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あなたの姿勢が口呼吸を招き、口呼吸が全身をボロボロにする。現代医療改革に大切な全身と口呼吸の関係

2017年04月04日 06時56分
今、医療は変わらなければいけない。今、現代医療は行き詰まりを迎えています。対処療法や薬に頼った治療を変えなくてはなりません。全身と身体を考えた時に注目すべきは呼吸と姿勢です。今回は口呼吸と姿勢と全身の病について解説していきます。

あなたの姿勢が口呼吸を招き、口呼吸が全身をボロボロにする。現代医療改革に大切な全身と口呼吸の関係

テレビを見ている時など、気がついたらお口が開いているという子どもはいないでしょうか。

近年、口がポカンと開いたままになっている子どもが増えています。

このような口のことをポカン口(ぽかんぐち)と言い、このところ子供の間に急増しています。

ポカンと口が空いてしまっている子供が増えている。通称ポカン口 桂歯科医院

 

このような場合、呼吸方法が“口呼吸”になっている事が考えられます。この、ポカン口と口呼吸なのですが、現在本当に多くの子供達を中心に急増しています。

たかが、口呼吸だと思って侮ってはいけません。口呼吸は、お口や身体に様々な悪影響を及ぼします。

 

鼻呼吸だとウィルスに耐性があるが、口呼吸はそれがない。

人間の呼吸は本来、鼻から吸って口から吐く鼻呼吸です。しかし、前述の通り口で呼吸をすることが当たり前になってしまっている人が大変多くなっています。日常的に口から呼吸を行うことで、多くの細菌を身体の中に取り込んでいるのです。
 

口呼吸だと口から細菌が体内に入る。イロログ

 

私達の鼻は高性能空気清浄機

鼻呼吸の場合、鼻から空気を吸い上げます。空気は鼻から鼻腔(びくう)という空間を通り、肺に進みます。この鼻腔を空気が進んでいる間に空気は浄化、加湿され、体内に吸収しやすいカタチでとりこまれます。つまり、鼻は高性能空気清浄機の役割を果たしているのです。

 

しかし、一方で口から空気を取り込んでしまった場合は、空気の中の細菌やウィルスなどをそのまま直接体内に取り込んでしまうことになるのです。

口から体内に取り組んだ有害物質が身体の免疫力を低下させる

東大医学部講師の西原氏によると、口呼吸から体内に取り込まれた有害物質がのどの奥の扁桃(へんとう)を刺激し、免疫力を低下させると言います。

人間の喉には扁桃と呼ばれるリンパ組織の集まりが有り、ここで身体を守る白血球が作られる。ここの扁桃が口呼吸でやられることで身体全体がダメになってしまうのです。

口呼吸と関連すると考えられる疾患

  • 関節リュウマチ
  • アトピー
  • 花粉症
  • 気管支喘息
  • 過敏症腸症候群
  • 潰瘍性大腸炎
  • 尋常性乾癬
  • うつ
  • 慢性副鼻腔炎
  • 歯周病
  • いびき

などがあります。

 

この中で一つでも当てはまれば、口呼吸を行っている可能性が高い よこづか歯科医院

 

この近年増加している口呼吸ですが、むし歯や歯周病など口内の病気にも直結するのです。

 

口呼吸している子供はむし歯が多い??

口呼吸をしているお子さんは多くの問題を抱えています。特に口の中の問題が多いです。

口呼吸がお口や身体に与える悪影響

口呼吸を続けていると、お口や身体に様々な悪影響を及ぼします。

虫歯が増える

口呼吸になると、お口の中が乾燥し、唾液が少なくなります。唾液にはもともと、歯を守るための作用が備わっていて、「初期虫歯を修復する再石灰化作用」や「細菌に対する抗菌作用」「酸の中和作用」「汚れを洗い流す自浄作用」などがありますが、これらの効果が現れにくくなるため、虫歯になりやすくなります。特に前歯は乾燥しやすくなるので、虫歯のリスクは高くなります。

歯周病が増える

口呼吸により、口の中が乾燥し、唾液が少なくなると、歯周病菌が増殖しやすくなるため、歯周病のリスクが高くなります。

口臭が強くなる

口呼吸によって、唾液が少なくなると、お口の中に棲息する細菌の量が増え、口臭が強くなります。

歯に着色汚れが付きやすくなる

通常、歯の表面は唾液により濡れているため、汚れが付きにくくなっています。口呼吸により、歯の表面が乾燥すると、着色汚れが付きやすくなります。着色汚れは、見た目が美しくないだけでなく、歯の表面に凹凸ができ、汚れも付着しやすくなります。

歯並びや顔つきに影響する

口を閉じている時は、舌は上顎に付いた状態になっており、舌が歯を外側に押し出す力が働いています。歯を外側に押し出す力と、唇の筋肉が歯を内側に押す力のバランスにより、歯はアーチ型に並んでいます。しかし、口呼吸になると、呼吸で空気の通り道を確保するため、舌の位置が下方に下がるので、舌が歯を外側に押し出す力が働きにくくなります。歯にかかる力のバランスが崩れ、歯が唇の方に出てしまう「出っ歯」になりやすくなります。

