皆さん、こんにちは!どくらぼ編集部でございます!今回は、
歯周病と突然死の関係性
をお教え致します。 世界で一番感染者の多い病気として、ギネスブックにも登録されている歯周病。今までは、ただ歯が抜ける病気と認識されていましたが、研究が進むにつれて、死を巻き起こす病気だということが判明してきました。なぜ、歯周病が死を巻き起こす病気なのでしょうか?それでは解説していきます。
心筋梗塞、脳梗塞の患者さんは歯周病のある人が多い。は既に常識
歯周病って歯ぐきから血が出るだけの病気でしょ? 歯周病に対して、この認識だけしかお持ちではないアナタ、非常に危険です。 歯周病はただ、歯ぐきから血が出る病気ではなく全身に関係する非常に恐ろしい病気です。最悪の場合は死に至ることも珍しくはないです。
歯周病は、立派な感染病であり、その菌の数は何と500種類以上とも言われています。この500種類以上の菌の中のグラム陰性菌という種類の菌が毒素を作り出し、全身に悪影響をおよぼすことがわかっています。
歯周病は全身を巡り、突然死を誘発する
歯周病から発生する毒素成分は口から血管内に侵入し、血液を流れます。そして、体内のあらゆるところで血管を痛めつけ、動脈硬化を起こしやすい原因を作ります。
この動脈硬化が脳や心臓で起こったら・・・
それは、死を意味します。事実、動脈硬化を起こしたボロボロになった血管の中から歯周病菌が発見されることもあります。しかし、なぜ口の病気である歯周病が血管に侵入し、血液をめぐるのでしょうか?一体、口のどこから歯周病の菌は体内に入り込むのでしょうか?
歯と歯ぐきのすきまから、歯周病は死を呼びこむ
歯周病は、歯周ポケットと呼ばれる「歯と歯ぐきの隙間」からいとも簡単に体内に侵入します。歯周病が進行し、歯ぐきが炎症をおこすことで歯周ポケットができあがります。
歯周病菌は歯周ポケットから血管に侵入し、そして血液を巡り全身に達するのです。この歯周ポケットが深く、炎症が大きい人ほど歯周病の菌が血液の中に入りやすく、死を誘発しやすくなります。
歯周病は、血液をも硬化させ死へと追い込む。
カラダの中に侵入した歯周病菌は動脈硬化を進行させるだけでなく、血液そのものを固める働きがあることが判明しています。メタボリックシンドロームや肥満体などの、動脈硬化リスクが日常から高い方は更に危険性がますので、注意が必要です。
死の歯周病からカラダを守る、たった1つの方法
歯周病は、ただの口の中の病気ではありません。特に糖尿病、高血圧、肥満などと指摘されている人にとって、死の引き金を引く恐ろしい病気です。
そして、更に恐ろしいことに、歯周病は初期の段階でほとんど自覚症状がありません。しかし、自覚症状が出た時にはすでに手遅れということも・・・。歯周病からカラダを守る方法はただ1つです。歯に特に異常がなくとも歯医者さんに定期健診に行ってみてください。
半年に一度で大丈夫ですので、定期健診に行くことだけで、歯とアナタの全身の健康、そして命が守られます。 アナタの口と、カラダ全身の健康を願っています。以上です。最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。また、是非お会いいたしましょう!