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差し歯や被せ物をセラミックで!価格と、保険適用できる部位について

2016年03月28日 12時23分
自費診療になるセラミックの被せ物や差し歯には色々な種類があります。価格と、材質の違いによる差、保険治療で気になる点についてまとめました。

差し歯や被せ物をセラミックで!価格と、保険適用できる部位について

セラミック歯の価格について

歯科治療に使用されるセミラックにも様々な種類があります。価格についてご説明するためには、まずそれらの種類についてお伝えする必要があります。

セラミックの3つの種類

オールセラミック

被せ物の材質が全てセラミックでできているものを指します。

<メリット>

  • 審美性に優れ、自然歯とほぼ変わりがない
  • メタルタトゥー等の心配がない
  • 金属を使用していないため付け心地が軽い
  • 金属アレルギーの心配がない
  • 周りの自然歯に合わせた歯の色調を選択できる

<デメリット>

  • 金額が高価
  • 強い力が加わると割れたりヒビが入る可能性がある
  • 術者と歯科技工士の腕により、出来上がりの良し悪しがある
  • 変色した歯に使用する場合、透過性のあるオールセラミックだと色が透けて見えてしまう

ハイブリッド

セラミックとプラスチックレジンを混ぜ合わせたもの

<メリット>

  • オールセラミックに比べて値段が安価
  • オールセラミックより割れる割合が少ない
  • 周りの自然歯にある程度合わせた色合いを選択できる
  • メタルタトゥー等の心配がない
  • 金属を使用していないため付け心地が軽い
  • 金属アレルギーの心配がない

<デメリット>

  • 長年使用していくと変色していく
  • オールセラミックや銀歯に比べると硬度が弱いため磨り減っていく
  • 完全に綺麗な色調に合わせることができない(他の自然歯の色が特殊だとハイブリットの部分の色が浮いてしまう可能性がある)

前装冠(メタルボンド)

裏打が金属でできており、歯の表面部分がセラミックの焼き付けがしてある

<メリット>

  • 周りの自然歯に合わせた歯の色調を選択できる
  • 金属を使用しているため、強度がある
  • 歯の色が変色している場合、変色した歯の色が表に出てくる心配がない

<デメリット>

  • 金属を使用しているため、金属アレルギーの心配がある
  • メタルタトゥーが出る可能性がある
  • 歯1本の重みがある
  • 値段が高額である
  • 歯の先端に負荷が加わったり、歯の表面に傷が入ると、セラミックが欠けたり、傷が入る可能性がある

一本あたりの、それぞれの価格や相場を教えて!

セラミックを使用した治療は自費治療のため、歯科医院によって付けている値段にはばらつきがあります。

<効果であるほど質は高い>

価格の差はほとんどの場合は、その先生の技術代や歯科技工士の作成費になります。腕の良い歯科技工士に作成してもらえればそれだけ本物に近い被せ物のセラミックの歯を手にいれることができます。(機械で作成するe-max等は除く)保険治療の被せ物を作成するのは技工費もそれだけ安価になるため、年数の短い歯科技工士さんが作成していることが多いです。腕の良い、熟年した歯科技工士さんは自費の被せ物を作成していることが多いので、高額なセラミック代金はそういった技量代金だと思っていただいた方が良いです。

オールセラミック

約10万程度(e-max等の機械を使用した方法で作成したものは約7~8万程度)。

ハイブリット

約5万程度(保険治療が受けられるようになったので、保険治療で入れれば約1万程度で済みます)。

前装冠(メタルボンド)

約15万程度。

保険適用のセラミック治療もある?

歯の適用部位はありますが、保険治療で白い被せ物をいれることはできます。

小臼歯部分のみ(犬歯の後ろ2本)であれば「ハイブリッドセラミック」をいれることが可能です。

この治療歯平成24年4月から受けられるようになりました。これまで、その小臼歯の部分も銀歯での治療でしか保険では受けることができませんでしたので、選択肢が増えたと言えます。

保険でのセラミック治療が不向きな人

保険治療での選択肢は現在のところ「銀歯」か「ハイブリッドセラミック」の2つになります。できれば、審美性に優れた白い歯を選択したいと思いますが、ハイブリットは銀歯に比べて硬度が弱いため、歯ぎしりやくいしばり等歯に過度な力が加わりやすい人にはお勧めできません。せっかく入れてもすぐにハイブリットの被せ物に穴が空いてしまう可能性があります。また、そのせいで、全体の噛み合わせがずれてしまうこともありますので、一概に審美性だけを重視してハイブリットを選択するのではなく、全体のバランスを見て材質の選択をすることをお勧めします。

なぜハイブリッドセラミックは保険が効くのか

保険で作成するハイブリッドセラミックは歯科技工士さんが1から作成しているものではありません。専用の機械CAD/CAMを使用して、機械が作成しているため、材料費もさることながら、ほとんど人件費がかからないためオールセラミックに比べて安価で仕上げることができます。ただ、その分見た目も歯科技工士さんが作成したものよりも質は劣りますし、一般的な歯の色調しか選択できないため、特殊な歯の色調(歯の先端からのグラデーションのつよい色調やテトラサイクリン系の色調等)だと色が浮いてしまう可能性はあります。

保険治療で使用する他の素材との違いは?

保険治療 ~銀歯の場合~

保険で使用する銀歯の素材は「金銀パラジウム合金」と「ニッケルクロム合金」の2種類が銀歯に使用するものになります。(ほとんどの場合は金銀パラジウム合金を使用)

  • 価格の違い被せ物であれば約3000円程度、小さい銀歯であれば約1500円程度
  • 見た目の違い銀歯のため、見た目があまり良くない。見える部分をプラスチックで白くしてあるものもありますが、プラスチックのため色の変色があります。
  • 2次虫歯になりやすいハイブリッドセラミックとはつける際の接着剤にも違いが出てくるため、ハイブリッドセラミックや自費診療でつけるものに比べて2次虫歯になりやすいです。
  • 金属アレルギーやメタルタトゥの可能性がある長年使用していると金属イオンが溶け出していくため、金属アレルギーを併発する方もいます。指輪やピアスなどの貴金属を身につける機会の多い女性に特に多いです。

保険治療 ~レジンの場合~

小さな虫歯であれば白い材質のプラスチックを詰めて治療することが可能です。ただ、歯の切削量や形成した形によってはレジンでの治療が不可で、小さな銀歯をいれることもあります。

  • 1度の治療で完了するプラスチックのレジン治療は基本小さな虫歯の時に利用するため、1度の来院で治療が完了します。
  • 強度が弱い長年使用していくと詰めた部分が磨り減っていく可能性があります。
  • 着色する治療完了後一時期は自然な歯の白さに合わせて綺麗に詰めてもらえるため、治療跡がわからないですが、使用していくにつれ、着色していきつなぎ目が目立ってきます。

セラミックの価格について まとめ

最後にセラミックの価格について重要な点をおさらいしておきましょう。

<セラミックの価格>

  • オールセラミック:10万程度
  • ハイブリッドセラミック:5万程度
  • メタルボンド:15万程度

<保険適用できる部位>

小臼歯部分のみ(犬歯の後ろ2本)であれば「ハイブリッドセラミック」をいれることが可能です。

 

「セラミック 価格」関連記事:

ハイブリッドセラミックって何?特徴や費用、4つの注意点について。

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