フリーワード

詳細条件

詳細条件を選ぶ

診療内容

サービス内容

歯医者 新着記事

このエントリーをはてなブックマークに追加

妊婦と赤ちゃんに優しい国フィンランドが行う、お腹の子を守る「マイナス1歳からの虫歯予防」がスゴかった

2016年06月28日 12時50分
歯科先進国、フィンランドでは生まれてくる子に虫歯予防という考え方は持っていません。なぜならば、虫歯予防は生まれてくる前から既にはじめなければいけないことだからです。

妊婦と赤ちゃんに優しい国フィンランドが行う、お腹の子を守る「マイナス1歳からの虫歯予防」がスゴかった

 

 

生まれたての赤ちゃんに虫歯の原因とされるミュータンス菌はいない

そもそも、なぜ虫歯は出来るのでしょうか?

  • 甘いものが原因?
  • 歯磨きをしないから?
  • 生まれつき歯が弱い?

確かに上記のどれも虫歯の原因の1つですが、虫歯とは感染症であり、その感染の原因とされる菌の中で代表的なものがミュータンス菌です。

ミュータンス菌は口内の食べかすなどを栄養にし、分解します。その分解の過程で“酸”を放出しその酸により虫歯になります。しかし、このミュータンス菌は生まれたばかりの子供の口には存在していません。赤ちゃんが成長していく過程の中で親からの唾液感染などで後天的に感染してしまうのです。

 

顕微鏡で拡大したミュータンス菌 LION

 

赤ちゃんが生まれる前、マイナス1歳からの虫歯予防が注目されている

母親や身内のミュータンス菌の数が多ければ多いほど子供のミュータンス菌の数も増えます。大切な子供を虫歯から守るためにはまずは周りの大人達の歯を守らなければなりません。

虫歯を治さないまま、赤ちゃんに口移しで噛んだものをあげたりすることで赤ちゃんにミュータンス菌を感染させることになってしまいます。

ですので、妊娠がわかった時からすぐに家族皆で口内ケアを行うことは非常に大切なのです。

大人の虫歯は、赤ちゃんへ虫歯を感染させることになります。利根中央病院 

 

家族が妊娠したらまずは皆で歯医者さんへ行こう!

フィンランドでは、妊婦さんがキシリトールを摂取することで生まれてくる赤ちゃんへの虫歯予防をしています。キシリトールはガムなどで日本でもお馴染みですね。キシリトールは白樺の木などから抽出される天然甘味料で、おもにフィンランドで生産されている甘味料の一つです。

このキシリトールがお腹の赤ちゃんの歯を丈夫にしてくれるのです。日本の研究でも、キシリトールを妊娠中に摂取していれば生まれた赤ちゃんにお父さん・お母さんから虫歯菌がうつりにくいという結果が報告されています。

岡山大学大学院の研究により、妊娠中から母親がキシリトールを摂取することで歯はから子へのむし歯菌の感染予防効果が実証されたと発表。

まさに、生まれる前から赤ちゃんの虫歯予防が始まっていると言えそうですね(キシリトールには下痢などの副作用がありますので、あくまでも虫歯予防手段の一つとして上手に活用するのがよいでしょう)。

 

どんなキシリトールガムを選べばいいの?

  • キシリトール50%以上のもの

→キシリトールの含有率に注目し選ぶようにしてください。歯科医の先生からアドバイスをもらうことも可能ですのでアドバイスを頂いてから選びましょう

 

  • シュガーレス

→砂糖が大量に含まれているものは余計に虫歯の原因を作ってしまうことになります。ですのでシュガーレスのものがオススメです

 

  • キャンディのようなガムは避ける

→いくらキシリトール入でもお菓子のようフルーツガムは避けましょう。一番のオススメは歯科医院で販売されているキシリトール100%のものです。

 

赤ちゃんに菌をうつらせないために、お父さん、お母さんの歯をきれいにすることが大切

妊娠 歯医者

生まれる前からできる虫歯予防として、もっとも大切なことはやっぱり“お父さん・お母さんの口の中をきれいに保つこと”。

もし、お父さん・お母さんの口の中に虫歯があればそこには莫大な数の虫歯菌がいます。虫歯になっていなくても、詰め物が取れたまま放っておいたり、歯と被せものの間にすき間があったりすると、そこにヌルヌルしたプラークがたまり、“菌の巣窟”になってしまいます。

その“菌の巣窟”をつくらないためにも治療が必要なのです。妊娠がわかったら、まずは歯科医院で口の中をチェックしてもらい、必要な治療を終えておきましょう。

 

妊娠中、歯医者さんに行くタイミングは安定期の時!