また、口呼吸をしていると、口周辺にある口を閉じるための筋肉が使われないので、口元がゆるんだぼけっとした顔つきになりやすくなります。

風邪をひきやすくなる

口呼吸をしていると、直接、乾燥した空気が喉や器官に送られるので、風邪などの細菌やウイルスが、直接体内に入りやすくなります。鼻呼吸であれば、鼻家や鼻の粘膜を通って、細菌がある程度減らされ、湿度が高い状態で、体内に入るので、風邪をひきにくくなります。

睡眠時無呼吸症候群になりやすい

口呼吸をしていると、舌の位置が下がります。寝ている時には、力が抜けさらに下がるので、気道をふさいでしまう事があります。これが「睡眠時無呼吸症候群」です。昼間の眠気やいびき、熟睡感が無いなどの症状があります。眠気などにより、交通事故等を起こす可能性もあるので、とても危険です。

など、少しあげただけでもこれほど口呼吸には問題が山積みです。

 

姿勢の悪い子供は漏れなく口呼吸をしている??

口呼吸の原因は、

「口の周りの筋肉の不足」

「口が閉じにくい悪い歯並び」

「慢性的な鼻炎」

などと考えられてきました。これらも原因となりますが、「悪い姿勢」が、口呼吸を誘発しているという事がわかってきています。

 

猫背の子は口呼吸をしてる??

姿勢が悪いと、口呼吸を誘発します。特に「頭位前方姿勢」いわゆる「猫背」は、口を開ける筋肉が優位に働き、口呼吸を誘発しやすくなります。

子供に増加している猫背。猫背の場合胸が狭まり呼吸がしにくくなり、酸素を多く取り込むため、口呼吸になりがち。 姿勢矯正師の独り言

 

そして、「猫背」の状態が長く続くと、口を開ける筋肉が働く時間も長くなり、唇の筋肉の力も次第に弱くなるため、一層口呼吸が習慣になりやすくなります。

 

猫背は口呼吸を招き、さらには歯並びを悪くする。

正しい姿勢では、口を閉じると、舌が上顎についた状態になります。

舌の正しい位置は上顎にくっついていること。GIRLY

 

しかし姿勢が悪く猫背になると、顎を持ち上げたような姿勢になり、舌は上顎から離れてしまい口が空いた状態になり、口呼吸になります。

猫背だと口呼吸になり、舌が下がり、口から細菌が体内に入る。イロログ

猫背は口呼吸を誘発し、さらには下記の流れで歯並びに悪影響を与えるのです。

  1. 猫背で口呼吸誘発
  2. 口呼吸になると口が開き、舌が下がる
  3. 口が開き、舌が下がると歯列を抑えることができなくなり、歯並びが悪くなる※歯は前へ前へと進む性質がある。
  4. 更に下がった舌は睡眠の際にうつ伏せや横向きで寝る習慣となる。
  5. 発育途中の子供のうつ伏せ、横向き寝は頭の重さが歯列にかかり歯並びが悪くなる。

口呼吸によって歯並びが変形してしまった少年 MRMODERN

 

猫背は足の歪みや変形が原因である

悪い姿勢、特に猫背は、足の歪みや変形が原因になっている事が多いと言われています。猫背の人は、重心がかかとに偏っており、しっかりと足指を使われていない事がわかっています。外反母趾や浮き指、扁平足である事が多いです。

 

猫背だと骨盤が後ろに倒れるYSD

骨盤が倒れると足が浮いてくる LEE

人間は、本来「足指」「足指の付け根」「かかと」の3点を使った3点歩行ですが、外反母趾・浮き足・扁平足の人の特徴として、「足指の付け根」「かかと」の2点歩行になっており、足指がしっかりと使われていない事がわかっています。

不安定な姿勢は足に出る ****浮き指専門サイト

足指をしっかりと使う事は、正しい姿勢へとつながり、正しい顎の位置は、正しい鼻呼吸へとつながっているのです。

 

姿勢を正して口呼吸を改善

口呼吸を改善するために、まずは足から直しましょう。足指に力をつけて、姿勢を改善しましょう。

足指の力をつけるためには、家では裸足で生活し、足指をしっかりと使った歩行を意識する事が大切です。

また、足に合った靴を選ぶ事も大切です。兄弟でお下がりを使ったりする事もあると思いますが、使った靴は、かかとの擦り減りなど、歩き癖が既についています。お下がりを利用するのはなるべく止めましょう。

最近では、まだ小さな子供でも、女の子の場合は、パンプスのようなシューズやヒールが少し高くなっているシューズも、おしゃれをするアイテムとして販売されています。子供の足の発育には良いとは言えませんので、子供のうちは止めた方が良いでしょう。

