インプラント治療では手術が必要だという説明を受けると思います。
当然毎日の仕事がありますので仕事を休むことは中々難しいでしょう。しかしインプラント手術ではほとんどの場合仕事を休む必要はありません。
ただ、例外もあります。手術の内容によっては仕事を休んだ方が良い場合があるためです。
そこで今回は、どのような手術の場合に仕事を休まなくて良いのか、どのような手術の場合には仕事を休んだ方が良いのかを説明していきます。
会社や仕事を休まなくても大丈夫なインプラント手術
骨の移植を必要としない手術で、インプラントの埋入本数が1、2本の少数の場合
インプラント手術の中では最も侵襲が少なく済む手術です。この場合は多少の腫れはありますが仕事を休む必要はありません。
ただし極端に体に負担がかかるような仕事は避けましょう。デスクワーク等であれば問題なく仕事はできます。
大事な商談や人にあって話をするような仕事の場合は注意が必要です。
手術後で腫れが出ていますので、相手に不安な思いや不快な気持ちにさせてしまうかもしれません。
少ない骨の移植が必要で、インプラントの埋入本数が1,2本の少数の場合
この場合も手術の侵襲は比較的少ないと考えられます。上記の骨の移植を必要としない場合とほとんど手術後の状態は変わりません。
体に負担のかかる仕事や人と合う仕事以外は通常通りできると考えられます。
骨の移植量が多い場合
骨の移植量が多い場合、自分の骨を手術部とは違う別の場所から取ってこなければいけない場合があります。
またサイナスリフトと呼ばれる副鼻腔に骨を移植するような手術を行わなければいけない場合は侵襲が比較的大きくなります。
このような手術を行う場合は仕事は数日休むことをお勧めします。サイナスリフトを行う場合は目の周りまで腫れてしまう事も時々あります。
デスクワーク等もできない事はないと思いますが、周りの人に心配されると思われます。
骨は移植しないがインプラントの埋入本数が4本以上になる場合。
インプラントの埋入本数が多い場合は、手術を行う範囲が広くなる場合がほとんどです。
例えば右側と左側の両側にインプラントを埋入したりしますので、腫れも両側が腫れてきます。
骨の移植が無いですので極端に大きな侵襲にはなりませんが2日ぐらいは仕事を休んでも良いと思います。
絶対に休めない仕事の場合にはできない事はありません。
インプラントと仕事のまとめ
インプラントの手術では稀に全身麻酔下で足や腰の骨を移植しなければいけない患者さんもいます。
この場合は1週間以上の入院が必要になりますので絶対仕事はできません。
ただしほとんどのインプラント手術では腫れていることが原因で仕事に影響が出てしまいます。
腫れが問題にならない仕事であれば可能です。医師側から絶対仕事をしないでくださいと言われることは少ないと思います。