自分の口臭を確認する方法を教えて!
口臭、気になりますよね。しかし自分自身ではなかなか気づきにくいと言われています。そこで今回は自分で自分の口臭を確信する方法をお伝えいたします!是非最後まで御覧ください。
1、唾液を手の平につけて嗅いでみる
唾液中に含まれる細菌の数が多いと口臭が出やすくなります。手の平に唾液をつけてしばらくして匂いを嗅ぐと自分の口臭を客観的に知ることが出来ます。
2、口臭チェッカーを使用する
市販の口臭チェッカーは手頃な価格帯から手に入れることが出来ます。性能に関しては歯科医院で行う機械にはもちろん劣りますが、自分の口臭をわかりやすく段階分けして知ることが出来るので手軽に使用出来ます。ただ、歯科医院で行う口臭検査のように匂いの原因物質まで特定する事は出来ませんので、自分が感じている口臭が「生理的口臭」「外因的要因」「病的口臭」のどれかを知る事は出来ません。あくまで、「心理的口臭」なのかそれとも本当に口臭があるのかを知るのには適しているかと思います。
3、人に嗅いでもらう
とても抵抗はあるかと思いますが、一番効果的です。ただ、信頼の出来る人でないと「口臭がある」ことを言ってくれないこともありますので、人を選ぶ必要があります。
4、舌の表面や色を確認する
口臭の原因の殆どが舌からくるものです。舌の表面が白い舌苔に覆われていないか、タバコを吸われる方や薬を服用している方は舌が黒くなっていないかを確認してみてください。また、舌の表面がツルツルと舌本来の突起が見られない状態はお口の中が慢性的に乾いている状態です。唾液で潤っていないと口臭を強く感じますので、舌の状態をきちんと確認して自分の状態を知る材料にしましょう。
5、ビニール袋に息を入れる
自分の息をビニール袋にためて、閉じ込めた息を嗅いでみる方法です。ただ、この方法だとビニールの匂いも混ざってしまうので、本来の自分の口臭を知ることができない場合があります。
自分の口臭が臭いか臭くないかはどのように判断すればいいのでしょうか
口臭が一番強くなるのは朝起きてすぐの状態です。夜寝ている間は唾液の分泌量が減少しているため、生理的口臭が一番強く出ています。歯磨きしたり水や食事をとる前に上記にある方法で自分のにおいを確認してみてください。大なり小なり口臭を感じ取ることが出来ると思います。一時して口臭が気になるタイミングで口臭を同じ方法でチェックします。その時に朝感じた口臭と比較して臭いが同じかそれとも匂いが薄くなっているかで口臭が臭いかどうかを判断することが出来ます。
どうしても自分の鼻で自分の口臭を確認すると判断が鈍ってしまいますので自分の口臭に気づきにくいです。出来るだけ客観的に口臭を感じ取れるようにする方法を探しましょう。
口臭がある場合、どのような原因が考えられるのですか?
生理的口臭
起床時や空腹時、緊張しているとき等唾液の分泌が少なくなっていると、普段唾液の抗菌作用で抑えられている口臭を感じるようになります。これは、唾液の分泌量が減少することにより、細菌が増殖し、口臭のもとである揮発性硫黄化合物の産生が活発になるため、普段より強い口臭を感じやすくなります。しかし、この生理的口臭は誰もが持つもののため異常な口臭ではありません。
外因性口臭
にんにくやネギ等匂いの強い食事をとることにより口臭が発生します。これは、食事の取り方や匂いを予防する方法で口臭を防いだりなくすことが可能です。
病的口臭
<歯周病による口臭>
歯周病患者は口臭が強くなります。これは歯周病によって深くなった歯周ポケット内で細菌が発酵するため、腐乱臭のような匂いを発生します。また、重篤な歯周病の場合は、歯茎から膿が排出してくるため、腐乱臭に加えて膿の生臭い匂いも出てきます。
<虫歯や歯列不正による口臭>
虫歯で歯に穴が開いている場合や、歯並びが悪く歯磨きがきちんと行き届いていない状態だと清掃不良になっている部分から口臭が発生します。
虫歯で口臭が発生している場合は、きちんと治療を行う事で口臭はなくなります。
歯列不正により口臭がしている場合歯、適切なブラッシングやフロッシングにより口臭をなくすことが出来ます。
<糖尿病患者の口臭>
糖尿病に罹患していると口からケトン臭という独特の匂いがします。糖尿病になると、インスリン不足およびインスリン機能が弱くなることで、糖代謝の異常が生じます。この異常により、身体は糖の代わりに脂肪をエネルギーとして代用するようになります。その際に発生するケトン体という物質が身体全体に巡ることにより口臭もこのケトン臭を帯びることになります。
<胃腸機能の低下による口臭>
胃や腸の機能が低下していると長時間食物が停滞してしまうため、腐った卵のような腐乱臭が胃腸から口へと匂いが流れてきます。また、機能低下により腸内の善玉菌の数が減少し、悪玉菌が増えることによりここからも匂いが発生することになります。
<上顎洞炎や蓄膿症による口臭>
上顎洞炎も蓄膿症も上顎洞と言われる頬のあたりの空洞に膿が溜まる病気です。この病気に罹患していると口から膿のような匂いを感じとることが出来ます。
<におい玉による口臭>
扁桃腺付近に溜まる膿栓と言われる黄色いつぶつぶがあります。体調不良だと喉の奥に溜まっていきます。通称におい玉と呼ばれ潰すとかなり臭いにおいがします。これは体調が回復したり、膿栓を取り除いてしまえば口臭もなくなります。
<肝機能の低下による口臭>
肝機能が低下すると体内の毒素がきちんと分解されないため、腐乱臭やにんにくに似た匂いを発生します。
<肝臓障害による口臭>
肝臓障害を引き起こすと尿毒症になり、口からアンモニア臭が発生することがあります。
自分の口臭を確認する方法 まとめ
最後に自分の口臭を確認する方法についておさらいしておきましょう。
<自分の口臭を確認する方法>
- 唾液を手の平につけて嗅いでみる
- 口臭チェッカーを使用する
- 人に嗅いでもらう
- 舌の表面や色を確認する
- ビニール袋に息を入れる
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