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歯石除去の費用はいくら?保険内と自由診療、完全網羅!

2016年03月14日 13時25分
歯石除去をしようかなと考えてみても、費用も手順もなかなかわからないですよね。そこで今回は歯石除去の費用について、保険内の場合と自由診療の場合を完全にご説明いたします。ぜひ参考にしてみてください。

歯石除去の費用はいくら?保険内と自由診療、完全網羅!

歯石除去の費用は?そもそもなぜ歯石除去が必要??

そもそも歯石とは、口の中の細菌が増殖してかたまりになったもの(プラーク)が、唾液の中のミネラル分を吸収して固くなったものです。

歯石は歯ブラシでは落とすことができません。

歯石自体が何か悪さをするわけではないのですが、歯石の表面はざらざらしており、軽石のように細かい穴があいている構造になっています。そこに細菌が住み着きやすく、細菌の巣窟になってしまうのです。その細菌たちが出す毒素で、歯ぐきに炎症が起こり、歯肉炎や歯周炎を引き起こしてしまいがち。そうならないために、歯石ごと細菌を取り除いてしまう必要があるのです。

歯石除去の費用にかかる費用は?

歯石にも大きく分けて二種類あります。

見えるところについている歯石について

ひとつは、歯ぐきの上、見えるところについている白い歯石。これをとるのは比較的簡単です。歯磨きをきちんとしている、定期的に歯石除去をしている、という人はたいてい1回でとることが可能でしょう。

費用は三割負担の場合、3500円程度です。

見えないところについている歯石について

もうひとつは、歯ぐきの下、見えないところについている黒い歯石です。歯の根っこに非常に頑固にこびりついており、2回から6回ほどかけて少しずつとる必要があります。

費用は三割負担の場合、一回につき2000円~3000円くらいです。

歯石除去の費用は保険が効く?効かない?

厳密に言うと、歯石除去だけでは保険がききません。

基本的に保険は予防処置には適用されないからです。つまり、歯石そのものは疾患ではないというわけです。歯周病治療の一環として歯石除去を行う場合に、その治療全体に対して保険がきくという形になっています。

歯石除去で保険適応と非保険適用は何がどう違う?

前項で述べた理由で、保険で歯石をとる場合には、必ずセットで歯周病検査と虫歯の検査を受ける必要があります。検査の結果、歯周病が存在するということが判明し、その治療のために、原因のひとつである歯石を除去するという形になります。費用に関する項目で挙げた、保険での歯石除去3500円という数字も、その前提で各種検査を含めた費用となっています。

保険を適用しない場合は当然このような縛りはありません。歯周病がなくても、予防や見た目のための歯石除去でも問題ありませんし、回数や手法に関する規定もありません。患者さんの希望や歯科医師の個人的な方針に従って行うことが可能です。

保険適用の歯石除去の流れを教えて

1、検査

まず、歯と歯肉の検査を行います。上述のように、ここで多少なりとも歯周病があるという結果になってはじめて、保険で歯石除去をすることができるというのが、本来の考え方です。とはいえ通常は、歯石がついているのであれば、検査の結果全く歯ぐきに問題がなかったため保険がきかなかった、ということはまずないでしょう。

2、歯石の除去

続いて、歯ぐきの上の白い歯石を除去します。そのあと再検査を行い、治療効果の評価をします。問題なければ終了。必要であれば歯ぐきの下の黒い歯石の除去を何回かに分けて行います。白い歯石は状況によって一回で取り終えることもできるのですが、黒い歯石は、患者さんが希望したとしても1回でとることはできない決まりになっています。

3、再診

歯石除去の終了後、定期的にチェックするとともに歯石をとることが勧められています。口の中の状況や歯石のつきやすさ、歯みがきの状態によっても変わってきますが、一般的には3カ月~6カ月の間隔で行うことが多いです。歯科医師や歯科衛生士がそれぞれの患者さんにふさわしい間隔を判断します。

非保険適応では?

保険を使わずに歯石を除去する場合、保険の定めた手順を気にせずに好きなように取ることが可能です。たとえば、深いところにある黒い歯石であっても、何回かに分けたりせず1回ですべて取ることもできます。また、歯石除去のあとにPMTCと呼ばれるクリーニングで歯をツルツルにしたり、高濃度のフッ素を使って歯質を強化したりと、多くの歯科医院でさまざまなプログラムが用意されています。

費用は?

口全体に麻酔をかけ、2時間ほどかけてすべて取ると、費用は10万円~30万円ほど。

歯石除去は自分では出来ない?

できないことはありません。インターネットや東急ハンズなどのショップで、スケーラー(歯石取りの器具)を購入することも可能です。価格は1000円~3000円程度。

細心の注意を払う必要がある。

自分で歯石を除去する場合、見えにくい場所でもあり、歯や歯ぐきを傷つけないよう細心の注意を払って作業する必要があります。もし歯を傷つけた場合、そこから虫歯になる可能性もあり、取り返しのつかないことになりかねません。

また、スケーラーは必ず使用前に消毒する必要があります。歯石除去後に歯ぐきから出血があるようなら、患部も消毒することが望ましいでしょう。

結局歯医者に行った方が安く済むことも

このように考えると、注意することや準備しなければならないものが意外に多く、費用や手間がかかるものです。上述のように、プロによる歯石除去を受けても費用は3500円程度。自分でスケーラーや消毒液などを購入するのとさほど変わらないことに驚かされます。

そのうえ、プロのケアではよけいなところに傷をつけることなく、手早く歯石を除去し、仕上がりが極力ツルツルになるように、再び歯石がつきにくいよう仕上げてくれます。クオリティにかなりの差があるといわざるを得ないでしょう。結論としてはやはり歯科医院で、プロに取ってもらうのがおすすめです。

歯石除去の費用について その他知っておくべき情報

定期的な歯石除去は、費用面から見ても将来に対する投資であるといえます。もし歯石除去をせず、歯ぐきや歯周組織に害を及ぼすままにするとしたら、どうなるでしょうか。歯周病は、初期においてはほとんど自覚症状がありません。気づいた時には歯が失われる危険に面していることもしばしば。歯を失ったその時になって、ブリッジや入れ歯、インプラントなどの製作や維持のために、大きな出費と時間的な負担が強いられることになります。

そのうえ、どんなにお金を出しても、もともとの歯と同じようにおいしく食べられるようにはならないというのが現実。半年に3000円出して管理することには、お金で買えない価値があるといえるでしょう。

 

「歯石除去 費用」関連リンク:

やり過ぎは逆効果!?歯石除去を行う適切な頻度について。

歯石取りはなぜ痛い!?痛くない歯石取りをしてもらう方法について。

歯石って何?歯肉炎、歯周病のきっかけになる歯石について完全解説!

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