進化により強度が増し、割れにくい物も多く使用されるようになりました。今では、天然の歯に一番近い色を表現できるだけでなく、長い期間清潔に安定して口腔内に装着できる物になりました。 

セラミックは高いが利点が非常に多い。

 

セラミックの費用について 

まず、セラミックを使用した歯科治療は自費治療のみしか受診することが出来ません。保険治療では、前歯は歯科用プラスチックのレジン、奥歯は銀色の金属、最近ですと小さな奥歯はレジンが使用できるようになりましたが、保険治療ではセラミック素材を使用することが出来ません。

また、歯科用セラミックも現在数種類歯科医院で提供されており、使用する材料で料金が異なります。詰め物か被せ物かでも料金は変わりますし、治療する歯の部位や本数でも料金が変わってしまうこともあります。安い物では数万円で治療を受けられますが、高い物では10数万円かかることも有ります。自費診療は歯科医院ごとに料金を設定することができるので個々の歯科医院で治療費は異なるのですが、保険診療と比べると比較にならないくらい治療費は高額になります。つまり、保険治療より高いだけのなにか付加価値が有ると言うことになります。その付加価値が直接セラミックの治療費に直結します。 

 

保険で入れた前歯。保険適応レジン全装冠。色の不自然さが目立ってしまう

同じ位置に入れたオールセラミック。差が歴然としている。ながたデンタルクリニック

 

セラミックが高いということについて、保険との比較 

まず、日本の保険治療制度について理解する必要が有ります。日本の保険治療制度での虫歯治療は虫歯で痛くなった部分を削り取り、噛み合わせが崩れた部分を元あった噛み合わせに戻す為に何かの材料で修復するという、いうなれば必要最低限度の治療と言うことになります。つまり、噛めるようにするだけで見た目などは配慮しないと言うことです。また、治療費が膨大になることを防ぐため、必ずしも安全ではない安価な材料を使用しなければならないというジレンマも存在します。今日本で使用されている保険適用の金属は12%金銀パラジウム合金というもので、これは先進国では使用を禁止している国も存在します。 

一方、自費診療では、治療費を全て自分で負担する変わりに、より審美性にも優れ、尚且つ体に優しい材料を使用することが出来ます。その主たる物がセラミック素材です。つまり、材料費の観点から保険治療では使用できない高価なセラミック素材だからこそ、良いものだと言えます。 

時間がかかり、多くの人の手間がかかっているから、値段も高くなる きたみち歯科医院

 

なぜセラミックは高いのか 

素材が高い 

セラミックを使用した治療が高額になりやすい理由の一つは素材自体の値段が関係しています。詳しくいうと、その素材を加工するのに手間と時間がかかり、料金に上乗せされるという仕組みです。 

まず、セラミック素材で一番高加工に時間がかかる物はジルコニアです。これはジルコニアの粉末を1トンほどの圧力で押し固め、チョーク状になった物を機械もしくは人の手で削り出し、それを1400℃ほどの高温で長時間焼き固めることでやっと出来上がります。つまり、粉の状態から歯の形になるまでとても多くの工程を踏み時間もかかってしまいます。 

次に高価な物は、二ケイ酸リチウムガラスです。これはガラス素材の材料で、一塊になったガラス素材を高温に熱し、鋳型に流し込むことで歯の形にします。こちらはジルコニアよりも時間や手間はかかりませんが、それでも加工や手間に時間を取られます。 

次に手間のかかる物はポーセレン陶材です。これは粉末状になったポーセレン陶材を何層にも積み重ねて、高温で焼き固めて歯の形にしていきます。ジルコニアや二リチウムガラスと異なり、材料自体はそこまで効果ではないのですが、使用する粉末の種類が多いことと、焼き固めるという手間が料金に反映されます。 

