皆さん、こんにちは!どくらぼ編集部です!
今回は、
歯垢の臭いについてお送りしたいと思います。
歯垢1mgには、10億以上の細菌が含まれているといいます。そして、そこから発せられる臭いは排泄物よりも臭いです。今回は、歯垢の臭いの原因と対策そして放っておいたらどんな恐ろしいことが起こるのかをお教え致します。
3秒でまとめる、歯垢・歯石・歯周病の違い
歯垢の臭いがなぜ、クサイのかをご説明する前に簡単に「歯垢」と「歯石」の違いについてご説明致します。
歯垢とは、歯の表面についている白くて何やらネバネバしたものです。口の中の食べかすなどをエサにして繁殖した菌の固まりです。歯を爪でカリカリとひっかくと取れる白いものが歯垢です。これは、食べかすではなく細菌の集まりです。1mgの歯垢には300種類の菌が数億以上いると言われています。
ちょっと爪で引っ掻いてとれる歯垢がだいたい1mg程度ですので、この中にそれだけの数の細菌がいるのかと思うと・・・かなりゾッとします。
そしてこの歯垢は、しっかりと歯磨きなどで取り除かれないとおよそ2日間で石灰化してしまい、硬くなります。この歯垢が硬くなった状態を歯石といいます。この歯石は通常の歯磨き・歯間ブラシ・デンタルフロスなどでは取り除くことが出来ず、歯や歯を支えている骨に悪影響を及ぼし最終的には歯が抜け、カラダ全身の悪影響の原因になります。これを歯周病と呼びます。
「3秒でわかる、歯垢・歯石・歯周病」
歯についてる白くてネバネバ→歯垢
それが硬くなって石化する →歯石
歯石放っておくと歯が 抜けて全身に悪影響を及ぼす→歯周病
歯垢の臭いはなぜ、クサイのか!?
ほんの少しの量の歯垢にも、数億の細菌がいます。そして、細菌の多くはタンパク質を分解する力をもっています。つまり、口の中の食べかすが持つタンパク質を歯垢の中の菌達が分解するのです。このときに、非常に臭いニオイが発せられるのです。
口の中で肉や魚が腐るのと同じ現象が起こっているという訳です。口臭の原因の80%以上がこのような歯を原因としているとも言われています。
では、どうすれば歯垢がつかないようにできるのでしょうか??
歯垢がつかないようにする方法は極めて簡単
歯垢がつかない方法は、極めて簡単です。それは、徹底した毎日の歯磨き習慣です。
毎日3回以上歯磨きをしているよ!という人でも、多くの人が誤った歯の磨き方を行っています。せっかく歯を磨く習慣があるならば、これを機に正しい歯の磨き方を覚えてみてください!
歯磨き習慣のない方は、まずは正しい歯の磨き方から覚えましょう!こちらの、記事で歯磨きについての詳細をお教えしております。ご参照下さい。 ベテラン歯科衛生士が教える、正しい歯磨きの方法
ポイントは
優しく、小刻みに、用途に応じて使い分け!です。
歯磨きでは摂ることのできない、歯石はどうすればいいのか
歯石を完全にとることは、通常の歯磨きだけではとることができません。歯石は、歯医者さんでクリーニングをして貰う方法が一番効果的です。歯石取りは、特別な処置を行うわけではなく、痛みもないので気持ちよく1000円程度でうけることが出来ます。
3ヶ月に一度程度歯石クリーニングを行うだけで、歯が抜ける恐れや口の臭さから解放されるのでオススメの方法です。
歯垢の臭いを引き起こしているのは、自分自身だけど・・・
最後に、今回の内容を簡潔にまとめます。
- 歯垢には、数億もの細菌がいて、ニオイのもとの原因となっている。
- 歯垢を放置すると歯石となり、歯石を放置すると歯が抜けていく
- 歯垢がつかないようにするには、正しい歯磨きの方法を身につけること
- 歯石になり、歯磨きだけでは取れない時には歯医者さんを有効活用すること。
以上が今回の内容でした。正しい歯磨きを身につけ、足りない部分は歯医者さんを有効活用することで嫌なニオイを退治しましょう!
歯垢のニオイが気になっているアナタにおすすめ記事はこちら
日本人の8割が知らない間に歯周病にかかっていると言われています。そして、その歯周病は非常に臭い腐敗臭を放っています。アナタも周囲から「口が臭い」と思われているかもしれません。