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あなたの口の中に、時限爆弾が入っている?指摘されない、口腔内金属アレルギー

2017年11月03日 17時01分
近年、口腔内アレルギーに関して注目があつまりはじめました。しかし、まだまだ口腔内アレルギーに関する認知は低いままです。そこで、今回は口内でおこりうる金属アレルギーに関して情報をまとめ、お伝えさせていただきます。

あなたの口の中に、時限爆弾が入っている?指摘されない、口腔内金属アレルギー

1.知られていない歯科治療の金属アレルギー

現代ではほとんどの人が成人するまでにむし歯治療を経験するのではないでしょうか。むし歯治療を経験したことがあるという方、削った箇所の詰め物には何が使われていますか?

それが金属――「銀歯」である場合には注意が必要かもしれません。実は歯の治療に用いられる金属では、金属アレルギーの危険性が指摘されているのです。

 

口腔内の金属アレルギー

金属アレルギーは金属から溶け出した金属イオンが体内のタンパク質と反応することで起こります。そのため金属アレルギーの自覚がある人は普段から金属でできたものを身に着けない、もしくはアレルギーが起こりにくい金属(ゴールドやプラチナ)のみを身に着けるという風に注意をしているはずです。

けれど口内にまで注意が及んでいない人――そもそも歯の詰め物が金属アレルギーを引き起こすことを知らない人がほとんどです。

歯科治療においては詰め物や被せ物(銀歯)だけではなく歯列矯正のブリッジや入れ歯、土台など様々な用途で金属が使われています。実は近年、これらの金属が原因で引き起こる金属アレルギーが国内において徐々に増えているといわれています。

 

2.口内の金属アレルギーの特徴と仕組み

それではなぜ歯科治療における金属アレルギーが増えているのでしょうか?

それには以下のような理由・背景があると考えられています。

 

―保険診療で使われる金属の品質―

保険診療(健康保険の範囲内の治療)で使われる金属は限られたものしか選ぶことができず、中には口内で錆びやすい性質のものもあります。その錆びた金属が唾液によって溶け出し、金属イオンが口内のタンパク質と結びついてしまいます。

 

―数種類の金属が使われている―

歯科治療によく使われる金属としては銀、パラジウム、ニッケル、コバルトが挙げられます。中にはアレルギーを起こしにくいもの、起こしやすいものと種類がありますが、それらが同時に口内に存在することで「カルバニー電流」という微弱な電流が発生し、アレルギーが起こりやすくなるという報告があります。

 

―長時間の利用による体内への蓄積―

詰め物や被せ物は基本的にはそのままの状態で長い期間利用することを想定しています。中には半永久的に口内に残るものもあります。長い年月の経過の中で金属がじわじわと溶け出すことで体内に蓄積されていくことになります。

 

―口内が不健康だとアレルギーになりやすい―

口内炎や重度の歯周病にかかっているとアレルギーになりやすいと言われています。日ごろから口内の健康に注意を払う必要があります。

ライフスタイルの変化によって現代人の生活は以前よりも不規則になり、また栄養素も偏りがちだと言われています。そのような理由から口内の健康が損なわれがちになる、そしてその状態を原因として金属アレルギーが引き起こされるという負の連鎖が起こっているのです。

 

3.アレルギーによって引き起こる症状

歯科治療による金属アレルギーは二つに大別することができます。一つは口内もしくは周囲に症状が出る場合、もう一つは口内に留まらず全身に症状が出る場合です。

口内もしくは周囲に症状が出る場合は金属イオンが唾液に溶け出すことでアレルギーが引き起こっています。以下のような症状が見られます。

 

―口内炎―

口内炎は口の中に生じる炎症のことで一般的には外傷や特定の栄養素が不足していることで発症しますが、金属アレルギーによって頻繁にできることもあります。

 