最後にハイブリッドセラミックです。これは保険でも使用される歯科用プラスチックのレジンにポーセレンを混ぜ合わせることで生成されます。ハイブリッドセラミックは前記の3つ素材と違い、焼き固めたり高温で熱することがないので加工の手間こそかかりませんが、材料自体が他の物よりやや高価な物が多いです。 

現在使用されているセラミック素材は主にジルコニア、二ケイ酸リチウムガラス、ポーセレン陶材、ハイブリッドセラミックの4つですが、他にも何種類か歯科用セラミックが使用されていますが、いずれも高価な物になります。それは材料自体の価格+歯の形になるまでの加工の手間と時間が料金に直結します。

様々な種類が存在するセラミック北村歯科

 

手間がかかれば高い 

セラミックが高い理由として、材料を加工して歯の形にするまでの手間が大きく料金に関係してきます。先ほどは、その材料を作る工程や手間がかかればかかるほど料金が高くなると言うお話をしました。ここでは、使用して実際にセラミックで歯を作る手間のお話をしたいと思います。まず、保険治療ではどのような工程で歯を作るのでしょう。まず、前提の話として保険治療では多くの症例で金属を使用します。金属の加工方法は、蝋で歯の形を作り、それを鋳型にして高温に熱し溶かした金属をそこに流し込み、綺麗に研磨をして仕上げます。奥歯の場合はそれでおしまいです。前歯の場合は表面にレジンを張付け、歯の形に整えて綺麗に研磨します。比較的簡単な工程です。

一方セラミックでは、ハイブリッドセラミックを除いて全て焼き固める工程が入ります。単純なものは一回で終わることも有りますが、前歯のようにより審美性を求められる部位では何案種類ものセラミック素材を使用して焼き固めていき、細かな色の表現をしていきます。セラミック素材は、急激な温度変化にとても弱く、急に高温にしたり冷ましたりするとヒビが入ったり割れてしまうことが有ります。つまり、ゆっくり熱してゆっくり冷まさなければなりません。それを必要ならば何回も繰り返します。きめ細かな色の表現を行うにはとてつもない手間と長い時間を必要とします。 

また、歯の表面にポーセレン陶材を貼付けるラミネートベニアなどでは特殊な歯型模型を必要とします。その模型製作も手間と時間がかかります。適合の良く質の良いセラミックを製作するには、膨大な手間と時間を必要とします。それがセラミックの治療費を高額にしてしまう原因の一つになっています。 

セラミックの中でも、特殊なのがハイブリッドセラミックです。これは高温で焼き固める必要がないので、他のセラミック素材よりも加工の手間が少なく、料金も比較的低額に設定されていることが多いです。しかし、保険治療と比べると高額なことには変わり有りません。 

 

歯科医の技術料が高い 

セラミックの治療費が高いのはなにも材料が高いと言うだけでは有りません。歯科医の技術が高ければ高いほど料金に上乗せされます。歯科医師は技術職だと言われています。歯を削ることも、歯茎を綺麗にすることも、歯を抜くことも歯型を採ることもすべて歯科医師の手で行います。簡単に言いますと、常に手術をしている状態です。患者さんの病状を聞いて、レントゲンを撮り、その病気を診断して適切な薬を処方するだけではなく、実際に自分の手で悪い部分を治します。謂わば外科医と同じだと思います。 

技術職となると、残念ながら上手な人と下手な人の差が出てきます。保険治療では国が診療報酬を決めているので全国どこの歯科医院で治療を受けても同じ治療費で治療を受けることが出来ますが、自費治療は異なります。個々の歯科医院で治療費を設定することが出来ます。もちろん地域性や需要もありますが、技術に優れている人は治療費が高額と言うことが多いです。 

歯科医師は歯学部を卒業した後国家試験に合格した者が歯科医師免許を交付されます。ですが、大学の歯学部で学んだことだけでは、実際の臨床の現場ではすべてのことに対応することは不可能です。そこで、多くの歯科医師は、卒後にセミナーや研修を受け、最新の技術や知識を習得し、診療に取り組んでいます。その参加するセミナーや研修は膨大な時間と費用がかかります。簡単に言いますと、時間とお金を使って技術と知識を磨いています。その結果、綺麗で正確な歯科治療をすることが出来るのです。

