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歯の神経を取ることも、歯を削ることも確実にアナタのカラダを狂わせる。歯科医は口を塞がれる、歯科の事実

2016年02月24日 11時41分
虫歯が進行したら歯を削って神経をとるというのが当たり前だと思っていませんでしたか?実はこれ、今となっては非常識なんです。神経を抜けばその歯は死刑宣告をされたも同じ。歯は死に行くのみ。このページでは歯と神経の事実についてお話いたします。

あなたがいつか出会う災いは、
あなたがおろそかにしたある時間の報いだ。

ナポレオン・ボナパルト(1769-1821

私たちは目の前の快楽に弱い存在です。いずれ災難が訪れるとわかっていたとしても、目の前の誘惑を断ち切ることは困難です。

これは、日常生活だけの話ではなく、歯科の領域でも同じことがいえます。目の前の苦痛から開放されるために将来の自分が窮地に立たされることに無関心である方が非常に多いです。

歯科では常日頃、下記の様なコトバが患者さんから発せられます

 

歯が痛いから、神経を抜いて欲しい

一本くらいだったら抜いていいから入れ歯を入れてくれ

 

歯の神経を抜いたり、抜歯をしたらいずれ何らかの災難が訪れることは想像できます。しかし、“いずれの災難”より、“目の前の快楽”に弱いのが人間です。抜歯をすること、神経をとることがどのように自分自身の人生においてマイナスなのかを理解せず、一生を棒に振る患者さんが非常に多いのです。

特に歯の神経に関しては無知である方は非常に多いです。歯科から発信しているメッセージと実際に一般の方が持っているメッセージの相違が大きいのが歯と神経の関係なのです。

例えば、下記のようなことを少しでも思ったことがある方は、近い将来、歯が一気に抜け落ちてしまうこともありえます。

  • 虫歯がひどい時は歯の神経を抜けばどうにかなる
  • 歯の神経を抜けば痛みがおさまるから早く抜いて欲しい
  • 歯の神経を抜いても問題ない
  • 幼い時に歯の神経を抜いたからもう虫歯にならない

多くの方が、歯の神経に関してありえない誤解をしています。今回は、そんな誤解だらけの歯と神経のお話をお届けします。アナタが今まで持っていた歯と神経の常識が大きく変化させられ、自分のもっている歯(天然歯)がいかに大切なのかということをわかりやすくお届けします。では、参ります。

 

歯の神経を抜けば、その歯の寿命は終わり。二度と生き返らない

「神経を取ったら、もう痛みを感じることもなくなるからそっちの方がいいのでは?」と考えている人がいます。しかし、それは大きな間違いだということを知ってください。そうした考えをもっているとお年寄りになってからではなく、かなり早い段階で入れ歯生活が待っていることになります。まずは、歯の神経とは一体何なのかを知っていきましょう。

 

歯の神経とは?

一般的には歯の「神経」を取ると言いますが、実際には歯の神経は歯髄(しずい)という組織の中の一部であり、神経を取る際には歯髄ごと取り除くことになります。この歯髄は、ばい菌が内部に入らないようにする防御機構があり、歯に水分や栄養をおくる役割を果たし歯を割れにくく、強くしています。

歯の中は歯髄を通じて全身と繋がっている。歯は臓器と同じ (伊那の歯医者さん)

 

歯の神経を取ることで、歯は死に絶えていく

しかし、神経を取る、すなわち歯髄を取り除くことは、歯を守っていた力が失われることを意味します。虫歯はどんどん進行し、歯の内部や周囲の組織に感染が広がって歯がダメになります。また、水分や栄養が失われてしまうため、歯は枯れ木のようになり、おせんべいなどをかじっただけでもパキッと折れやすくなってしまいます。

神経のない歯は驚くほど壊れやすい。(赤坂フォーラムデンタルクリニック)

 

