ＫＵＭＡデンタルクリニック

ＫＵＭＡデンタルクリニックの熊川 尚哉先生から一言

こんにちは。KUMAデンタルクリニック院長、熊川尚哉です。
当医院では、患者様ご自身にしっかりとお口の中の状態を把握していただき、治療方法・費用・期間等にきちんと納得していただいてから治療を開始します。デジタルレントゲンや模型、動画などさまざまなツールを導入し、丁寧な説明を心がけています。

また、忙しい方でも無理なく治療を続けられるよう、通院回数も考慮して治療計画を行うことが可能です。
このようなことを申しますと、よく

「同じ保険内の虫歯治療でも、通院回数を複数にわける歯科医院もあれば、一度の治療でたくさんの時間をとってくれる医院もありますが、その違いはどういったところにあるのですか？」

という質問を受けます。

友達と歯の治療について話題になった時、例えば銀歯を入れたけど2回で終わったという人もいれば、1ヶ月くらい通った、という人もいるでしょう。同じ銀歯を入れる処置なのに不思議ですね。患者さんにしてみれば「きっとあの歯医者さんは回数を増やして点数を稼いでいるのかもしれない」という疑問が湧くのも仕方ないかもしれません
。
治療には保険という決まり事があるのは誰もが知っているとおりです。保険はとてもとても細かく細分化されていて、処置の点数だけでなく1ヶ月、または1初診内でできる回数や適用できる病名、部位、材料などなど非常に複雑です。毎年改定され少しずつ変わっていくので、長年歯科に携わっている人でも虎の巻を取り出して算定できるか確認することがあるほどです。
さて、前述の銀歯についてもそうですが歯科医院によって治療時間の取り方や回数が違うと感じることがあるでしょう。そこでそのカラクリについてお話しようと思います。

Point 1　治療の回数はどうやって決まるのか
治療の回数は虫歯の深さや治り具合で違います。小さな虫歯ほど回数は少なく、虫歯が深いほどまたは炎症が強いほど回数が増えると考えるのが妥当です。根の治療はその典型で1～2回の人もいれば1年以上通った人もいました。銀歯の場合通常は型を取ったら次には出来上がるので2回、詰めるだけなら1回で終わります。保険の決まりで1ヶ月に○回しか算定できないというものもあるので治療回数はケースバイケースといえますね。

Point 2　予約システムの違い
歯科医院の多くは予約システムを取っています。ただ中にはこのシステムがうまく回っていないところもあるのが現状です。治療内容に合わせて予約時間を決めても急患や前の患者さんのイレギュラーで時間が押してしまうこともあります。また1日の患者数が多い歯科医院では、どうしても予約時間の幅が短くなり1回の治療内容が制限されるために回数が増えてしまうこともあり得ます。もちろん治療内容によっては短時間で終わる治療もありますので、前後の人と調整しながら予約は取ります。

Point 3　1回の費用を抑える
歯の治療に使う機材はたくさんの種類があり同じような商品でも価格に幅がありますが、どの機材を使っても請求できる点数は同じです。保険の点数は算定できるものが決まっているのでその通りに請求しますが、トータルするとどうしても高くなる処置もあります。そのため1回の治療にかかる費用を抑えるために何回かに分けて治療を行う歯科医院もあります。むやみやたらに治療すると1回の負担金が高額になり「あそこは高い」という風評にもつながりかねないというのも理由のひとつです。

歯の治療は今どこまで進んでいるのか、何をしたのかなかなかわかりにくいものです。
●歯の治り具合で回数は違う
●患者さんが多い歯科医院は1回の治療内容が少なめ
●1回の負担金が高額にならないよう配慮
などが治療の回数が違ったり治療内容が少ないと感じる理由です。
中にはできるだけ短期間で終わりたいという患者さんもあります。そういう時は、1回の治療時間と費用がかかることを説明してから治療に当たります。そういった説明もない歯科医院は避けた方がいいかもしれませんね。基本的には、今回はどんな治療をしたか、次回の治療はどんなことをするのか、次回の費用と時間はどれくらいかかるのか、といったことをその都度説明してくれる歯科医院なら信頼できるといえますね。


KUMAデンタルクリニックでは、こうした通院回数などを患者様のご都合に合わせて柔軟に対応することを心がけています。長く通うことができない、早めに治したいなどのご要望があればご相談下さい。



また、国立予防衛生研究所（現在の国立感染症研究症）の勤務経験を活かし、虫歯菌や歯周病菌の感染症である虫歯や歯周病の治療ができることと、また勤務医時代の経験により、総合的な歯科治療を行えることが当医院の魅力だと考えています。
皆様のお越しをお待ちしておりますのでぜひご来院ください。