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知らぬ間にあなたのカラダは蝕まれていく

2018年08月19日 13時06分
あなたの歯をどんどん蝕んでいく恐怖の病があります。それは、癌でも心筋梗塞でもなく・・・

知らぬ間にあなたのカラダは蝕まれていく

痛みが出たときにはもう遅い、恐怖の歯周病

歯周病で歯が痛くなってきたときには、歯周病がかなり進行していることが考えられます。歯がしみるという程度であればまだ改善の可能性はありますが、明らかな痛みを訴えている場合には、歯周病がかなり進行し、歯が植わっている骨=歯槽骨が大幅に溶かされてしまい、歯がぐらついている、歯茎に膿がたまってきているということが予想されます。

この段階まで来てしまうと、治療を行うことにより、一時的に症状を緩和させることはできますが、完全に治したいという場合には、骨の移植手術や、特殊な歯周組織再生療法という手術が必要になります。

歯が抜けるまで気がつかないことも。

歯周病は静かに、少しずつ進行します。歯周病に罹患した歯周組織は、長期的に、小さな炎症症状を起こして少しずつ、少しずつ歯が歯周組織を破壊していきます。

そのため、痛みが出ず、歯の周りの歯槽骨が完全に溶かされてしまい、歯がぐらぐらになってくるまで、自分が歯周病になっていることに全く気がつかないケースもあります。

歯周病が全身に悪影響を与えている

糖尿病と歯周病

歯周病と糖尿病には明らかな相関関係が認められています。歯周病によって口腔内で慢性的に炎症が起こっている状態では、炎症が起こっている歯周ポケット内に白血球が集まり、歯周病菌に対抗しようとします。

このときに白血球が歯周病菌の出す毒素に触れると、TNF-αと言う物質が放出されます。このTNF-αは血中のインシュリンの働きを低下させてしまう働きがあります。そのため、インシュリンの働きが低下することで引き起こされる糖尿病を悪化させてしまうのです。

心血管、脳血管疾患と歯周病

歯周病にかかっている人と、かかっていない人とを比べると、動脈硬化の発症率が1.5倍~2.8倍程度、歯周病にかかっている人の方が高いという研究データがあります。これは、慢性的に口腔内で歯周病によって引き起こされている炎症によって、炎症によって作られるサイトカインと言う炎症細胞が歯茎の毛細血管を通じて血管内に移行し、全身の血管内に障害を及ぼしているためです。

また、肝臓が炎症細胞のサイトカインの刺激を受けた際に生成される急性期たんぱく質(SRP)が動脈硬化を促進させているのではないかと言う研究結果もあります。動脈硬化は、血管の血流量を減少させたり、血管の詰まりの原因となり、それが心臓付近や脳で起こると、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞などの原因となります。

また、歯周病菌の出す毒素が、炎症した歯肉の毛細血管から侵入し、心臓や、脳血管内で繁殖すると繁殖した細菌の塊(プラーク)が原因となり、血管の閉塞を起こし、心疾患、脳血管疾患の引き金となることもあります。

その他の全身疾患との関わり

歯周病は口腔内で慢性的に炎症が起こっている状態です。炎症に伴い生成されるサイトカインや歯周病菌の毒素によって、これらの全身疾患以外にも、妊娠期における早産や低体重児出産のリスクを引き起こすこともわかっています。

母体が重度の歯周病に罹患している場合には低体重児出産のリスクが7倍以上になるともいわれています。これはサイトカインなどの炎症細胞が血管を通じて子宮の内膜に侵入し、子宮の収縮を誘発するためではないかと推測されます。また、歯周病菌は高齢者の誤嚥性肺炎の原因ともされており、歯周病の予防は様々な医療の分野から注目されています。

歯周病に対して無頓着の日本人

歳をとったら入れ歯はあたりまえ?

