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抜歯時の痛みを症状毎に10段階評価!これで事前に抜歯の痛みがわかります!

2014年06月17日 11時52分
このページは抜歯時の痛みを症状毎に10段階評価しているページです。事前にある程度の痛みを想定することで、治療時の不安が取り除かれます。

こんにちは!歯科情報サイト「どくらぼ」でございます!

本日お届けしたいテーマはこちら!

症状別、抜歯の痛みの度合いアナタは歯を抜くことへの恐怖心ありませんか?

乳歯を抜く、虫歯で歯を抜く、歯周病で、矯正、親知らずで。

歯の病気に応じてそれぞれに「抜歯」の可能性が潜んでいます。本日はそれぞれの抜歯の痛みや、注意点をお伝え致します。

抜歯の痛みは、症状に応じて様々

歯科治療をしていく中で、最悪のケースが抜歯です。どうにも手の施しようがない場合に抜歯になってしまいますが、どういったケースで抜歯になってしまうのでしょうか。

重度の虫歯での抜歯(歯の根に膿が溜まっていない場合)

歯の根の先に膿が溜まっていない場合なら、痛みは10段階中2~4まず、よくある抜歯のケースが虫歯です。重度の虫歯の場合、神経が死んでしまっていてほとんど歯はなくなり、被せ物ができない状態となります。この場合は抜歯せざるを得ません。根っこだけになっていて、根の先に膿が溜まっていないようなら、抜くのは簡単です。傷の治り方や痛みの感じ方は人それぞれですが、抜歯後の痛みもおそらくそれほど感じないでしょう。

痛みのマックスを10だとすると、2〜4ぐらいです。虫歯で抜歯となると、どの歯でも抜歯の対象となりますが、犬歯(中心から奥に向かって3番目の歯)は根が長いので、その分痛みは多少増すかもしれません。

重度の虫歯での抜歯(歯の根に膿が溜まっている場合)

次に多いのは、根の先に膿の袋(歯根嚢胞)ができてしまったケースです。虫歯により神経が細菌感染をおこしてしまった時、神経を取った後に根の先が膿んできた時などに抜歯となってしまう事があります。

痛みは10段階中5~7根の治療を続けて症状が良くなる事もありますが、抜歯となるケースは

①なかなか膿の袋が小さくならない場合

②膿の袋が大きすぎる場合

の2つです。

特に②は、歯だけ抜く場合と、膿の袋も一緒に取る手術となる2パターンがあります。いずれにせよ、痛みの評価は5〜7ぐらいと思われます。膿の袋が大きかった場合、傷の痛みは多少増すかもしれません。

重度の歯周病も抜歯になることがある

歯周病で抜歯となると、症状が進行して歯ぐきから膿が出て、歯のぐらつきも大きくなった重度の場合です。

重度になると、歯を支えていた骨もほとんどないに等しくなるため(だから歯がぐらつくのです)抜歯も簡単です。痛みもほとんどないですし、傷の治りも早いです。痛みの評価は1〜2です。

事故などで歯が折れてしまった時も抜歯に

歯の根が折れてしまった時は痛みは10段階中5~7  

歯の根が折れてしまい抜歯となる事もあります。折れる原因は様々ですが、歯の根が折れてしまうと被せものが作れなくなり、抜かざるを得なくなる事がほとんどです。この場合痛みは5〜7ぐらいになるでしょう。歯周病を併発していないとすれば、歯を支えている骨はしっかりしている事になります。そうすると、抜いた後の傷口が深く大きいため、痛みを強く感じる方もいらっしゃいます。

抜歯の痛みと言えば親知らず

誰もが一番不安な抜歯は親知らずではないでしょうか。親知らずは上か下か、歯は生えているか埋まっているか、埋まっているならまっすぐか斜めあるいは横になっているか、などの条件によって痛みも変わってきます。

上下で抜歯時の痛み度合いが違う親知らず

まず、上下ですが、上の場合はほとんど痛みも腫れもないことが多いです。

上の歯は根が1本であることがほとんどなので、抜くのも比較的簡単で早い事が多いです。痛みは2〜3で、じんわり痛むぐらいでしょう。

下の場合は傷が治るのに1週間はかかると思っていた方がいいです。

したがって痛みも8〜10、難抜歯であれば3日以上は痛む可能性もあります。歯が生えていれば抜くのは簡単ですが、やはり傷の痛みは下の方が大きいでしょう。

埋まっている場合、歯ぐきを切開しないといけませんので、その分痛みは増します。斜め、横ですと、前の歯が邪魔になって出てこない事がありますので、歯を分割する為に削り割ったりする事があります。

また根の先が曲がっていたりすると骨を削ったりしますので、なおさら痛みは増します。よって、下の歯で埋まって横になっている場合は、難抜歯となり痛みは10に近いと思っていた方がいいでしょう。腫れも一週間程ひかないかもしれません。ですが、腕のいい歯医者さんであれば、痛みや腫れを5ぐらいにしてもらえる事もあるかもしれません。