歯の神経を取ったり、神経が死ぬと歯が変色してしまうというデメリットも。

また、神経を取ると「色が変色してしまう」というデメリットもあります。通常、神経を取ると、歯が黄色、茶色、グレーっぽくなっていきます。とくに前歯などの目立つところでは、一本だけ他の歯の色と違って目立つ・・・なんていうことが起こってしまいます。

歯の神経が死んでしまうと、歯は変色する。(たけのうち歯科クリニック)

 

神経をとらない歯科治療が今は主流。しかし、実はそこに歯科の闇が

歯は1本、1本と数えますが、全ての歯は互いに絶妙なバランスを保って存在しています。たった1つでも歯を失ってしまえば全体のバランスが崩れ歯は一気になくなっていってしまうのです。ですから、いくら虫歯で歯が痛いからといって、歯の神経を安易にとるという発想は間違えています。

ですので、現在の歯科の考え方では歯の神経は極力残し歯を少しでも長持ちさせるという治療法が主流になっています。

しかし、歯の神経を残すことが主流ではあるものの、歯の神経を取らなければ歯科医が生き残っていけないという矛盾を抱えているのも日本の歯科医療の闇です。この闇についても触れていきます。

 

神経を取ってはダメ。だが、取らないと歯科医が生きていけない。歯科医療の闇がここにある。

現在の日本は、歯科医師過剰時代だと言われています。よく例に挙げられるのが、コンビニエンスストアの数よりも歯医者の数が多い、という話です。具体的には歯科医院の数はコンビニエンスストアの1.6倍であると言われています。

ちなみに歯科医師の数は1990年と2008年を比較すると3割も増えました。その背景には歯科医師には定年制がないため、高齢化に伴い、高齢な歯医者が仕事を続けていることも原因です。人口減少で歯科を受診する人が減っている中、競争相手は増え、十分な収入を得るのが非常に困難な状態になっているのです。

右肩あがりで増え続ける歯医者さん。患者は減り、歯科医は増え続ける。その先にあるものは歯科医の収入確保の問題。(キャリアガーデン )

歯科医が給与を得るためには、神経を取らねばならぬ。

歯科には大きく分けて2種類の治療方法があります。「保険診療」「保険診療ではない」ものです。一般的に3割負担で済む治療は保険治療になります。しかし、保険診療を行っている歯科医師が大半を占める中、保険点数になる治療というのは、まさに神経を取るような治療。または、歯の寿命を短くしてしまう、削る、詰める、かぶせる、抜く治療なのです。

つまり、歯や歯の神経を守る治療は保険にカウントされず、歯の神経をとり、削る治療が保険としてカウントされるのです。そのため、保険で診療を行っている歯科医院は歯を守ることによる処置では収入が得られないという矛盾があるのです。

歯は削る、詰める、被せる、神経をとるで確実に死へと近づく。しかし、この治療だけが保険適応になるという矛盾がある。(タキザワデンタルクリニック )

 

歯科医が泣く泣く神経を抜いているのは、歯科医師会の怠慢も原因の1つ

医科に関しては命に関わったりすることもあり、医師会が努力して診療に見合う診療報酬を与えられていますが、歯科に関しては命に関わることが基本的になかったり、歯科医師会も保険点数を診療内容に見合うものにするような努力をせずに、足りない分は自費診療で補うという形をとっていたため、保険点数が非常に低く抑えられています。

歯科の保険点数は診療に見合ったものとは言えない現状がある。

 

そのため、保険診療を主に行っている歯科医院は少しでも多くの歯を削って・・・というような、治療をなるべく多く行わなければ満足な収入を得られないようなしくみになっています。しかも、歯科医院を開業するためには膨大な初期投資が必要で、その借金を返すのにも非常に苦労を強いられます。

 

 

歯を悪くならないようにする予防は保険が効かない。つまり、高額になる。

「それなら予防治療などの保険適応外の診療をどんどんやって患者を増やせばいいのでは?」という意見もありそうですが、歯科治療の場合、虫歯や歯周病などのトラブルがなければ保険診療を受けることができません。つまり、悪くならないようにするための予防治療に関しては保険がきかないようになっているため治療費が高額になってしまいます。これでは、国民も積極的に予防治療を受けよう、ということにはなかなかなりにくいで しょう。

