赤ちゃんは乳歯が生え揃うまでの3歳くらいまでの間に、母乳から離乳食になり、固いものやいろいろな味のものを食べるようになります。そんな大切な時期には歯磨きもできるだけ完ぺきにしてあげたいですよね。
実は、年齢に合わせて歯磨きのグッズやコツを変えることで上手に仕上げ磨きをすることができるのです。それでは年齢ごとに見ていきましょう。
赤ちゃんの歯磨きの方法
4~6ヶ月ごろ
まず、最初の前歯が生えてくる4ヶ月から半年くらいにかけて、赤ちゃんは歯がむずかゆいので様々なものをカミカミします。その時期に安全な柔らかい歯ブラシや歯がためのようなものを噛んでおくと、口の中にものを入れる習慣がつきます。この時期にちょっとずつ親が口を触る習慣を付けておくと、いざ歯磨きを始める時に少しでも楽になるかもしれません。
歯が生えてきたら、清潔なガーゼを指に巻いたり、指サック型の歯ブラシなどで口の中を拭い、清潔に保つようにします。毎日お口をのぞいていることで、奥歯が生えてきた時にすぐに気付くことができますね。
1歳を超えると、奥歯が生えてくる。その時の歯の磨き方
そして1歳を超えると奥歯が生えて来るので、噛み合わせの部分もきちんと歯磨きしておいてあげましょう。どうしても嫌がる赤ちゃんの場合、寝かせ磨きで体は親の足で固定し、一方の手で口を開けさせもう一方の手で磨くという方法をとります。
いくら嫌がっていてもほっぺたをひっぱったり唇を無理矢理あけさせるのは痛いので、余計に嫌がるようになるかもしれません。「え〜ん」と泣きながらお口を開けたタイミングで、さっと口にハンカチを巻いた指などを挟むと歯磨きがしやすくなります。素手だとかなり強く噛んだ時に危ないので気をつけましょう。
3歳頃の歯の磨き方
3歳頃には歯が生え揃ってきますので、1歳半〜2歳頃には自分用の歯ブラシをカミカミ用として持たせることができます。くちゅくちゅうがいができるようになる2〜3歳頃には自分で口をゆすぐ練習も始めることができます。できるだけ、歯磨きを楽しく行えるように、歯磨き用の歌を使うことができます。
気をそらすためにテレビを見せる方もおられますが、自分で歯を磨く習慣がつかないので、できれば親と一緒に行う時間を楽しんでもらえるようにすると良いでしょう。“しまじろう”や“アンパンマン”などの赤ちゃん向けのキャラクターと一緒に歯磨きをがんばるというシチュエーションも歯磨きへの意欲を高めます。ちゃんとできたら、シールをあげるという方法は歯医者さんでもよく使われるので、家でも試してみると良いかもしれません。
歯が生えてからの定期検診はものすごく大切
歯が生え始めた時から、歯医者さんで検診を受けておくと、“虫歯になったら来て痛い思いをするところ”というイメージではなく“お姉さんと歯磨きをするところ”というイメージを持ってくれるので、虫歯がないうちに予防もかねて歯医者さんに通うようにできれば良いですね。最近はインターネットなどでも、キッズクラブを宣伝している歯医者さんが多くあります。子どもたちがここに行きたいと思えるような楽しげな歯医者さんがきっと近くにもあるので、探してみるのも良いかもしれませんね。
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