どの抜歯にも言える事ですが、歯ぐきや骨の状態によっても痛みは変わってきます。親知らずを抜いたから絶対に痛い、というわけでもないのは事実です。

こちらの記事に親知らずの料金、痛みについて詳しいものがございます。

乳歯の抜歯や矯正の為の抜歯の痛み

乳歯の抜歯の痛みは1~2程度  

虫歯や歯周病、親知らず以外の抜歯と言えば、乳歯の抜歯、矯正の為の抜歯があります。乳歯の場合は根が短いので抜くのは簡単ですし、痛みも1〜2です。ただ子供は痛みに敏感なので少し強めに痛がってしまう事もあります。

矯正の抜歯の痛みは5~9矯正の為に抜く歯は健康な歯ですので、痛い事が多いです。歯に通っている神経や歯を支えている膜を切断して抜いていくわけですから、痛みは伴うだろうと思われます。痛みの評価はおそらく5〜9ぐらいかと思われます。

過剰歯の抜歯

めずらしいところでは過剰歯の抜歯があります。歯が余分にあり、歯ぐきの中に埋まっている状態です。矯正で歯を動かす為に邪魔になるので抜く、永久歯に影響がある場合に抜歯などとなります。この場合も切開して抜きますので、傷口が大きくなり痛みは5〜6はあるかと思われます。しかし、切開する場所や深さにもよりますので、人によってはそれほど痛まない事もあるかと思います。

抜歯をする時に注意しないといけないこと

抜歯の前についつい怠ってしまう、いくつかの注意点があります。これらを守らないと傷が治りにくかったり、痛みが出たりすることがあります。

服用中の薬には注意

抜歯をする前に注意しておきたいのは、服薬している薬があれば飲み続けていてもよいかを先生に確認する事です。薬によっては一時中断してもらいたいものもありますし、抜歯後の痛み止めとの飲みあわせなどもある為です。

抜歯をする際にベストな予約時間とは

また、予約はできるだけ午前中が望ましいです。血が止まらないなど変わった事が合った場合にすぐ対処できるからです。仕事終わりの夜などやむを得ない場合もあるかと思いますが、その場合は夜間の救急外来など行ける所を確認しておいた方が良いでしょう。

抜歯前の事前準備

・抜歯の前日は飲酒を控えて睡眠を十分に取りましょう。

・当日は、抜歯の2時間前までに食事をとる(できるだけ消化の良いもの)

・歯を磨き 清潔にしておく。(細菌感染を防ぐため非常に大切)

・リラックスできる、楽な服装で

抜歯後のケア

・激しいうがい禁止

抜歯後は、激しいうがいはしないようにしてください。傷口を覆う血の固まりが取れてしまい、細菌感染をおこしてしまう為です。食べ物が詰まっても軽いうがいにしてください。気になるようであれば歯科医院に行かれるといいです。自分で取るのは厳禁です。

・歯磨きも注意が必要

傷口付近以外は歯磨きをしてください。先ほども書きましたが、口の中の細菌の数を減らした方が治りは早くなります。歯磨き粉はつけなくていいですので、できる範囲で磨いてください。

・血流を良くすることは避けて

激しい運動やお風呂、飲酒も控えてください。血流が良くなり出血、痛みの原因になります。(何日後に飲酒や運動、お風呂が可能かは先生に確認してみてください)

・出された抗生物質などはしっかりと飲み切る

出されたお薬は処方された分きちんと飲みきってください。途中で止めると化膿したり痛みが続く原因になります。

抜歯時の痛みまとめ

いかがでしたか?抜歯時の痛みは、症状に応じてまったくことなるのですね。ただ、大切なことは抜歯という最悪の選択肢をいかに避けるかということです。親知らず、矯正、乳歯の抜歯以外の虫歯、歯周病による抜歯は最悪の選択肢なので、避ける努力を行なわなければいけません。

たった一本の抜歯だからと考えると後々痛い目をみます。一本抜けてから、他の歯がダメになっていくのはびっくりするほど早いです。歯は、建造物と同じで、互いに支えあって生えています。ですので、1つの歯が取れるだけでバランスが崩れてしまい、一気に崩壊へとつながってしまうこともあるのです。

20代で上下ともに総入れ歯になってしまい、外食で何かを食べる時も苦労し、食べ終わった後に入れ歯を掃除しなければならない方もいます。たった、3ヶ月に一度歯医者さんに行き、定期検診を行うことで歯を守ることができます。定期検診程度でしたら、痛みもなく快適に治療を受けることができます。

「痛くなる前に、歯医者さんへ」がこれから先、超高齢化社会へ突入する日本でのキーワードになることは間違いありません。皆さんの快適で、心地良い健康な生活を願っています。以上になります。長い文章を最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。どくらぼ編集部がお送り致しました。

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