安心・安全で最新の治療をリラックスして受けられる歯科医院です。
はやしべ歯科医院のページをご覧いただき、誠にありがとうございます。ここでは「歯の寿命」について解説したいと思います。
歯の寿命とはどの程度で少しでも伸ばすために、どうすればいいのでしょうか。また、寿命を終えてしまった後はどうすればいいのでしょうか。
【歯の平均寿命】
一番寿命の長い歯はどの歯だと思いますか?
「一番最後に生えてきた歯」でしょうか?
単純に想像すれば、そうなのですが、実は結果は全く異なります。
一番寿命の短い歯(親知らずを除く):下顎第二大臼歯(50歳)
一番寿命の長い歯(親知らずを除く):下顎犬歯(66歳)
一番寿命の短い歯は、下の歯の一番奥の歯といわれています。この歯は、一番最後に生えてくる永久歯で12歳頃に生えてくる歯ですので38年程度で寿命を終えてしまうことになります。これは、一番奥の歯と言うこともあり、磨きにくく虫歯になりやすいことと、噛んだときに大きな力がかかりやすいことから、一番寿命が短いと考えられます。
一方、一番寿命の長い歯は、下顎の犬歯です。下顎の犬歯は、噛んだときの負担が小さく、歯の根っこが他の歯に比べて長いため、寿命が長いと考えられます。
ちなみに全体の歯寿命を平均すると
男性:59.1歳
女性:58.1歳
になります。
女性の歯のほうが寿命が短い原因には、妊娠・出産・子育てと、口腔内の状況が悪化する期間があることと、女性ホルモンの関係があるといわれています。
【平均寿命】
男性:77.1歳
女性:83.9歳
これは命の平均寿命です。
命の寿命は、歯の寿命に比べ30年ほど長くなります。
つまり、歯の寿命を迎えてから30年ほど、歯が足りずに不便な食生活を余儀なくされる可能性があるということです。
日本人は、全身の健康に関しては関心が高いのですが、歯の寿命に対しての意識がやや低い傾向にあります。
命の寿命だけでなく、歯の寿命も延ばしてあげることにより、QOL(生活の質)を向上させることが、楽しい老後を過ごすための、ひとつのポイントになってくるのかもしれません。
歯の寿命を少しでも長くするために私達が存在しています。いつまでも自分自身の歯を保つ方法をいつでもお伝えいたします。
林辺勝 先生
略歴 | |
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所属団体 |
はやしべ歯科医院の林辺 勝先生から一言
はやしべ歯科医院、院長の林辺勝と申します。
ここでは、
「歯の寿命を延ばすためにできること」
を詳細にお伝えしたいと思います。
歯の寿命を伸ばすために、できること
① ブラッシングの徹底
ブラッシングとは、虫歯と歯周病の原因となる歯垢(プラーク)を除去し、歯茎にも適度な刺激を加えることが目的であり、虫歯と歯周病の予防に、最大の効果を発揮するものです。
② 生活習慣の見直し
不規則な生活や、だらだら間食をしてしまうなどは、虫歯や歯周病のリスクを高めます。また、喫煙は歯周病を進行させる大きなリスクとなります。このような生活習慣がある方は見直しが必要です。
③ 歯科定期健診の受診
どんなに歯を磨くのが上手な方でも、きれいにすべての菌を除菌することはとても難しいことです。とりきれていない歯垢などを定期的に歯科医院に訪問して、きれいに除去することで、歯の健康状態を維持しましょう。また、虫歯も歯周病も、早期発見、早期治療をすれば、歯の寿命に影響なく完治させることも可能です。
【歯を失うことになってしまったら】
歯を失うことになってしまったら・・・。主には3種類の治療法から治療法を選択することとなります。
① ブリッジ
失ってしまった歯の両隣の歯に、橋をかけるようにして失った部分をダミーの歯で補います。
《メリット》
少数歯であれば健康保険適応になる。装着後の違和感が少なく噛みやすい。比較的治療回数が少なく済む。
《デメリット》
欠損が多数歯に及ぶ場合、健康保険が適応にならない。もしくはブリッジでの修復自体ができない。清掃が難しい。支えになる歯が健康でも削らなくてはならない。支えになる歯の寿命が縮む可能性が高い。(欠損部の咬合力を支えるためと、清掃が困難なため、虫歯や歯周病になりやすい。)
② 入れ歯
失ってしまった歯を樹脂製のダミーの歯と歯茎で覆います。部分入れ歯では、両隣の歯や、反対側の歯にクラスプ(針金)をかけて固定します。
《メリット》
健康保険の適応になる。健康な歯を削ることが少ない(必要に応じて多少は削ることがある)。取り外しができるので清掃がしやすい。使用してみてから、他の治療方法に変更することもできる。
《デメリット》
違和感が強く慣れるまでに時間がかかる。噛み心地が他の治療法に比べて劣る。クラスプをかける歯の寿命が縮む可能性が高い。(欠損部の咬合力を負担するため)定期的に作り直しが必要になる。
③ インプラント
失ってしまった歯の部分の骨に、人工の歯根を植え込み、その上に人工歯を被せます。
《メリット》
違和感なくかむことができる。(天然歯の約80%ほどの咬合力が回復します)周りの歯への負担が無い。見た目がほとんど天然歯と変わらない。
《デメリット》
健康保険の適応外になるため、費用が高額。手術が必要になる。治療期間が長くかかる。(3ヶ月以上)インプラントを維持するためには、十分な口腔衛生管理と、定期健診が必要。
【歯の寿命とその後】
平均的に60歳近くになると、多くの方が歯を失い始めてきます。
それを少しでも遅らせるためには
① ブラッシングの徹底
② 生活習慣の改善
③ 歯科定期健診の受診
が必要です。
もし歯を失うことになってしまっても、様々な治療法があり健康保険の適応するものもありますが、やはり本来は自分の歯で一生噛める事が理想的だと思います。日々のブラッシングや定期健診で、歯の寿命を少しでも延ばせるようにして見ましょう。
歯の寿命を伸ばすために、歯科医院の存在やアナタの自宅でのケアは欠かせません。歯をいかに守りぬくか、歯の寿命をどう伸ばすか是非一緒に考えさせて下さい。
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