クニオデンタルクリニック

クニオデンタルクリニックの馬塲 邦生先生から一言

クニオデンタルクリニックで院長を務めております。
馬塲邦夫（ばばくにお）と申します。

ここでは、歯科恐怖症の方に向けて、笑気吸入麻酔について更に深く解説していきます。

■ 歯科での笑気吸入麻酔の流れ

① 専用のマスクをつけ、鼻から酸素の吸引を始めます。(始めは酸素100％で吸入を開始します。)しっかりと、鼻呼吸が出来ているか確認します。
② 笑気ガスの濃度を少しずつ上げていきます。歯科で使用する濃度は20％～40％が適切な濃度です。最適な濃度には個人差がありますので、患者様に確認をしながら濃度を調整していきます。
③ 治療を開始します。笑気麻酔にも鎮痛効果がありますが、それだけでは鎮痛効果が弱いため、歯科用局所麻酔(麻酔注射)を併用します。
④ 治療が終了後、徐々に笑気ガスの濃度を下げ、酸素濃度を上げていき、麻酔からの回復を待ちます。(数分)


■ こんな方に笑気吸入麻酔はお勧めです！

□ 歯科治療への恐怖心が強い方。
笑気吸入麻酔は意識を失うことなく、リラックス効果を得ることが出来るため、今、何をされているか、自分がどうしてほしいかなどを伝えながら治療を進めることが出来ます。

□ 治療に慣れていないお子様。
歯科が怖い！と言うお子様はもちろん、落ち着きがなく、治療中に周りが気になりじっとしていられないお子様にも笑気吸入麻酔はおすすめできます。意識喪失はありませんが、手や足の先が暖かくなり、全身がふわふわした感覚になります。そのため、じっとしていられないお子様も笑気吸入麻酔を使用することにより、治療中に動かず、安全に治療を受けることが出来ます。
　　
□ 歯科治療で嘔吐反射が出てしまう方。
歯科で、歯型をとったりするときや、奥歯の治療をするときに、吐いてしまいそうになったことはありませんか？この反射が強い方にも笑気吸入麻酔を使用することにより、この嘔吐反射を軽減できます。

□ 歯科での注射や歯が削られる音が苦手な方。
笑気吸入麻酔には、鎮痛作用もあるため、麻酔の注射の痛みを軽減することが出来ます。また、音が遠くから聞こえるような感覚になる為、歯を削られる音や、振動も少なく感じます。

□ 血圧が上がってしまうのが心配な方。
歯科治療で緊張状態になると、どうしても血圧が上昇してしまいます。血圧が上がると気分が悪くなってしまう方や、元々高血圧がある方など、血圧上昇が心配な方も、笑気吸入麻酔でリラックスしながら治療を受けることにより、血圧上昇を抑えることが出来ます。

□ 不整脈など、心臓に疾患がある方。
血圧と同じように、緊張状態になると心拍数が上昇します。すると、不整脈や、心臓疾患のある方の場合、心疾患の症状が出てしまうことがあります。そのようなことが、心配な方にも笑気吸入麻酔を使用していただくことにより、心拍数の上昇を抑えることが出来ます。


笑気吸入麻酔についてお分かりになりましたでしょうか？
笑気吸入麻酔は、通常の虫歯の治療、抜歯などであれば、健康保険の適応となる為、保険治療と併用しての利用が可能です。
歯医者に行きたいけれど、怖くて治療が出来るか心配･･･
子供が治療を嫌がって虫歯を治せない･･･
そんなお悩みをお持ちの方は、笑気吸入麻酔を行っているクニオデンタルクリニックを受診していただくと、リラックスして、快適な歯科治療を受けることが可能です。

また、笑気吸入麻酔は当院以外にも導入している歯科医院もございますので、通院を考えている歯科医院で相談してみてください。
アナタにとって、最適な歯医者さんが見つかることを願っています。