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【沈黙の病】歯周病で歯を失った後、あなたの人生はどうなる?

2017年10月06日 16時37分
沈黙の病、歯周病の恐怖。世界で一番多くの人を襲っている感染症は歯周病です。しかし、私たちはこの感染症に対して何の危機感も覚えていないのです・・・

【沈黙の病】歯周病で歯を失った後、あなたの人生はどうなる?

歯周病でなぜ歯を失ってしまうのか

そもそも、歯周病とは

歯周病とは、歯茎や歯が植わっている骨、歯と骨とをつないでいる歯根膜などと言った歯周組織が、歯周病菌に感染することによって破壊されていく病気です。

歯周病と言えば、歯茎から血が出る、歯茎が腫れるなどのイメージがあるかと思いますが、進行してくると、歯周病の症状は歯茎だけではなく、歯が植わっている顎の骨をも溶かしてしまう、恐ろしい病気です。

 

なぜ、歯周病で歯を失うのか

歯周組織が歯周病菌に感染すると、はじめは歯茎が少し炎症を起こし、赤くなる、ぶよぶよ腫れたような感じになると言った症状が現れます。歯磨きをした時に出血したりするのも、歯周病の症状の一つです。

このような症状の段階で歯科医院を受診し、歯周病の治療を行えばいいのですが…まだこの段階では歯科を受診しない人も多いです。

そして、歯周病は徐々に、進行します。歯周病は、静かに、痛みなく進行していきます。そのため、歯周病が大幅に進行していても気がつかないということはよくある話です。

歯周病は、初期から中期では、自覚症状があまり変わらず、重度に進行するまで気がつかない方もいらっしゃいます。

歯周病は、重症化すると、歯が植わっている周りの骨が溶かされ、歯を支え切れなくなってきます。歯と歯茎との隙間も広がり、そこで歯周病菌が繁殖し、ひどく膿むこともあります。このようになってくると、歯はぐらつき、歯茎の腫れを繰り返し、顎の骨から歯がほとんど抜けた状態となります。

 

歯周病で歯を失うことに対する、恐怖心をだれも持っていない・・・

歯周病は口腔内全体の問題

歯周病は、1本の歯だけがかかる病気ではありません。歯周病の症状が強く出ている歯は1本だとしても、周りの歯はほぼ確実に歯周病になっています。

そして、歯周病を放置していると、歯周病菌はどんどん勢力を拡大し、お口の中全体に広がっていきます。

 

顎の骨が溶かされている

歯周病は歯茎の病気だと思っている人も多いですが、歯周病は顎の骨に影響を与える病気です。歯周病では顎の骨がどんどん溶かされえていきます。

もし、指の骨が溶けていったらどうでしょう?驚くと同時にかなりの恐怖心を覚えるのではないでしょうか?顎の骨、歯の植わっている部分が溶けていくのは、目に見えてわからないのでピンとこない方も多いようですが、骨が溶かされるとはとても恐ろしいことなのです。

 

歯周病は何度でも再発する

歯周病は1度治療をしたからと言って、安心できるものではありません。歯周病は生活習慣病の一種とも言われています。1度歯周病になったことのある人は、何度でも歯周病を再発する可能性があります。

お口の中の細菌バランスの問題や、食生活、生活習慣の問題、そして歯磨き、かみ合わせなど、様々な問題が重なり合って歯周病は発症します。その要素を全て取り除くのは非常に困難であるため、歯周病は何度でも再発する可能性があるのです。

 

入れ歯もブリッジも、インプラントも出来ない

歯を失う原因の中でも歯周病は特にその予後が悪いと言われています。歯周病では歯が植わっている骨がなくなってしまっているため、その部分にインプラントをするにも、骨の移植手術を行わなくてはなりません。

しかし、その移植手術も、一度歯周病になっている部分では、周りの歯が歯周病になっているという可能性も高く、移植手術を行っても、再度歯周病になってしまう可能性が高くなり非常にリスクの高い治療になります。

また、入れ歯を行う場合にも、顎の骨が残っていないと入れ歯を歯茎に固定する際に引っかかりがなくなり、入れ歯が安定せず、よく外れる、噛めない入れ歯しかできないということもあります。

 