歳をとったら歯を失うもの。頭のどこかでそんな風に思っていませんか?特に、自身の祖父母や両親がそうであった場合には、歳をとったら入れ歯になるのは当たり前のことだと、潜在的に思っている人も多いのではないでしょうか。確かに、歯を失うことは老化現象の一つではあります。ですが、先進国でこのような意識を持っている国は少なく、例えばスウェーデンでは80歳でも多くの人が自分の歯を20本以上保っており、入れ歯などに頼らず、自分の歯で噛める生活を送っています。このような国と比較すると、日本人は歯を失うことに対する危機感が明らかに低いということが分かります。

歯周病で歯を失う可能性

歯を失う原因として、虫歯をイメージされる方も多いのではないでしょうか?確かに、虫歯は進行すれば歯の根まで進み、抜歯を余儀なくされることもあります。しかし、日本人が歯を失う原因の第一位は実は歯周病です。

虫歯になりたくない!誰もが考えることだと思います。そして虫歯になったら当たり前のように治療します。しかし、歯周病はどうでしょう。歯周病になりたくない!と考えていますか?30歳以上の80%以上は歯周病になっているという事実を知っても、歯周病を治療しようと歯科医院へ足を運ぶ人はまだまだ少ないのが日本人の現状です。

日本人は、先進国の中では明らかに、歯周病に対する意識が低い国なのです。

歯周病でどのように歯を失うのか

歯周病の始まりのサイン

歯周病は初めは歯肉の軽い炎症から始まります。歯磨きをしたときに少し血が出た、歯茎がなんとなく赤っぽい。しかし痛みもなく、日常生活でも何の支障もないため、ここで歯医者に行こう!と思う人はほとんどいません。本当はこのときに歯医者に行っていればよいのですが…

歯茎が下がってきた気がする

歯周病がだんだんと進行してくると、歯肉が下がってくることがあります。(腫れてしまって下がらない場合もあります)歯肉が下がってくると、歯の根っこの部分が見えてくるため、歯が長くなったように感じたり、歯がしみる、知覚過敏の症状を感じることがあります。しかし、歯茎が下がるのは年齢のせい、知覚過敏用の歯磨き粉を使うとしみる症状はなくなってきたので、ここでもまだ歯科医院に行かない人がいます。

実は、このときにはすでに歯周組織、歯槽骨の破壊は始っています。歯周病菌が歯と歯茎の境目=歯周ポケット内で繁殖し、その毒素や炎症細胞によって歯の周りの歯槽骨が溶かされ始めています。骨が減ったために、歯肉もそれに合わせて下がってきているのです。

歯がぐらぐらする、歯茎から膿がでる

この段階になってくると、さすがに歯医者に行く人がほとんどでしょう。ですが、ここでレントゲンを撮影してみると…。歯の周りにはほとんど骨が残っていない状態です。歯周病は徐々に歯槽骨を溶かしていってしまい、歯を支える骨がないために、歯がぐらついてきます。また歯周ポケットはどんどん深くなってくるため、中に汚れが溜まって腫れたり、歯周病菌繁殖し、膿がたまっていることもあります。こうなってしまっては、もう手の施しようがありません。炎症を少しでも抑えるために、抗生剤や抗炎症剤(痛みどめ)などが処方され、一時的には症状は改善しますが、歯のぐらぐらは収まらず、抜歯、自然脱落の日が近づいてきている状況です。

私たちは自分自身の身体について、あまりに無頓着であり、日々身体を酷使しています。しかし、そうしたツケは必ず返ってくるのです。

特に口腔内の病気ほどツケが恐ろしいものはありません。歯が抜けるだけではなく、自分自身の命、そして生まれてくる子供の命までをも危険にさらすのです。

そうしたツケをタメないために、長らく歯科医院に行っていない場合は定期検診からまずは、初めてみてはいかがでしょうか。

今回は以上になります。

私は元々歯科について無知の人間でし た。しかし、いつのまにかこの世界に浸っており、日々勉強させていただいております。この業界について素人だったからこそ世の中と皆様の架け橋になれると思い、情報を発信しております。

今後とも、何卒よろしくお願い致します。

今回は最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。

 

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