日本でも歯列矯正が少しずつメジャーになってきており、小学校低学年から歯列矯正をスタートするという人も徐々に増えてきています。
では世界の人々はいつ頃から歯列矯正をはじめているのか、海外の歯列矯正事情についてリサーチしてみました。
海外の歯列矯正の新常識!
【アメリカの場合】
アメリカに一度でも暮らしたことがある方なら、一般的にアメリカ人の歯が驚くほど白く、歯並びもとても美しいことに気がつかれるかと思います。
それもそのはず、アメリカでは歯と美、そして歯と富が深く関係していると言われているからなのです。
まずアメリカでは美男・美女の条件は「美しく白い歯であること」なのです。そのためドラッグストアなどのデンタルケアのコーナーには数えきれないほどの歯を美しく見せる商品が並びます。
歯列矯正をするのが当たり前の国、アメリカ
アメリカの歯列矯正に関しては、「親の子供に対する責任」とも言われており、歯並びの悪い子供を持つ80%以上の親が子供に歯列矯正を検討しているそうです。
そのため年齢は意外と早くからスタートする、と思われがちですが、ほとんどの場合、最新治療によって治療期間が1年ほどと短く設定されているので、大学進学前のハイスクールの期間に施術することが多いのだそうです。
中国の歯列矯正は早期スタートが多い
中国において歯列矯正は一人っ子政策の影響もあり、近年ますますのその割合が高まっています。
特に北京や上海、香港などの都市部では園児や小学生のような幼い年齢から歯列矯正をスタートさせることも多いそうです。
しかしながら、早すぎる歯列矯正は結果がでるまでに時間がかかったり、成長した歯に合わせてやり直しをする必要があることも多いのが問題に。
そのため、知名度のあるドクターのところにはそういった歯列矯正をやり直したいという患者さんが集まるそうです。
フランスの矯正治療開始はロマンティックな理由から。
フランスでも歯列矯正はとても一般的で、一般的には12〜13歳を目安に行われるのだそうです。しかし、その理由がなんともロマンティック。
その理由は「ファーストキスは素敵な口もとで」という何ともフランスらしい考え方に基づいているのだそうです。
費用は日本より若干安い程度ですが、16歳までだと100%健康保険を使って治療できるのだそうで、多くの子供が歯列矯正を受けています。
またフランスではすきっ歯はキュートさの象徴なので、日本やアメリカのように隙間の無い歯を目指すのではなく、隙間をキープしながら美しい歯並びを作っていくそうです。
海外歯列矯正事情まとめ
今回は海外歯列矯正事情として、アジア、アメリカ、ヨーロッパから3カ国ピックアップしてみました。
日本でも美しい歯並びは自信のある笑顔には欠かせない存在ですよね。
最近では価格や矯正方法も多様になっているので、現在歯列矯正をお考えの方はぜひ一度歯科医院で相談してみてくださいね。