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それでもアナタは院内感染対策を怠っている歯科を選びますか?本当に怖い院内感染

2017年01月26日 13時02分
日本人は世界でも有数の清潔好きな民族であり、病院との距離が極端に近い民族でもあります。しかし、その病院は果たして本当に清潔なのでしょうか。今回は院内感染について解説いたします。

それでもアナタは院内感染対策を怠っている歯科を選びますか?本当に怖い院内感染

現在、日本には医療施設が約18万件あり、ニッセイ基礎研究所のレポートによると、1人あたり年間外来受診回数は主な主要国の中でも非常に高い数値となっています。1人あたりの受診回数はアメリカの約3倍あり、病院との距離が非常に近いという現状があります。

そうした身近な医療を行う上で欠かすことのできないこと。それは「安全」です

安全を重視する姿勢は医療ではもちろんのこと、あらゆる産業で守らなければならない最低限のラインなのです。

では、医療における「安全」とはいったい誰に対する「安全」で、何に対する「安全」なのでしょうか。

今回は、医療の安全対策、その中でも特に衛生管理について解説していきます。

 

具体的に考える、医療行為における安全とは

医療を行う上で大切な「安全」という考え方。では、何に対する安全なのでしょうか?

患者に直接の害、例えば

  • 転落してケガをする
  • 手術部位を間違えることで違うところを傷つけた
  • アレルギーのある薬を出した

などを未然に防ぐこと、これは医療安全対策として、患者の安全性の向上を図る様なシステムになっています。

医療スタッフへの直接の害としては、針刺し事故があります。これも、スタッフに対する医療安全対策として対策が講じられます。また、患者やスタッフの個人情報を守ることも、安全向上の一種です。

 

感染から守る院内感染対策

そして、もうひとつ、細菌、もしくはウィルスの感染症から患者、スタッフの健康を守ることも、安全を図るために欠かせないことです。すなわち、医療機関の衛生管理です。これを、院内感染対策といいます。

医療施設において行なわれる衛生管理のことを、「院内感染対策」または「院内感染予防対策」といいます。事業場でいう広義の衛生管理の考え方も、医療施設にも適応されますが、ここでは狭義の衛生管理として、「細菌やウィルスから守るための衛生管理」=院内感染対策ということにしぼって解説してきます。

 

そもそも院内感染ってなに?

では、院内感染とはいったいなんでしょうか?

株式会社プレイスが行った1454名を対象とした調査によると、“院内感染”という言葉の認知度は95%の方に認知されていました。しかし、その一方で言葉は知っているものの詳しく説明できないという答えが全体の半数近くの数字に達していたことが明らかになっています。

つまり、私達にとって院内感染という言葉は身近ではあるものの、実際どのようなものなのかわかっていない人も多数いるということなのです。

アナタは「院内感染」という言葉を知っていましたか? 株式会社プレイス

 

院内感染とは、歯科診療だけでなく病院も含めた医療施設内において、患者や医療スタッフが新たに細菌やウィルスなどの病原微生物に感染することを言います。院内感染には、患者が感染する場合だけでなく、医療スタッフが感染する場合も含まれます。

なお、院内感染に対して、医療施設でないところで、例えばインフルエンザなどに感染することを市中感染といいます。

病院でたびたび問題となるとは、抗菌薬に耐性を持つ細菌、すなわち抗菌薬が効かない薬剤耐性菌が入院患者に感染する、もしくは抗がん剤治療などを受けて免疫力とよばれる細菌感染への抵抗力が減った患者が、健康な身体であればまず感染しない様な弱い細菌に感染する日和見感染(ひよりみかんせん)です。

 

こうした、院内感染なのですが実は私達の想像する病院だけではなく、歯科医院でも感染の危険があるとされているのです

 

歯科診療所での院内感染の特徴

歯科診療所では、基本的に通院可能な患者を診察・治療する外来診療が中心です。ですので、前述した様な日和見感染を起こしそうな患者は、他の病院に入院しているのでまず通院してはきません。

では、歯科診療所では何に注意をするべきなのでしょうか。

歯科診療で一番注意スべきこと、それは出血による血液感染なのです。

歯科では日常的に出血が起こっている。かど歯科クリニック

 

歯科医療は、抜歯でイメージされる通り外科の一分野です。実際、歯型を取る前に歯の形を整えるとき、歯石を取るとき、こうした通常の歯科処置をするだけでも、歯茎から出血してきます。

歯周病は歯茎からの出血が起こりやすい。youtube

 

血液感染から起こる怖い病気

B型肝炎ウィルス、C型肝炎ウィルスやヒト免疫ウィルス(HIV)など、血液を媒介して他人に感染が拡大するウィルスはたくさんあります。なかには未知のウィルスもあるかもしれません。すなわち、そのほとんどの歯科処置において、血液や血液を含んだ唾液に曝露されることによる感染のリスクが避けられないのです。

見知らぬ人の血液があなたの口の中に入るかもしれない危険性が。reference

 

つまり、例えば、1時間4人、1日7時間診療を行なえば、一日に30人ほどの患者を診療をするわけですが、30人のそれぞれ異なる患者の血液や血液を含む唾液にさらされるわけです。

歯科医師を始めとする歯科診療所のスタッフは、その診療の度に、患者からの何らかの感染を受ける可能性があるわけでして、感染のリスクは決して低くありません。もちろん、薬剤耐性菌にも注意が必要です。そこで行なわなければならないのが、院内感染を防ぐための対策、すなわち院内感染対策です。

