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アナタにとって最適な治療法を。

コウノ歯科のページをご覧いただき、ありがとうございます。
ここでは、「予防歯科」についてご説明致します。

【予防歯科とはいったいどのようなものなのでしょうか】

■予防歯科とは
予防歯科とは、虫歯や歯周病を未然に防ぎ、歯や口の中を健康な状態に保つ治療のことです。歯が痛んだり、口の中に違和感を感じられたときに歯科医院にいくことが多いかと思いますが、予防歯科とは、そのような症状が現れる前に、事前に虫歯や歯周病にならないようにする治療で、近年、予防歯科の関心は高まっています。

虫歯や歯周病が与える悪影響
① 口臭
虫歯菌や歯周病菌が口の中で大量に繁殖すると、口臭の原因になります。特に、歯周病菌の臭いは酷く、本人は気にしていなくても、重度の歯周病の人は、近くにいるだけで臭ってしまうこともあります。
② 食べることへの障害
虫歯で歯がしみたり痛んだりすると、食事が困難になることがあります。また、虫歯や歯周病で歯を失うことになってしまうと、欠損部を治療してもその部分の噛む力は天然歯に比べて格段に下がります。(入れ歯では５０％程度)
③ 心臓病
近年では、虫歯菌や歯周病菌が心臓に及ぼす影響についても注目されています。口の中で大量に繁殖した虫歯菌や歯周病菌が、毛細血管に入り込み、血管内で増殖し固まりちとなり、それが心臓に流れ着くことにより、心筋梗塞などを引き起こす原因になるといわれています。
④ 糖尿病
糖尿病と歯周病には深い関係があり、糖尿病が悪化すると、歯周病も悪化します。それだけでなく、歯周病が悪化すると、それに合わせて糖尿病が悪化することが分かっています。歯周病の治療を行い、歯周病の状態が改善すると糖尿病の基準であるHｂA1c（ヘモグロビンエーワンシー）の数値も改善するという結果も報告されています。
⑤ 脳梗塞
心臓病と同じように、毛細血管内に入り込んだ菌が繁殖し、固まりとなり、脳血管に送られることにより、脳梗塞を引き起こす原因になるといわれています。
⑥ 早産(未熟児)
母体が歯周病に感染していると、早産のリスクが約７倍になるといわれています。歯周病によってサイトカインという炎症物質が大量に生産され、それが陣痛を引き起こすのに関与しているといわれるほか、歯周病菌が毛細血管を通じて全身に回り、子宮の胎児が入っている羊膜に感染し、破水（羊水が流れ出てしまうこと）を起こす原因になっているとも言われています。
⑦ 顔貌の変化
歯を失う本数が増えれば増えるほど、顔の表面にしわが増え、やつれたような表情になって行きます。（老人様顔貌とも呼ばれます）
⑧ 認知症
噛む能力の低い人は、認知症の発症リスクが高くなるという研究データがあります。自分の歯が２０本以上残っている人に対して、歯がほとんどなく、入れ歯を使用していない人の認知症発症リスクは約２倍。義歯は使用しているがあまり噛めない人に関しても約１，５倍の発症リスクがあるといわれています。

たかが、虫歯・歯周病と考えがちですが、実は全身に関わる大きな病気と関係していることが多いです。
こうした病気を事前に防ぐ考え方がこの予防歯科なのです。

コウノ歯科医院の河野出先生

河野出先生

略歴
所属団体

コウノ歯科医院の河野出先生から一言

コウノ歯科医院院長の河野出と申します。

当院はお子様も多く来院されるため、親御さんから

歯に悪影響を与えないおやつの食べ方はありますか？

という質問をよく頂きます。
そこで、以下に歯に悪影響を与えにくいおやつの食べ方をまとめました。

１）食べる時間・回数に注意
人間は朝昼晩の３回食事をする習慣があります。そして、歯磨きをしなくても虫歯にならない人もいます。原住民が皆虫歯持ちでしょうか？決してそのようなことはありません。人間は唾液などで行われる自浄作用があり、自然に虫歯になりにくい口腔内環境にすることができます。そこで問題なのが、食べている時間・回数にあります。
口腔内は食べ物を咀嚼すると酸性になります。そこで歯が脆くなり虫歯になりやすくなります。食事が終わり、口の中が唾液で満たされることにより中性に近づく、これを『再石灰化』と呼びます。口の中に常に食べ物がある場合は酸性になっており、常に虫歯菌に犯されるリスクがあります。口の中に食べ物がない状態にしなければ再石灰化は起きません。
よって、俗に言う『ダラダラ食い』は歯に悪影響を与える原因になります。三食規則正しく食べ、お菓子も決められた時間にダラダラ食いをしないということをするだけで歯に与える影響を最小限に止められると思います。

２）飲み物が与える影響
歯に影響を与えづらい飲み物として代表的なものは水と牛乳があげられます。また、カフェインを含まないお茶（麦茶やほうじ茶等）も良いと思います。虫歯菌の好物は糖分です。ジュースをスポーツドリンクと言われるものには大抵入っており、糖分がないと味気のないものになってしまうことが多いと思います。また、口の中をより酸性にする飲み物もあり、再石灰化を妨げる原因にもなっています。だからといって、ジュースやスポーツドリンクは飲んではいけないというわけではなく、飲み物も食べ物と同じでダラダラ飲みをしないことで、悪影響を最小限に抑える事ができると思います。

３）とにかく口の中に食べ物や飲み物がない時間を増やす
子供は歯を磨くという行為よりも、いかに食べるものを気を付けるかということが虫歯になるリスクが軽減されると思います。やはり、再石灰化が虫歯にならない大きな要因になります。たとえば、長時間口の中に甘い期間が続くガムやアメを食べることは虫歯になるリスクを大きくします。こまめに歯磨きをしたところで、また口の中に食べ物もしくは飲み物を入れてしまうことで結局口の中に悪影響を与える環境を作ってしまっています。
一番歯に悪影響を与えないお菓子の食べ方は、決められた時間帯に自然由来の食べ物（フルーツや穀物等）をもし飲み物が必要ならば、水や牛乳、お茶と飲むのがよいと私は考えます。

お子さんの歯を守りたいかた、ご自身の歯を守りたい方、歯にお悩みをお抱えの方、どのような患者様でも当院は受け入れておりますので、何でもご相談下さい。