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結論:メタルボンドは金属の周りをセラミックで覆ったもの。その説明をさらに詳しく。

2014年06月26日 12時15分
このページでは、歯科で使用されるメタルボンドについてわかりやすく解説したページです。金属の丈夫さとセラミックの色味が特徴です!

こんにちは。歯科情報サイト「どくらぼ」でございます! 本日は、

メタルボンド

をテーマにお送りしたいと思います。

このメタルボンド、簡単に言うと セラミック(ポーセレン)という陶器の内側に金属を使用し、強度を高めた歯でございます。 この「メタルボンド」どのような特徴やメリット・デメリットがあるのか、また費用などの観点から詳しく見て行きましょう。

メタルボンドその特徴

メタルボンド、とは、金属の上に白い陶材(セラミック(ポーセレン))を焼き付けることによって、見える部分は白い歯のように見える被せ物の事です。

メタルボンドの歴史は古く現在までの治療経験も豊富にある、定評のある治療法です。メタルボンドの他にも良い治療法は現代歯科医療で多く生まれていますが、ここ数年で出来たばかりの治療ですので、「長らく行われてる安定感のある治療でないと不安‥。」という方には向いている治療です。

メタルボンドの強度や耐久性はどうなの?

メタルボンドはセラミックを使用しているので変色も少なく、裏打ちされている金属の部分も強固なので、セラミック、ポーセレン部分が欠けるという事が無ければ半永久的に持つと言えます。 ただ、歯の手入れをせず歯周病や虫歯などで歯の根っこや歯茎の状態が悪くなってしまえばメタルボンドの耐久性も落ちる可能性はあります。また、セラミックの部分は金属で裏打ちしているものの噛み合わせや癖などの影響で欠けたり、割れたりする心配は考えられます。 メタルボンドを入れたからこそ、歯の手入れには益々気をつけるようにしましょう。

奥歯などにも使用できる?

メタルボンドは中が金属なのでたいていの場所で使用することが可能です。咬み合わせの強い歯や、ブリッジ(両隣の歯を削って橋渡しのようにすることで、歯の無い所に歯を入れる事が出来る被せ物)でも使用可能です。

色味は自然な色?それとも違和感がある?

中に金属が入っているのでオールセラミック(中もセラミック)と比べると透明感を出すのは限界があるものの、色調のバリエーションが豊富で、技工師さんの腕次第で繊細な部分まで再現しやすいです。 中は金属でも外見はセラミックなので、自分の天然歯と比べてもほとんど違和感なく装着が可能です。

メタルボンドのデメリット

デメリットとしては、中に金属を使っているという点です。全員が出るとは限りませんが、金属アレルギーが起こるリスクや歯ぐきに金属が溶け出して、歯ぐきが黒くなる事があります(ブラックマージン、メタルタトゥーといいます)。

また、歯ぐきが痩せて下がってくるときにメタルボンドのふちの部分の金属の地色が見えてしまう場合があります。

メタルボンドの費用

メタルボンドは自費なので、色々なバリエーションがあります。中の金属を溶け出しにくい金属にしたり、出来るだけ白い部分を増やして金属が見えないようにしたり、などです。どれだけ対応できるかは医院によって異なりますので、どんなバリエーションがあるかは治療を始める前に医院に相談してみましょう。

費用は目安ですが、およそ60000円からです。

メタルボンドメリット・デメリットまとめ

メリット

  • 審美性に優れる。天然歯に近い表現が可能
  • 金属の裏打ちがあるので、丈夫で様々な部位で使用できる
  • 伝統ある治療法なので、対処法などが確立されている
  • 変色しにくい

デメリット

  • オールセラミックに比べると色彩が落ちる。
  • 年数の経過とともに、中の金属が歯茎に溶け出してくることも
  • 金属アレルギーの方には適さない
  • 自費であるため、保険のプラスチックの歯と比べると値段が高くなる
  • 歯茎が下がって来た時に境目の金属が見えてしまうことがある

以上が歯科治療での「メタルボンド」の特徴です。オールセラミックよりは強度の面では強いものの審美的な要素、アレルギー、金属使用の要素では負けるイメージです。 メタルボンドを入れるにせよ、オールセラミックにするにせよ、保険内で対処するにせよ大切なことはまずそれぞれの特徴を抑えることです。長所短所をしっかりと抑え、自分の望むものや財布事情と相談し、アナタに適した選択肢を見つけて頂ければと思います。では、またお会い致しましょう!

最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。どくらぼ編集部がお届け致しました。

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