歯科には徹底した院内感染対策が求められる。松井歯科クリニック

 

院内感染対策の基本的な考え方

院内感染対策は、「スタンダードプレコーション」、もしくは「ユニバーサルプレコーション」という概念の元に行なわれています。

日本語では、「標準予防策」と訳されています。この標準予防策こそが、院内感染対策の基本的な考え方になります。これは、1980年代からの世界的なヒト免疫不全ウィルス(HIV)、いわゆるエイズ(AIDS)の感染拡大に端を発し、アメリカの疾病管理センターCDCにて考案され、世界中に普及していきました。

医療のレベルが、年々高度になっている現在、新たな感染症や、以前に流行しその後落ち着いていたものが、再び流行する再興感染症の発生・拡大、そして、細菌などからの感染を防ぐ能力が低下した患者、易感染性宿主に分類される患者の増加から、歯科診療所においても十分な感染対策をとることが求められています。

また、歯科診療所内で感染が起こることで、スタッフが何らかの病気になり、場合によっては休業せざるを得なくなることも考えられます。つまり、院内感染対策をおこなうということは、同時に患者や歯科医師を含めた医療スタッフの健康を積極的に守ることにもなるのです。

医療に携わるもの全員が知っておくべき感染対策 AJP

 

院内感染対策の中心となるものは?

院内感染対策を実施するのには、何らかの資格が必須というわけではありません。歯科診療所に勤務している者なら誰でもそのメンバーに入る資格があります。

しかし、院内感染対策をより効果的に実施する目的で、インフェクションコントロールドクター(ICD)という資格が設けられました。

このICDの認定は、ICD制度協議会というところが行なっています。ICD制度協議会とは、感染症に関係する各種学会が横断的に加盟して設立された団体です。歯科に関係する学会としては、日本化学療法学会、日本口腔感染症学会、歯科薬物療法学会などがあります。歯科医師がICDになるためには、ICD制度協議会に加盟するいずれかの学会に入会し、院内感染対策の実績をあげ、所属学会からの推薦を得る必要があります。

ICDには有効期限があり、5年おきに資格を更新しなければなりません。

院内感染対策という細かなところまで気を使っている歯科医を選びたいものです。

 

院内感染総まとめ

医療を行なう上での基本は安全にあります。安全を考慮すべきことは、いろいろありますが、細菌やウィルスから患者や医療スタッフを守ることも、安全のひとつになります。こうした安全策のことを院内感染対策といいます。

歯科診療の特徴は、そのほとんどが外科的治療に分類される治療を行なうことにあります。すなわち、歯科医師や歯科衛生士を始めとする医療スタッフが、患者の血液や血液を含む唾液などに常に曝露された診療を行なっているということです。つまり、患者の血液や唾液を代表とする体液から如何にして、患者と医療スタッフを守るかということが、歯科診療所での院内感染対策の中心になってきます。

我が国の歯科医療施設は、その大多数が院長を兼ねた1名の歯科医師と、スタッフたる複数名の歯科衛生士もしくは歯科助手で構成された個人経営の小規模な歯科診療所です。こうした経営形態のところでは、効果的な院内感染対策を行なうことは難しいです。しかし、院内感染対策は、患者や医療スタッフだけでなく、歯科医院長を守るためにも、欠くべからざるを得ない、歯科医療を行なう上での基本となりうるものなのです。

 

それでもアナタは院内感染対策を怠っている歯科を選びますか?

私たちは歯科医を選ぶ際に見た目の清潔さや近さだけではなく、院内感染対策などの細かな点もしっかり理解した上で、どの歯科医にするかを決めていかなければなりません。さらに、子を持つ親は自分で歯科医を選べない子供に正しい歯科医へ導かねばならないのです。

世の中から人気とされている歯科、インターネットで評価が高い歯科が本当に良い歯医者さんだとは限りません。歯科の選び方でアナタの人生が大きく変わるのです。

世界でもトップクラスに清潔好きな日本人として、細かな目に見えない部分をもしっかりと注視すべきなのです。今や自己責任の時代。HIVになろうが、肝炎になろうが最終的には自己責任が問われる時代になる可能性もあります。自分のカラダの健康に対して、しっかりと自分の頭で考えていく価値観を持たなければならないのです。

 

健康は情報が命

現在、SNSやインターネットで過去には比較できない多くの情報を手にすることが出来るようになりました。そうした、情報の中で一番必要な情報が私達のカラダを守る健康に関する情報です。健康の最新研究は科学の発展とともにどんどん進んでいき、過去に常識とされていたことは、今では非常識とされていることも多々あります。

しかし、そうした情報は一部の方が握っており、中々私達の手元に入ってくるまでに時間がかかるのです。だからこそ、情報感度を高く持つことが大切になります。

ただ、情報感度を高くもてと言っても何をしたら良いのかわからないと思います。だからこそ、既に情報感度の高い方と友達になり、情報を伝えてもらことが大切なのです。私も全国の医療関係者や食品関係者、流通関係者などとネットワークを構築し、情報の収集に努めています。

今日からでも遅くありませんので、健康に関する情報をこうした医療情報サイトや、私のような情報発信者から集めてみてはいかがでしょうか。

 

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私は元々カラダについて無知の人間でした。しかし、いつのまにかこの世界に浸っており、日々勉強させていただいております。この業界について素人だったからこそ世の中と皆様の架け橋になれると 思い、情報を発信しております。今後とも、何卒よろしくお願い致します。

今回は最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。

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それでは、また来週の投稿をお楽しみにしていてください。

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