歯周病で歯を失う最悪のストーリー

これは1人の患者さんの実話です。彼女は30代半ばですが、私が初めて見たときにはすでに上下に入れ歯が入っていました。20代のころに、歯周病が原因で奥歯を全て失ってしまったそうです。その後、引っ越しや結婚、出産、合わせて仕事と忙しく、入れ歯を作った後はほとんど歯医者に行っていないとのことでした。

彼女は上の前歯のブリッジが外れてしまい来院しましたが、レントゲンを撮ると、もう上顎の残っている歯ではブリッジを支えられるような状況ではなく、歯周病でほとんど歯が溶かされてしまっていました。

その日は一旦ブリッジを戻しましたが、結局歯がぐらつき、その後すぐに再来院。結局、上顎の残っている歯は抜歯し、全て入れ歯にすることになりました。この時点で、彼女に残っている歯は下顎の前歯6本だけ。その6本も正直歯周病でかなり危ない状態です。彼女はインプラント治療についても興味を持っていましたが、歯周病で歯を失ってきたため、顎の骨がほとんどなく、インプラントを行うための移植手術を含めた治療費は400万円以上…。

これから子供にかかるお金のことを考えると、とても自分にそんな大金は使えないと断念しました。しかし、上顎の入れ歯は、案の定、顎の骨がないため安定せず、毎日人前で入れ歯が外れないか心配し、真夏でもマスクをして生活をしているようです。

残されている下顎の前歯も、歯周病治療をしていますが、あと10年は持たないでしょう…。歯周病の場合、虫歯よりも気がつくのが遅くなるため、一気に多数歯を失うことになってしまう可能性が高いという特徴もあります。

 

歯周病から歯を守ることの重要性

歯があるからできること

歯があるからおいしい食事を楽しめます。当たり前のことですが、これは人間が生きていく上でとても大切なことです。そして、歯はただものを食べるためだけのものではありません。

歯があるからきちんとした発音をすることができ、話すことができます。歯がないと、空気が漏れて発音おかしくなったりしますし、入れ歯では入れ歯が舌に当たってはなしにくいなどの問題が起こります。

また、歯で食いしばることができることによって、スポーツなどで力を発揮することもできます。きれいに歯がそろっていることによって、人目を気にせず大きな口を開けて笑うことができます。

 

健康な歯は健康な身体に繋がる

口腔内を健康に保つこと、健康な歯を保つことは健康な体を保つことに繋がります。歯周病は糖尿病や脳血管疾患、心臓病の原因にもなります。認知症との関連性も研究されており、好きなものを食べて、健康的に過ごすために、口腔内の環境を良好に保つことは非常に重要なのです。

 

自分の歯を守れるのは自分だけです

歯周病から歯を守るために、重要なことが3つあります。

まず1つ目は、セルフケアの徹底。ご自宅での毎日の歯磨きのことです。これがしっかりと出来ていなければ、どんなに歯周病の治療を行っても歯周病はよくならない、再発するということを繰り返します。

2つ目に、生活習慣を見直すこと。歯周病は生活習慣病の一つとも言われています。間食や、たばこなど、歯周病を悪化させる原因となる生活習慣を見直しましょう。

そして3つ目に、歯科医院での定期検診を受けましょう。ご自分でのケアだけでは限界があるのと同時に、専門家に生活習慣や歯磨きのアドバイスをしてもらうことも大切です。定期検診と合わせて、歯のクリーニングや、必要に応じて歯周病の原因となるかみ合わせのチェックや被せ物などのメンテナンスも行うとよいでしょう。

 

歯周病から歯を守るために大切な3つのこと、お分かりいただけましたか?

歯周病は、静かに進行する恐ろしい病気です。そして、この3つの大切なことは、どれも自分自身で行わなくてはならないことです。いくら歯科医院で歯周病の治療をしても、この3つができていなければ、すぐに歯周病は再発します。歯周病から歯を守ることは、健康維持、認知症予防にもつながります。

しばらく歯医者に行っていないという方は、ぜひ定期検診を受診してみてください。

 

今回は以上になります。

私は元々歯科について無知の人間でした。しかし、いつのまにかこの世界に浸っており、日々勉強させていただいております。この業界について素人だったからこそ世の中と皆様の架け橋になれると思い、情報を発信しております。

今後とも、何卒よろしくお願い致します。

今回は最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。

 

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今回は最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。

 

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