しかし、せっかく技術や知識を磨いて来たのに、保険治療では報酬があまりに低すぎるのが現状です。そこで、高度な歯科治療を受けれる自費治療に料金が反映されます。日本の保険治療では残念ですが治療報酬が低すぎて時間も手間もあまりかけられません。つまり、必要最低限のことしか治療してあげることが出来ないのです。そこで、少しでも患者さんに良い治療を受けてもらう為に歯科医師は勉強しますし、その結果歯科医師の技術料が自費治療に反映されます。 

歯科医の技術料も手間がかかるぶん、高額になる

 

セラミックの技工料が高い 

歯科医師はほとんど歯を作りません。歯を作るのは歯科技工士と言う職業の者が作ります。歯科医師は虫歯を削ったり歯型を採ったりします。その歯型をもとに歯科技工士がセラミックで歯を作ります。歯科技工士こそ技術職です。つまり、技術で売っていると言うことは自信がある人は製作物も高く設定してあります。製作物の料金を技工料と呼びます。 

技工士も国家試験に合格したものに免許が交付され、セラミック等を製作することが許されます。ですが、歯科医師と同様に免許を与えられただけではすべての治療に対応することが出来ません。そこで、同じように卒後にセミナーや研修を受け技術と知識を習得します。こちらも膨大な時間と費用がかかります。その結果、質の高い技工物を提供できるようになると技工料に上乗せされます。保険治療では技工物の料金もある程度の額が国で指定されているので技工料が高額になることはほとんど有りませんが、自費治療は全く基準がないので自由に技工料を設定することが出来ます。こちらも地域性と需要の問題もありますが、上手に歯を作ることが出来る歯科技工士の技工料金は比較的高額に設定してあることが多いです。歯科医師がいくら上手でも、実際に歯を作る歯科技工士が上手でなければ良い治療は受けることが出来ません。上手な歯科医師は上手な歯科技工士と連携していることが多く、歯科医師の技術料に歯科技工士の技術料が上乗せされてきます。結果、治療費が高額になってしまいます。 

技工所でも大きなお金が発生する

 

治療で使用する材料が高い 

自費治療で使用する材料は保険治療と比較しても高額な物が多いです。歯型を採るにしても、保険治療ではアルジネートと言う粉を水で練って口の中で固める印象材を使用しますが、自費治療ではより精密なシリコンの印象材を使用します。これだけでもだいぶ料金が違います。また、歯とセラミックをくっ付ける接着剤もより強固に接着する物を使用します。つまり、外れにくくなると言うことです.診療報酬に限りが有る保険治療では使用できない良質な材料が自費治療では使用することが出来ます。その材料費が治療費に反映されます。 

 

それでもセラミックが良い! 

まず、みなさんに分かって頂きたいことは、保険治療では満足した治療を受けることが難しいということです。日本における歯科の保険治療は必要最低限の治療と言う位置づけです。つまり、必要最低限のこと以外はしなくても良いと言うことになります。虫歯になればその部分を削って金属を詰める、そのような治療方針です。それは残念ながら良い治療とは言い難く、再度虫歯になったり歯をダメにしたりすることも有ります。これは歯科医師が悪い訳ではなく、限られた診療報酬のなかで賄わなければならないのです。赤字になってしまえば仕事をしている意味が有りません。 

なにより、体に優しい治療を行う為には自費治療を受けることをお勧めします。自費治療は保険治療より治療費が高額になってしまいますが、保険治療では受けることの出来ない高度な歯科治療を受診することが出来ます。 

天然な歯のような審美性、体に優しい生体親和性、汚れや歯垢の付着に強く清潔な状態を強期間保てるのはセラミック治療以外有りません。

 

本日は以上になります。最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

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