また歯科医師側にとっても、「なるべく削らない治療」を行うためには特殊で高価な機材、機械、薬品、またそれらの技術を習得するための研修費用がかかるものです。収入が少なく苦しい経営の歯科医院にはそのような費用を捻出するのも大変な場合が多いのです。

つまり、

 

  •  「歯科医師過剰と患者不足」、「低い保険点数」などの経営困難のために「削らない治療」を実現できない歯科医院がある
  • 歯科医師の高齢化により、昔ながらのガンガン削る治療を実践している歯科医師がいまだに沢山いる

 

というようなことが、歯をなるべく削らない、神経をなるべく抜かない治療をしている歯科医院とそうでない歯科医院が存在している原因ではないか?ということが言えます。

私たちはこうした背景をしっかりと抑え、歯科の現状を捉える必要があります。そして、常日頃から歯科医と距離を縮め歯科の情報を手にし、自らの歯を守らなければなりません。歯科医はアナタの歯を守りたいと思っています、しかし経営・国からの保険の制約など歯科とは関係のない領域で苦しんでいるという状況もあるのです。これが歯科医は言いたくても言えない歯科の事実です。

 

では、最後に歯科的な観点から歯の神経を取らねばならない状況をまとめ終わりにしたいと思います。

 

本当に歯の神経を取る必要があるのはどんな時?

神経を残すのが大事と言っても、本当に神経を取らなければならない場合もあります。それは次のような時です。

1.神経が強い痛みを出している時

虫歯が深部に達して神経が完全に感染を起こして急性症状(強い痛み)を出してしまっている場合には、神経を残しても元の健康な状態には戻らず、神経は壊死する方向に向かってしまいます。そのような場合には放置すればするほど状況は悪化しますので、早めに神経を取ることが必要です。

2.神経が死んでしまっている時

歯をぶつけたりなどの衝撃が加わったり、虫歯を放置すると知らないうちに神経が死んでしまっていることがあります。このような場合、痛みを感じないことが多いのですが、放置するといずれは症状を出したり、歯の状態はもちろん悪化して確実にダメになっていきます。このような状態が発覚したら早めに神経をとる必要があります。

3.歯が折れたりして神経が露出してしまっている時

歯が折れて神経が露出してしまった場合には、その神経はもうばい菌に感染していますので神経を取らなければなりません。

4.削ると神経が出てきてしまう時

歯が抜けたまま放置していたり、虫歯で崩壊してしまった部分を放置していると、周囲の歯が伸びてきたり、倒れてきたりします。しかしそれではうまく噛めるようにすることができません。通常このような歯を噛めるようにするためには、歯を削ってかぶせ物で歯並びを整える、という方法がよく取られますが、大幅に歯を削る必要があり、神経が露出すること も多いため、神経を取る必要があります。

 

上記のような場合は歯の神経を残すことが困難なため、歯の神経を取る処置が一般的になります。しかし、大切なことは歯がここまでならないように、普段から歯科医を身近な存在として迎え入れることです。今、歯科は変革期にあります。過去のようなひたすら麻酔を打ち、歯を削り、歯の神経と取るというスタイルは過去のものになっています。もし、この記事を読まれている方で、このところ歯科医院に行っていないなという方はこれを機会に是非足を運んで見て頂きたいです。

 

過去のことは過去のことだといって片付けてしまえば、

それによって、我々は未来をも放棄してしまうことになる。

 

ウィンストン・チャーチル(1874-1965

 

 

ここまで長文を読んで頂き、誠にありがとうございました。どくらぼは歯科のことをわかりやすく世の中の方に伝えるをコンセプトに誕生した歯科メデイアになります。今回のような記事を月に数本をめどに定期的に発信して行きますので、今後とも何卒よろしくお願い致します。

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本日は最後まで目を通して頂き、誠にありがとうございました。

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