―口唇炎と口角炎―

症状が口の外に起こるケースです。唇の周りがただれる、口の両端が切れるなど痛みや違和感だけではなく周囲からの見た目にも影響を及ぼします。

 

―口腔扁平苔癬―

こうくうへんぺいたいせん。口内の粘膜に模様やびらん、水疱が現れます。無症状の場合もありますが痛みを伴うこともあります。

 

―味覚障害―

味覚は舌の表面にある味蕾という受容体によって感じることができますが、アレルギー反応がそこに起こることによって味覚自体が鈍くなってしまいます。

痛みを伴うものから味覚を損なうものなど、口内のアレルギーによって引き起こされる症状は様々です。ですがどれも日常生活に不便を来たしたり不快感を伴ったりします。

全身に症状が出る場合は口内の粘膜から体内に取り込まれた金属イオンがアレルゲンとして全身を回り、汗として皮膚から排出されるときにアレルギー反応を起こしています。

 

以下のような症状が見られます。

―アトピー性皮膚炎、湿疹―

多くの人が悩まれているのがアトピー性皮膚ですが、その原因は一般的にはダニ、埃などのハウスダストが知られています。しかし歯科材料の金属によっても症状が出ることはあまり知られていません。アトピーに対する治療を行っても思ったように効果が出ない場合には歯科材料が原因である可能性があります。口内の金属を除去することでもしかしたらアトピーを根本から治療することができるかもしれません。

 

―脱毛―

金属アレルギーは脱毛を引き起こす可能性もあります。蓄積された金属が一定量を超えるとそれが円形脱毛症を引き起こし、中には髪の毛が大量に抜けてしまうというケースも見られます。これもまた一般的には知られていない原因と症状なので、ステロイド剤で円形脱毛症の治療を試みたものの効果が見られなかった人が、口内の歯科金属を取り除いたところ改善に向かったという例もあります。脱毛に悩んでいるものの今の治療で効果が出ない人は一度口内の状況を見た方がいいかもしれません。

 

―掌蹠膿疱症―

しょうせきのうほうしょう。膿疱が手の平や足の裏に多数できる難治性の慢性炎症性疾患です。皮が頻繁にはがれたり、爪が変形・変色したりと日常生活に支障を来たすこともあります。

 

4.どうやって治療すればいいか 不調を感じた場合

上記の症状があるものの今受けている治療では効果が出ず、且つ口内に歯科治療の金属が入っているという人は歯科金属アレルギーを発症しているかもしれません。そういった方はまず歯科医院を訪ねてみてください。

パッチテストを用いてどの金属がアレルギーを引き起こしているかを特定し、その金属を口内から除去する治療を受けていただけます。これによって原因となる金属が取り除かれるのでアレルギー症状はじきに和らいでいくはずです。

金属を除去した部分は、そのままにすることはできないので、新しい素材で補填します。そのときの素材はアレルギーを引き起こさないもの(プラスチックやセラミック)、もしくはパッチテストによってアレルギーにならないと判明した金属を用いますので、再びアレルギーになることもありません。

 

口内や全身に不調があるもののその原因がわからずに悩んでいる方は決して少なくないと言われています。もしかしたらその原因は口内にある歯科金属が引き起こているアレルギーかもしれません。また今は症状が出ていなくても口内の歯科金属がいずれアレルギーを引き起こすことも考えられます。

当ブログで紹介した症状に心当たりがある方、口内に歯科金属を使っている方、お近くの歯科医院を一度訪問されることをおすすめします。パッチテストやアレルギーが起こらない素材の提供など、現在の症状だけではなく将来起こりうるトラブルへの対策も提案してもらえるはずです。

今回は以上になります。

私は元々歯科について無知の人間でし た。しかし、いつのまにかこの世界に浸っており、日々勉強させていただいております。この業界について素人だったからこそ世の中と皆様の架け橋になれると思い、情報を発信しております。

今後とも、何卒よろしくお願い致します。

今回は最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。

 

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