フリーワード

詳細条件

詳細条件を選ぶ

診療内容

サービス内容

歯医者 新着記事

このエントリーをはてなブックマークに追加

歯周病の痛みの原因と応急処置が3分でわかるブログ。

2014年11月25日 12時42分
歯周病の痛みに効く薬、応急処置、治療方法を解説しています。歯周病の初期は中々痛みが感じにくいですので「痛い」と感じた時はすぐにでも歯医者さんに行くようんしてください。

歯周病の痛みの原因と応急処置が3分でわかるブログ。

歯周病は人類史上最も感染者数の多い感染症とされ、ギネスにも載っています。そして、歯周病は中々痛みが出にくい病気でもあります。

歯周病が痛いと感じた時は、かなり注意が必要です。そこで本日は「歯周病の痛み」に対するあらゆる知識をお伝えいたします。

まずは歯周病の痛みの原因から。

歯周病が痛いは、放置しないで!原因から応急処置までお伝えします。

歯周病の痛みの原因は大きく分けて3つ!

歯周病が痛む原因は

  • 細菌感染による歯ぐきの炎症
  • 歯と歯ぐきの間にある膜の炎症
  • 歯を支えている骨の炎症によるもの

大きく分けてこの3つがほとんどです。

歯周病が進行する原因としては、喫煙や歯ぎしり、食いしばり、ストレス、全心疾患による影響などがあげられます

歯周病による痛みをとる応急処置ポイントは6つ

歯周病の痛みの応急処置は基本的に虫歯などの歯の痛みと同じです。ポイントは

  • ロキソニンなどの鎮痛剤を飲む
  • 血行を良くすることは避ける(飲酒・運動・風呂など)血行がよくなることで痛みが増す
  • タバコは内服薬の効き目を落とすので控えたほうがよい
  • 患部への物理的刺激を避ける
  • カラダをよく休める
  • 親指と人差し指の間のツボを押す

などが応急処置です。くわしくはこちらをご参照下さい。
歯が痛い時の応急処置はこれ!

また、歯周病で歯が痛いと思っても実際に虫歯で痛いということもあります。虫歯の痛みと歯周病の痛みには明確な違いがありますので一度整理いたします。

歯周病の痛みと虫歯の痛みの違いを簡単に。

  • 歯周病の痛み:歯茎が腫れ、出血しズーンと痛む
  • 虫歯の痛み   :ズキズキと刺すような痛み。

歯周病の痛みは鈍い痛みが特徴

歯周病の痛みは歯ぐきの腫れと出血を伴う事がほとんどです。初期の段階では出血のみで痛みのない事がほとんどですが、次第に水がしみるようになり(知覚過敏)歯ぐきの赤み、腫れ、出血、膿が出てくる等の症状とともにズーンとした痛みが出てきます。

歯が揺れて痛くて噛めない事もあります。症状や感覚は人それぞれですが、歯ぐき全体が浮いたような痛み、締め付け られるような痛みなどの訴えもあります。重傷ですと、発熱や悪寒を感じる事もあります。一カ所に限定されず、右下全体など広い範囲で痛みを感じます。

虫歯の痛みは鋭い刺すような痛み

虫 歯で歯が痛む場合は、ズキズキ刺すような痛みが特徴です。始めは水にしみますが、次第にお湯でもしみるようになってきます。放置しておくと、痛みが消える 事がありますが(神経が死んでしまった場合など)さらに虫歯が進行すると、神経が腐敗して膿などが溜まり、脈打つような拍動性のズキズキとした強い痛みが 出てきます。あまりにも痛む場合は、上 下どこかもわからなくなります。

歯周病の痛みは気が付きにくい。

こ のように、歯と歯ぐきでは痛み方が違います。また、歯の場合は初期の段階から痛みが出るのに対して、歯周病の痛みの場合は症状が進行してからでないと痛み は出てきません。そのため、虫歯よりも歯周病のほうが気づきにくく、痛みが出た時にはかなり病状が進行しているといった事にもなりかねないのです。

歯周病の痛みをとる治療方法

歯周病による痛みはどのような治療で無くしていけるのでしょうか。歯周病の場合は痛みの原因となる細菌を除去する事が一番の方法となります。上記でも説明したように、歯周病は細菌感染による病気のためです。

まずは、痛みを取り除く治療から

急 性の場合は、痛みを和らげる事が最優先ですので、洗浄、薬剤の塗布等の処置、消炎鎮痛剤の内服などになります。その後、痛みが落ち着いてから、原因となる 細菌が含まれる歯垢の除去、歯石取りなどの治療が行われていきます。慢性の場合もほぼ同じですが、歯ぐきの中の細菌除去なども行っていきます。膿がたまっ て重傷の場合は、切開して膿を出す処置をすると症状が良くなる場合もあります。

