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虫歯治療で自費と保険は何がどう違うの?どっちが良いの?

2018年01月17日 08時26分
自費で行う虫歯治療は、保険の虫歯治療の問題点を全てカバーしています。費用がかさむのだけが問題ですが、費用面の問題がないようであれば、ぜひ自費治療を選択していただくと良いと思います。

虫歯治療で自費と保険は何がどう違うの?どっちが良いの?

虫歯の治療には、虫歯の大きさや場所、進行具合に応じていくつか種類があります。

  • 小さな虫歯
  • 大きな虫歯
  • 神経まで達した虫歯】

それでは、保険ではこの3タイプの虫歯治療はどのような治療方法になるのかご紹介します。

  • コンポジットレジン修復
  • 銀歯、樹脂を利用した修復
  • 5番目の歯まで)は白い樹脂製の被せ物をすることもできます。しかし、樹脂製の被せ物は強度が弱いため、小臼歯でもかみ合わせによっては利用することができません。
  • 銀歯、樹脂を利用した修復
  • 5番目の歯までは、樹脂を利用した白い被せ物も可能です。また、歯の土台部分には、コンポジットレジンか、金属を使用します。

 

自費の虫歯治療

次に、同じ治療を自費で行うとどのような治療になるのかをご紹介します。しかし、自費治療の内容は、医院によって自由に設定することができるため、ここでは一般的なものと言うことでご理解ください。

  • ダイレクトボンディング法
  • 1回の治療で詰めて治すことができることもあります。
  • セラミック、貴金属での修復率が非常に低くなります。
  • セラミック、貴金属での修復+ファイバーポストコア

自費と保険の違い《決定的な違いは材料》

虫歯治療において、決定的な違いは使用できる「材料」です。

保険治療では、予算(点数)が定められており、使用できる材料も決まっています。

しかし、自費診療では細かい規定はないため、ご自分で好きな材料を選ぶことができます。

《医院によってはこんな違いも》

自費診療は医院によって内容が大きく異なるので、実際には良い意味でも、悪い意味でも、保険での診療と材料以外はあまり変わらないという医院もあります。しかし、保険治療の何倍、何十倍もの費用を払って行う自費治療ですので、医院によっては明確な差別化が行われている場合もあります。

例えば・・・

・削る道具の違い

→保険では、早く削れる、パワーのある「タービン」のみ使用

→自費では、削るのに時間はかかるが、歯にダメージを与えにくい「専用コントラ」を使用、さらに削った面が滑らかになるような特殊なバーで最終研磨も。

・型取り材料の違い

→保険では安価な通常のアルギン酸+寒天印象剤を使用。採寸変動のリスクあり。

→自費ではシリコン印象剤を使用。高いが採寸変動のリスクがない。合わせて自費で型取りをする際には、歯肉圧排糸を使用して手間と時間がかかるがより削った部分がきれいに出るような型取り方法をする。

・治療時間、期間の違い

→保険では1本ずつの治療のみ。1人にかける時間は15分ほど。

→自費では、希望に応じて複数歯同時治療可能。1人に1時間以上かけることも。

 

と、いくつか例をあげましたが、このように自費と保険で明確に差別化をしている医院もあります。これだけではなく、保険はバイトの歯科医師が担当、院長は自費治療のみ・・・など、歯科医師の腕までも保険か自費かで変えている医院もあります。

逆に、保険でも丁寧に、自費のクオリティで行ってくれる医院も稀にあるようです。しかし、実際には自費のクオリティで保険診療を行っていては大赤字ですので、保険治療で自費治療のようなクオリティを求めるのは酷でしょう。

 

【虫歯治療を保険で行うメリット、デメリット】

《メリット》

・健康保険が適応できるため費用が抑えられる

→1本2000円~10000円程度で治療が可能。自費に比べると数分の1、数十分の1で済む。

《デメリット》

・材料による問題で虫歯の再発リスクが高い

→コンポジットレジンンは採寸変動により歯との隙間ができてしまう。銀歯は錆びたり、歯に対して硬すぎるので歯との隙間ができやすい。型取りの精度によっては自分の歯との段差があり、汚れが溜まりやすいなどの問題がある。

