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実年齢より老けて見える!歯茎が下がる前に絶対に知っておきたい7つの原因

2015年04月28日 10時15分
歯茎が最近下がってきたな、痩せてきたなと感じていませんか?実は、歯茎が下がると実年齢よりも老けて見えるだけでなく、カラダの健康を損なっている恐れがあるのです!そうなる前に、まずはあなたに7つの原因を知ってほしいです。

実年齢より老けて見える!歯茎が下がる前に絶対に知っておきたい7つの原因

歯茎が下がると、歯が伸びて見えて老けた印象に見えがちです。また、歯根が出てきますので知覚過敏を起こしたり、歯根の表面が虫歯になりやすかったりなどのトラブルも出てきます。

 

歯茎が痩せ、下がる原因はこの7つ!

 

1.歯周病

歯茎が痩せて下がる原因として最も多いのが歯周病でしょう。歯周病とは、進行してくると歯を支えている骨が溶けてなくなってしまいますが、それに伴い歯茎も下がってしまいます。

歯茎が強い炎症を起こしていて腫れていたりすると、歯茎の高さは腫れた分高い位置までありますので骨がなくなっていることに気付きにくいですが、歯科医院で歯石取りなどの処置を行った後に炎症が引くと、急激に歯茎が下がったように見えることがあります。

<改善法・予防法>

下がってしまった歯茎を元に戻すことは不可能です。歯茎の位置を高くするためには外科処置しかありません。しかし、ケースによってはできない、または効果がない可能性もあります。

予防法はなるべく歯周病を進行させないようにブラッシングを徹底する、また歯科医院での定期的なメインテナンスが重要です。また、歯周病を悪化させる喫煙や糖尿病にも気をつけましょう。

 

2.乱暴なブラッシング

誤った磨き方や、乱暴な磨き方によって歯茎が傷んでしまうと歯茎が下がってしまいます。

<改善法・予防法>

ぜひ歯科医院でラッシング指導を受けましょう。また、近年は歯茎が下がるのを抑える歯磨き粉も出てきているようですので、それを使ってみるのも良いかもしれません。

 

3.噛み合わせの過剰負担によるもの

どこか一部の歯に強い力がかかっていると、その歯を支えている骨が溶けてしまって歯茎も下がります。また、くいしばる癖があったり、夜間の歯ぎしりなどがあると、歯を支えている骨に負担がかかります。歯周病がある場合は骨の吸収が一気に進んでしまい、それに伴って歯茎も下がってしまいます。

<改善法・予防法>

噛み合わせの力が過剰にかかっている歯に関しては噛み合わせの調整をします。
食いしばりの癖はできる限りやめるように心がけ、夜間の歯ぎしりに対してはマウスピースを入れることにより歯を過剰な力から守ります。

 

4.歯並び

乱杭歯や八重歯など、歯並びがガタガタだったり、歯の並びから飛び出している歯は周りの骨が薄い部分が存在するため、歯周病になると骨や歯茎が下がりやすくなります。歯並びが悪いとブラッシングがきちんとできなくなるため歯周病も進みやすい、というのも一因であると考えられます。

<改善法・予防法>

歯列矯正をして、歯の並びを整え、骨のスペースにきちんと収まるようにすることで悪化を防ぐことができます。

 

5.加齢

年齢とともに歯茎は下がります。この場合は全体的に一様に下がります。病的なものではなく生理的な現象ですので誰にでも起こります。予防する手段はありません。

 

6.歯茎の外科処置によるもの

歯周病の治療としての外科手術の後に、歯茎が退縮を起こす場合です。

<改善法・予防法>

しばらく経過観察をすると、術後、歯茎の位置がある程度戻って来る場合があります。

 

7.悪習癖によるもの

舌で歯を強く押したり、爪を噛んだり、などの歯に異常な力を加えるような癖がある場合、歯を支える骨に負担がかかりますので、骨が吸収し歯茎も下がってきます。

<改善法・予防法>

早急に悪習癖を止める必要があります。

 

歯茎が痩せて下がった場合の治療法

下がってしまった歯茎を回復させる方法としては外科処置しかなく、次のような方法があります。

 

1.歯茎の移植

歯ぐきを他の場所から切り取って歯茎の下がった場所に移植する方法です。これはどうしても見た目が気になる場合、または知覚過敏がひどいケースで行われます。しかし歯茎のポケットは深くなりますので、その点を注意して歯科医院での定期的なクリーニングが不可欠です。

 

2.骨を再生させる方法

GTR法やエムドゲインというものを使った、骨を再生させる方法です。GTR法はGTR膜と呼ばれる膜を使って骨ができるのを誘導するという方法です。歯茎の下にこの膜を埋め込んで歯ぐきを縫合するのですが、歯茎の薄いアジア人ではスペースが十分になく、のちに膜がはみ出してしまったりして成功率がよくないようです。

エムドゲインは豚の歯の芽から抽出したタンパク質であり、骨がなくなった部分に歯が生える時と同じ環境を作り出すことにより、骨を作る、という方法です。しかし、骨の吸収が歯の一部分で起こっているケースでしか効果がありません。つまり歯の周囲全体の骨が下がっているケースには適していません。

このように、歯茎や骨を回復する方法がないわけではありませんが、条件によっては非常に厳しく、できない場合もありますので、やはり未然に骨や歯茎の退縮を防ぐのが一番でしょう。

 

歯茎が痩せ、下がる原因とその対処法 まとめ

 

1.歯周病

・ブラッシングの徹底
・歯科医院での定期的なメインテナンス

 

2.乱暴なブラッシング

・正しいブラッシング方法を身につける
・歯茎が下がるのを防ぐ歯磨き粉の使用

 

3.噛み合わせの過剰負担

・噛み合わせの調整
・マウスピース

 

4.歯並び

・歯列矯正

 

5.加齢

・対処法はなし

 

6.歯茎の外科処置

・経過観察

 

7.悪習癖

・悪習癖を止める

 

歯茎が痩せて下がった場合の治療法

1.歯茎の移植

2.骨を再生させる方法

・GTR法
GTR膜を歯茎の下に埋め込み骨の形成を促す。歯茎が薄い場合には難しい。

・エムドゲイン法
歯ぐきを切開し、骨を作り出す豚由来のタンパク質を歯の表面に塗り、骨の形成を促す。
歯の周囲の骨が一部なくなっているケースでのみ有効。

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