痛みが落ち着いたら歯石や細菌の除去

歯周 病の痛みが落ち着いたら、原因となる細菌や歯石を取り除く治療を行っていかなければなりません。歯周病菌は歯ぐきの中にまで住み着きますので、それを取り 除いていく治療も含めて約6回程度は通う事になるでしょう。歯科医院の治療方針にもよりますので、始めに大まかな説明があると思います。費用は保険で行え ますが、症状が中等度以上の場合はレーザーや再生療法など自費で行う部分も出てくるかと思います。費用は数千円〜数万円する事もあるので、ご自身に必要か どうかは主治医とよく相談なさってください。

飲み薬で歯周病菌を除去する方法も。

歯周病の内服薬はジスロマックという抗生剤です。3日間の服用で劇的に悪玉歯周病菌を駆逐できるというものですが、副作用で下痢などもありますし、耐性菌の問題もありますので安易に服用する事は避けた方がいいと思います。
し かし、主治医の指示のもと正しく服用すれば問題はないでしょう。保険適応のお薬ですが、歯周内科治療(歯周病菌とカビ菌を薬で除菌する)を行う場合は保険 適応外となります。歯科医院により金額は様々ですが、治療と薬代込みで数万円かかる事が多いようです。ジスロマックなどはすべての歯科医院が扱っているわ けではないので、希望される場合は確認が必要です。

抗生剤や鎮痛消炎剤が効かない場合は、原因が他にある可能性もありますので、再受診をお すすめします。しかし、ここで忘れてならないのが、歯周病は細菌感染による病気だという事です。歯垢が溜まりバイオフィルムという膜を作ってしまっている 場合は、薬剤は悪玉歯周病菌には効きにくいのです。

歯周病に一番大切なことは結局、ブラッシング

歯周病の痛み対策に。自 分自身で出来る事は『バイオフィルムを破壊する事=ていねいなブラッシング』です。痛みのある歯ぐきは柔らかい歯ブラシで傷つけないようにしながらていね いに磨いていきます。痛い時は歯ブラシをすることもおっくうですが、とにかくバイオフィルムを破壊する事、これが重要なので早く症状を良くしたいとお思い でしたら、磨く事がご自身にできる最善の方法です。

歯周病の痛みを治療するならどんな歯医者を選べばいい??

歯周病の痛みを治療していくにあたって、どのような歯科医院を選べばいいのか迷ってしまうと思います。ホームページなどである程度の雰囲気は伝わると思いますが、大事なのは説明をしっかりしてくれるかどうかです。

先 にも述べた歯周内科治療は保険が利かず高額ですし、保険治療でも期間やおおよその費用はできれば知っておきたいものです。痛みで説明が頭に入ってこなくて も治療計画書が貰えたり、後日何度でも説明をしてもらえるなどの配慮があればなおさら安心です。歯科医だけでなく、スタッフ全員が説明できるというのも重 要です。受付や歯科助手だからわからない、では医院全体のレベルが疑われます。すべてのスタッフが説明できるように普段から勉強会を行っているぐらい意識 の高い歯科医院だと、患者としても安心して通う事ができますね。まず疑問に思っている事は、歯科医師だけでなく衛生士や受付のスタッフにも相談して聞いて みるといいでしょう。

痛みは五感の中でも慣れない感覚ですから、一日でも早く良くなるように根気よく治療とセルフケアを続けていってください。

以上になります。最後までお読みいただき誠にありがとうございました。歯科情報サイトどくらぼでは歯にまつわる情報や健康・ロハス・美容などのお役立ちコンテンツを情報を厳選し毎日お届けしています。

この記事を気に入ったらいいね!しよう

どくらぼの記事を毎日お届けします!

レポートのカテゴリ一覧

歯科専門ライターによる、歯に関する情報がいっぱい

最も見られているレポート

歯医者の達人

歯医者さんが本当に薦めたい治療は、保険が効かない。

歯医者さんが本当に薦めたい
治療は、保険が効かない

日本人だけが知らない予防歯科の正しい考え方

日本人だけが知らない
予防歯科の正しい考え方

歯科技術の進化がとまらない

歯科技術の進化が
とまらない

悪い歯医者に騙されてはいけない

悪い歯医者に
騙されてはいけない

緊急QA

  • 噛むと痛い
  • 歯が浮く
  • 歯がしみる
  • 親知らずが痛い
  • 歯が欠けた
  • 歯が抜けた
  • 口内炎を治したい
  • すぐに口臭を抑えたい
  • 歯がグラグラする
  • 詰め物、差し歯がとれた
  • 歯並びを治したい
  • 歯茎から血が出る
  • 歯を綺麗にする
  • 舌が痛い
  • 顎が痛い
  • 唇の様子がおかしい