・銀歯には金属アレルギーのリスクがある

→銀歯は錆びてイオン化し、唾液中に溶け出す。それが体内に吸収され金属アレルギーを引き起こす可能性がある。

・金属の土台は歯根破折の原因になる

→金属の土台は硬いため、歯の根に食い込んで歯根破折を引き起こす原因になりやすい。歯根破折はほとんどの場合、抜歯となる。

・審美性に劣る

→経年劣化による樹脂素材の変色や、銀歯は審美性に劣る。

 

【虫歯治療を自費で行うメリット、デメリット】

《メリット》

・虫歯の再発リスクが低い

→セラミックは歯垢がつきにくく、自分の歯との隙間もほとんどない。経年劣化による変化もしない。貴金属は自分の歯と馴染み、一緒にすり減っていってくれるため、歯との隙間が生じにくい。

・セラミック治療は金属アレルギーのリスクがない

→セラミックは金属を一切使用していないため、金属アレルギーのある方にも安心。

・ファイバーポストコアは歯根破折のリスクが低い

→柔軟性に優れたファイバーポストコアは、歯根にかかる力を分散してくれるため、歯根に負担を掛けない。強い力がかかっても、歯根が折れずに、ファイバーポストコアが折れることが多いので、再治療が可能。

・審美的である

→セラミックを利用すれば、まるで天然の歯のような透明感のある美しい白さを実現した治療が可能。

《デメリット》

・費用が高額になることが多い

→1~2本であれば数万円で済むこともあるが、複数歯の治療を行うと、数十万円、数百万円になることも少なくない。(セラミッククラウン相場:7~15万円、セラミックインレー相場:3~7万円)

 

【虫歯治療では自費治療がお勧め】

ここまで読んでいただいて、虫歯治療の自費と保険の違いはお分かりいただけましたか?

虫歯治療の自費と保険の違いは主に「材料」です。

しかし、医院によっては治療方法の段階から大きく差別化していることも少なくないので確認されると良いでしょう。(逆に高額な自費治療であるにも関わらず、保険治療と全く変わらないようであればそれも気になるところです…)

 

基本的に、保険での虫歯治療は一時的な機能回復=噛めるようになることを目的とした治療であるため、実は自費の治療と比較してしまうと、「費用」以外のメリットがあまりありません。費用的な問題がない、1~2 本の治療で済む、と言うことであれば間違いなく自費治療がお勧めです。

自費治療で再発の少ない、歯に優しい治療を行うことで、一時的に費用はかさみますが、再治療を減らし、歯を長持ちさせることができる可能性が高いため、結果的には1本の歯に対する費用は少なくて済むと言う可能性もあります。

 

【虫歯治療を自費で行うメリット】

・虫歯の再発リスクが低い

・セラミック治療は金属アレルギーのリスクがない

・ファイバーポストコアは歯根破折のリスクが低

・審美的である

 

自費で行う虫歯治療は、保険の虫歯治療の問題点を全てカバーしています。

費用がかさむのだけが問題ですが、費用面の問題がないようであれば、ぜひ自費治療を選択していただくと良いと思います。

 

しかし、虫歯治療には、自費と保険の材料の違いと同じくらい、大切なポイントがあります。

それは、歯科医師の診断能力と、腕です。

どんなに良い材料をつかった治療でも、虫歯を取り残していては必ず再発しますし、かみ合わせの調整が悪ければ、歯を失う原因にもなってしまいます。

また、根の治療が必要な歯に、根の治療をしないで被せ物をすれば、セラミックを被せても、銀歯を被せても、いずれ根の方が悪くなり、被せ物をとることになってしまいます。

 

虫歯治療は自費か、保険かも大切ですが、腕の良い歯科医師、信頼できる歯科医院で治療をしてもらえることが一番重要なのかもしれません。

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