小さいこどもにこういった靴は考え直すべき。

 

足の指をグーパーさせるような運動も効果的です。子どもであれば、足の指じゃんけんなど、遊びにするのも良いですね。

あしゆびジャンケン yahoo

 

今すぐできる口呼吸の改善方法

姿勢を正す事は、とても重要ですが、癖がついてしまっている姿勢は、正すのに時間がかかるものです。姿勢を正すようにしていくと共に、今すぐできる口呼吸の改善方法も平行して行っていくのが良いでしょう。

a. 多少苦しくても鼻呼吸を意識すること

鼻呼吸が少しでも出来る場合、多少苦しさを感じても、意識して鼻呼吸をするようにします。そうすると、鼻の機能が活性化され、鼻呼吸の割合が増えていきます。

b. 唇にテープを貼る

鼻呼吸をするために唇で貼るテープが市販されています。唇にテープを貼って口を閉じさせて、癖を治すものです。唇を閉じる意識づけに効果的で、夜寝る時に使うと良いでしょう。

寝る前にテープを貼るのが効果的 LEE

c. 口の周りの筋肉を鍛える

口の周りの筋肉が弱いと、口が開いたままになりやすくなります。歯医者でも矯正治療の一部として行っている事があります。意識して、唇を閉じたり開けたりする運動や、舌を意識して左右上下に動かす方法などが効果的です。子供が行うのには、遊びや毎日の習慣の中に取り入れて行うのが良いでしょう。「あっぷっぷ」と頬をふくらませる遊びや、ハーモニカや風車を吹く遊び、ぶくぶくうがいなどが効果的です。

特に今大流行中の「あいうべ体操」はオススメです!

みらいクリニック今井先生によると、口呼吸を改善する方法として「あいうべ体操」という体操を掲げています。治療費のかからない、誰にでもできる体操ということでテレビなどでも取り上げられており、今注目されている体操です。

羽鳥アナウンサーなども行っています。日本テレビ

新聞でも、取り上げられています。西日本新聞

 

やりかたは、至ってシンプル「あいうべ」とそれぞれの言葉を口にだし、繰り返します。

  1. 「あー」と口を大きく開く
  2. 「いー」と口を大きく横に広げる
  3. 「うー」と口を強く前に突き出す
  4. 「ベー」と舌を突き出して下に伸ばす

①~④を1セットとし、1日30セットを目安に毎日続ける。かなり、疲れる体操なので入浴時などにおこなうのがオススメです。

 

d. 歯並びや鼻炎がある場合には治療を受ける

そもそも歯並びが悪くて口が閉じられない場合や、鼻炎があって鼻で呼吸できない場合には、治療が必要になります。矯正歯科や耳鼻科で相談するようにしましょう。

 

いかがでしたでしょうか。お口や身体に悪影響がある「口呼吸」ですが、原因のひとつが「悪い姿勢」である事がわかりましたでしょうか。悪い姿勢は口呼吸を誘発します。「足指の力の低下」が悪い姿勢を招く事がわかっています。「足指の力の低下」を防ぐためのポイントをまとめたいと思います。

  •  家では裸足で生活する
  •  兄弟で靴のお下がりを使わない
  •  子供のうちはパンプスやヒールのあるシューズは履かない

口とは一見関係の無いように感じる「姿勢」や「足指の力」ですが、実は関わりが深い問題です。近年増えている子供の口呼吸を改善して、お口や身体を健康にしていきましょう!

 

今、医療は変わらなければいけない

今、現代医療は行き詰まりを迎えています。対処療法や薬に頼った治療を変えなくてはなりません。

口呼吸や姿勢が原因で具合がわるくなったり、むし歯になったとしても、現代医療で出来ることは風邪薬を出すことや歯を削るという選択肢です。

しかし、これではいつまでたっても薬から逃れることはできませんし、削った歯は二度と戻りません。薬に慣れた菌は耐性を持ちさらなる病を引き起こします。また、削った歯から新たに細菌が繁殖し二次むし歯を引き起こします。いつまで経っても根治はしないのです。

根治に主題を置いていない現代医療は変わらなければいけません。しかし、医療側から“薬を減らそう” “歯を削るのを辞めよう”という提案はほとんどありません

大切なことは対処療法に頼りきりにならず、病を全身からみつめ、複合的に捉えて全身を変化させることです。治療ありきではなく、

“なぜ治療を行わなければならないのか” 

“その病の根本にある原因は何か”

と考えることが今の医療に求められています。そうしたこと抜きでの対処療法だけでは、患者さんは一時的に病気を凌げても、原因が解明されていないのでまた悪化の一途を辿ります。

今までの常識を打ち破り、カラダのことを今一度考える必要があるのです。

私達患者側は、医療の言いなりになるのではなく、知識が求められます。現代医療に疑問点を持ち、正しい医療を私達も考えなければならない時代です。自分のカラダを守るためにも正しい情報を得なくてはならないのです。

 

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今回は最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。

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