妊娠 歯医者

妊婦さんが歯医者さんに行く時期はつわりや臨月を避けて、安定期の体調のよい時期に受診するのがお勧めです。

お父さんは、奥様の妊娠がわかったらなるべく早く受診するとよいでしょう。仕事の合間に無理なく通院できるので、“治療が終わらないうちに生まれてしまい、バタバタして治療が中断してしまった”なんていう事態を避けることができます。

そして、無事に治療が終わっても、家庭での歯のお手入れをお忘れなく。あなたの歯のどこに汚れがつきやすいか、どこが歯磨きしにくいか、そして上手な歯磨きの仕方なども、歯科医院で教わることでしょう。それをしっかり覚えて実践してください。せっかくきれいになった口を再び汚してしまうことのないように、生まれてくる赤ちゃんのためにもここはがんばりどころです。

元気な赤ちゃんが生まれてくることを願っております。

 

歯科の最新情報を得ることは難しいことではない

現在、フェイス・ブックやTwitterといったSNSのおかげで、熱心な医療従事者の方々は正しい情報を私達に発信しています。私たちはそうした 現場の情報を適切にキャッチしてい くチカラが求められています。まずはフェイス・ブックやTwitterでアナタの気になる方に友達申請やフォローをしてみてはいかがでしょうか?

私(サイト制作者内田雄介)は個人的なフェイスブックページも公開しておりますので、友達申請などはお気軽にしてください。今回のような歯科の情報などを週に一回のペースで発信しております。

また、このサイト、どくらぼでは歯科にまつわるあらゆる情報の発信も行っておりますので、こちらのフェイスブックページにもいいねを是非お願い致します。

また、弊社は情報発信型の新しいタイプのホームページ作成も行っておりますので、ご興味がある方は是非お声がけください。当サイトでは情報発信を心がけ、毎月60万人程度の歯科に関する方が訪れているサイトになっております。(歯科のお客様が多いです)

ご相談はこちら(弊社HPのお問い合わせページである、歯科ラボに繋がります)

「どくらぼを読んで、相談をしたい」と添えていただければ対応いたします。

歯科・医療業界ほど、皆様の努力が世の中に届いていない業界はないのではないかと私は個人的に考えています。私は元々歯科について無知の人間でし た。しか し、いつのまにかこの世界に浸っており、日々勉強させていただいております。この業界について素人だったからこそ世の中と皆様の架け橋になれると思い、情 報を発信しております。

今後とも、何卒よろしくお願い致します。

今回は最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。

この記事を気に入ったらいいね!しよう

どくらぼの記事を毎日お届けします!

レポートのカテゴリ一覧

歯科専門ライターによる、歯に関する情報がいっぱい

最も見られているレポート

こんな歯医者は危険!素人でもできるヤブ医者を見分ける9つのコツ

2015年04月09日

1位

世界で禁じられた金属『アマルガム』がアナタの口に入ってます。本当に怖い、銀歯という歯の詰め物。

2015年10月15日

2位

有郭乳頭って何?有郭乳頭の違和感の原因と、対処法について

2015年11月27日

3位

口の中のほくろは癌の前兆?悪性腫瘍とただのホクロの見分け方

2015年07月21日

4位

歯茎が痛い理由は8つだけ!今、痛みを止める応急処置と治療法、全まとめ。

2015年03月06日

5位

歯医者の達人

歯医者さんが本当に薦めたい治療は、保険が効かない。

歯医者さんが本当に薦めたい
治療は、保険が効かない

日本人だけが知らない予防歯科の正しい考え方

日本人だけが知らない
予防歯科の正しい考え方

歯科技術の進化がとまらない

歯科技術の進化が
とまらない

悪い歯医者に騙されてはいけない

悪い歯医者に
騙されてはいけない

緊急QA

  • 噛むと痛い
  • 歯が浮く
  • 歯がしみる
  • 親知らずが痛い
  • 歯が欠けた
  • 歯が抜けた
  • 口内炎を治したい
  • すぐに口臭を抑えたい
  • 歯がグラグラする
  • 詰め物、差し歯がとれた
  • 歯並びを治したい
  • 歯茎から血が出る
  • 歯を綺麗にする
  • 舌が痛い
  • 顎が痛い
  • 唇の様子がおかしい